〜夕方〜
「インストール開始・・・っと」
俺はGUMIのインストールを開始した。
インストールしている間、俺はボカロ(+テト)たちに質問攻めにされていた。
「ねぇマスター、GUMIってどんな子かなぁ!!」
「分からん・・・ググれ」
「マスター、GUMIってあたしより年下?あたしお姉ちゃんになれる!?」
「いや無理だな仮に年下だったとしても精神年齢はGUMIの方が多分上だ」
「早く会ってみたいなぁ・・・マスターもそう思うだろ?」
「ああ思う思う思いますとも」
「大人しい子だといいんだけど・・・」
「外見は大人しそうだが」
「本当に胸大きいのかしらね」
「設定では大きいらしいぞ・・・って何言わせる」
「優しい子だといいなぁ・・・」
「外見は優しそうだぞ」
「携帯で調べた結果、GUMIの設定は・・・」
「はいはいそれは後でね」
「仲良くなれるかなぁ・・・!」
「多分大丈夫だろ」
順番:ミク→リン→レン→ルカ→MEIKO→KAITO→ネル→テト
「インストールが終わるまで俺の部屋は立ち入り禁止ってことで」
そう俺が言うと、リンにこう言われた。
「なんでぇ!?いいじゃん!!なんかヤバイことでもすんの?」
リンに言われるとなんかイラッとする・・・←
「そういうわけじゃなくて、だなぁ・・・ああもういいよ、居ても」
「やったぁ☆」
・・・
インストール完了まで、あと2%。
1%。
0%。
いきなり、目の前が光った。
光は収まってから目を開けてみると、そこには。
「GUMIです、よろしくお願いします!」
GUMIがいた。
「わぁ、GUMIちゃん!よろしくね!」
ミクがGUMIの手をとって握手した。
「はい!よろしくお願いします!」
GUMIが笑う。
他のボカロ(+姉ちゃん&テト)も笑う。
「・・・で、多くて騒がしいけど、これからよろしくな、GUMI」
俺が手を差し出すと、
「はい!」
といって俺の差し出した手を取ってくれた。
この時、俺たちはまだ知らなかった。
GUMIの、本当の性格を・・・。