小説『カゲロウ日記(R-18)』
作者:()

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「中忍試験?」

ある程度この里にも慣れてきたころ夕食の場でその話が上がった
白は14歳、ヒナタは13歳、アカデミーを卒業してある程度たった時期だ

ちなみに班は紅班で白、ヒナタ、シノ(なんか害は及ぼしそうにないから入れてみた)らしい
実は紅に頼んで白とヒナタを彼女の班に入れてもらったのだが


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「なぁ紅」

長い髪をたらした美女はひざまずいて男の逸物を口にほおばり、一心不乱に頭を動かしている
あれから逢瀬を重ね、紅は完全にカゲロウの女となっていた

経験が少なかった初々しい女上忍の体は開発され、男を喜ばせるものとされていた

「白とヒナタことを頼むぞ」

口からそれをはなすと白濁液が紅の顔と髪に降りかかる
しばらくぼうっと陶酔するような顔をしていたが、ハッと我に返るととたんに顔を赤くした

「こ、これぐらいでいいでしょう、私には任務があるしあなただってアカデミーの-----」

その先をいうまえに無理やり唇を奪う

「ちょ、ちょっと---------あっ---------」

紅は身をよぎらせてカゲロウの腕から逃れようとするも抵抗する意思は形だけで力も入っていない
服の間に手をしのばせるとカゲロウに身を預けるように倒れていった

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白とヒナタのいうところによると砂隠れの里との合同でやるらしい
他には里屈指の忍であるはたけカカシの班や、最近やたらテンションが低い猿飛アスマの班などが参加するようだ


「大丈夫なのか?」

といっても最近の白は戦闘能力だけなら明らかに俺より上だし------
ヒナタもいろいろ覚えてきたから杞憂かもしれんな

しかし砂の忍はあまりであったことがないな、もしかしたら掘り出し物がいるかもしれんな

というわけでいろいろと里に探りをいれてみたのだが-----なにかと良い噂がないな
2大国間でもぴりぴりとしているようだ

2人も気になるし、試験会場に潜入でもしてみるかな
1次はペーパーテスト、2次はサバイバルか-------

潜入するとしたら2次試験かな
俺の隠遁術ならば潜入するのは容易い

アンコもいるしな!

試験とはいえ生死すら問う危険なもの
そんな場所なら、襲ったって(性的な意味で)文句はいわれまいよ!





-------------死の森-------------------


というわけで潜入してみた
さすがに下忍連中にバレるほど俺の術は甘くはない----日向はちとキツイが

ヒナタはともかくネジとかいうのには注意だな
そのとき右前方に人の気配を感じた

「あれは-----砂の忍か。そして対するは雨隠れの忍」

っても男に興味はない
砂のくのいち、あれはなかなかの素材だな

しかしあの瓢箪背負ってるやつはなんだかかかわると死亡フラグがたちそうだ
雨隠れの忍はあっというまに砂の忍の砂漠葬送によってお陀仏となった

あれは----おそらく特殊なチャクラを使った術---砂が持っている尾獣か?
ということはあの瓢箪は人柱力
まともにやりあうべきじゃないな

何で知ってるかって?
情報収集は十八番だからな、それにおれ自身戦闘力はないから情報は大切だ

相手は3人か-----


中忍試験、サバイバル試験もなんなく突破かと我愛羅、テマリ、カンクロウのスリーマンセルは
思っていた
彼らの実力は他の里の忍をはるかに上回っている
それに彼らにはそれ以前に、もっと大きな任務を背負っていた

木の葉崩しという任務を


「後ろだ------」

我愛羅がボソッとつぶやく
砂による物理感知が効くので彼自身感知タイプでもある

その言葉の意味するところは敵襲
カンクロウとテマリはすぐさま戦闘態勢へと移行する

(気付いたか---)

カゲロウはそれなりに遠く離れた場所にいた
我愛羅たちの近くにいるのは影分身だ


3人まとめて相手する必要はない
必要なのは誰か1人
そしてそれはもちろん---------

(幻術・黒暗行の術)

戦闘域を光が通らぬ闇が覆う

「カンクロウ!」

テマリが焦った声で叫ぶ

「これはちょっとやばいじゃん」

戦闘技術がいかに優れていようと下忍は下忍。戦闘経験の少なさは絡め手に対しての弱さに直結する
この中で動けるのはオートガードができる我愛羅くらいだろう

「うっ!」

暗闇で3人の位置関係を麻痺させると、カゲロウはその中の1人。くの一だけを孤立させる
理由はいうまでもない


すばやくくの一に近づくと直接脳へ幻術をかけて意識を刈り取る
かかえるとその場を離脱

チャクラの感知にはまだそれほど慣れていないだろうから瞬時に気付かれることはなかった
我愛羅とカンクロウが気付いたときにはそこにはもうテマリの姿はなかった


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「うっ------」

暗闇の中、周りにあるのは木々、樹の中?
どうやらそのような場所でテマリの意識は覚醒した

揺らぐ意識の中、目の前に1人の男がたたずんでいる
直感的にテマリが思ったのは砂隠れの木の葉崩しが露見した可能性
していなくても暗部による尋問ぐらいは想定できた


「試験者---いや違う。お前、木の葉の暗部か何かか?同盟国の忍をこんなにして砂が黙っているとでも?」

扇子は取り上げられ、腕は上へつるされる形で縛られていた
暗闇の中からその人物が姿を現す

一見どこにでもいるような男、とても名のある忍とは思えない風体だ

「さて、砂のくの一。質問はこちらがする」

やはり尋問か。
しかし下忍とはいえ現風影の子供であるテマリには情報を漏らすことの重大さを教え込まれている
そう簡単に情報を渡してやるつもりなどない

「お前に渡す情報なんてないね」

悪態をつく

「まずは名前を聞かせもらおうか」

ぺっ

カゲロウが近づくとテマリは唾を吐き捨てた
ああいいものだ
こういう女は落としがいがある
あの強気な瞳が、従順な牝の眼に変わるときが楽しみで仕方がない


「では------体に聞こうか」

その言葉にテマリは反応する
いかに忍者といえどまだ十代も前半。その手のことに敏感なのは当然である

「テマリ-------だ--------」

名前くらいならと口を開くテマリ

「テマリ、か。砂はいったいこの試験で何をたくらんでるのか教えてくれないかな〜まぁ教えてくれないならくれないでこちらもやることはあるんだけど」

そういうとテマリの細く伸びた足
スリットの中を男の手がまさぐりはじめた

一瞬おびえるような目を見せたがそれは一瞬、唇を噛んで気丈な目へと変わる
それがたまらなく愛おしい

こんな男に屈してなるものかと抗っている
そんな男に体を好き勝手弄ばれながらも心は折れない

将来はいいくのいちになるだろう
そしてそんないいくのいちを犯すのは何倍も興奮するのだ

「ふ〜ん」

ビリッ

テマリの下半身のスカートを引きちぎる
必然、そこには下着が露わになる

「っ!」

反射的に足でそれを隠そうとするテマリ
ぜんぜん隠れていないけど

にやにやと笑みを浮かべる男
いい獲物が引っかかったと


「処女か?」

その言葉はなかなか意表をつけたのかテマリは真っ赤になった顔をさっと上げた

「な、なにを------------」

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