小説『ソードアート・オンライン〜幻の両剣使い〜』
作者:定泰麒()

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アインクラッドの始まり

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 そして10年が経った・・・

 2014年4月、茅場晶彦が大学1年になった。さらにアーガスの第三開発部長になって年収が億越えしている。俺は、今10歳で飛び級し既に高校3年生になった。そしてAIDSの薬を現在進行で制作中だ。

 ここまで来るのに本当にたくさんのことがあった

 まず、俺が生まれた時にすでに茅場晶彦(兄さん)は、周りから天才とか神童と称されていた。実際にやっていることがすごかった。量子物理学にもう目覚めていたし、8歳でプログラムを組んだりしていた。他にもいろいろやっていたようだが、そんなことよりも俺を驚かせたのがもう既にアインクラッドを実現させるためにしなければいけないことを考えていたからだ。

 確かに一巻の最後でキリト達に昔から考えていたとは、言っていたがまさかこの段階でナーヴギアについても考えてるとは、思いもしなかった。

 俺が兄さんから、アインクラッドことを聞いたのは2歳の時で俺におとぎ話のように話を聞かせてくれた。

「なぁ康彦、お前は、空に浮かぶ鉄の城アインクラッドって知っているかい」

 当然俺は、喋ることができない。言えてばぶぅぐらいだ。だから俺は、首を横に振る。

「そうか、知らないか・・・アインクラッドって言うのはな・・・」

この話は、長かった。というか、世界観がSAOとまったく一緒であった。つまりこの時点でアインクラッドについては、作りこまれているといっても過言ではない。






 それ以降もたくさんのことがあった

 俺の両親は、それなりの社会的地位のある人らしく、父がアメリカに行くことになった。それに俺と母はついて行くことにした。

 だが兄さんは、日本に残った。このときには、俺は6歳で兄さんは14歳だった。なぜ残ったのかというとアーガスにトップ待遇で入社していたためだからだ。

 俺のほうは、アメリカにすぐにでも行きたかった。早くAIDSの研究をしたかったし、何よりも茅場晶彦のいる土俵にたちたかったのだ。そうすることによって、SAOの被害者を救いたかった。

 やはり現実問題で6歳の少年がいかに頭が良くても、日本だと飛び級することができなかった。だがアメリカだと、能力次第で飛び級をすることができる。

 幸い神にもらったチートな頭脳のおかげで、飛び級し6歳ながら中学1年からスタートすることができた。そのせいで俺も天才と呼ばれたりして、日本から取材したいとオファーが何回もあったがすべて断った。

 何が起こるかわからないため、一応素顔は隠しておきたいからだ

 ここで今後の俺の計画を伝えておきたい

 1、SAOをデスゲーム化させない
 2、SAOがもしデスゲーム化した時の対処方法を考える
 3、AIDSに効く薬の開発

 今は、大きな計画としてこの3個がある

 まず一つ目、これは人を救うという面において絶対だろうと思っている
だがしかし、SAOというゲームを無くすということではなく、ログアウト不可能で閉じ込められたとして
HPが無くなっても、現実世界で死なない方法を考えるということだ。やはりSAOには、参加してみたいのでこういった方法を考えるという訳だ。

 そして二つ目、一つ目が失敗した場合のことを考えるという訳だ。正直一つ目のやつを成功させるのは、難しいと思っている。これは、俺だからわかることなのだろうが兄さんは、頭が良すぎる。それこそチートな頭脳を兄さんももらってるんじゃないと言いたくなるのだ。もし俺がなにかしようとしても、それを上回ってくる。それが茅場晶彦なのだ。だからこの二つ目が一番大事といっても過言ではないと思う

 最後に三つ目、まぁこれこそがチートな頭脳をもらった原因と言ってもいいと思う。これは、紺野木綿季を救うためだ。それにAIDSに苦しんでいる人はこの世界にたくさんいる。あともしできたら白血病とか癌に効く薬も作りたいと考えている。今は、とある大学の研究室を借りて細々としかできていないので、俺の研究所もほしいし、現実問題でお金の支援も必要だ。

 この三つが今あげられることだ。

 細かいことを挙げていくとまだたくさんあるがとりあえずはこれだけでいいだろう






 10歳で高校3年になったということもあり、取材依頼もいまだたくさん来る。だが俺は、それを受けないのだがなぜか知名度があがっている。

どうやらこの間、独自で書いたAIDSについての論文が非常に評価されたようで医療関係者からのオファーや、大学からのオファーとかが半端なくきた。

 いまだ両親とともにアメリカにいるのだが、東大からもオファーがあった。どうやら実力さえ認められれば東大でも入れるらしい、もちろん行きはしないが、行ったらそれこそ顔がばれてしまうし愚の骨頂だ。

 決して有名になりたくはないのだが、やっていることがどうしても注目されてしまう

 そこらへんも今後の課題になってきそうだ

 後兄さんとの関係も・・・
 
 まぁ大丈夫だとは思うけど、昔から兄さんについて回ってかわいがられてたし、お前は頭がいいなと褒められたりもしたし、特別変なことをしない限りいいだろう。





原作開始の2022年11月まであと8年




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茅場晶彦についての家族構成など作者に都合の良いように設定されています。

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