小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

前回に続くちょっとシリアス。
かな?!!って、くらいです。はい。
――――――――――――――前書き――――――――――――――――――


『ブットビ×ジャンプ』




あれから、3年の月日が流れた。
あ、あたしの円もどきね、200になりました!!はいはくしゅ〜
目指せ400!なぜっとぇ?
一応振り切れんだけど、やっぱ父さんや爺ちゃんのほうが足早いから・・・、100mくらい差があったほうがいいな〜とおもってね!!!

あ、そだそだ。兄弟ができたんだよね、アルカとカルト。かわいいんだよこれが!!!!
キル兄並みに可愛いんだよ!!!
おそいtコホン。エルフよ…、自重しろ!相手は子供だ!
あれ?そいえばあたしも?



「エル、今日の仕事だが…」
「ヤダ」
即答である。
家族(てか、主に上の兄)にさえ恐れられてるシルバさんすら瞬殺である。
ゴゴゴゴ!!と、効果音がつきそうな感じで殺気を当てられたが、3年も当てられると慣れるものである。
平然と食事を続けるあたしに、少し肩をすくめて食事を再開させるイル兄。
問題は、豚君とキル兄である。
「いい加減慣れろや!!!」
スパコーンとキル兄の頭をぶってみる。
「はぁ?!!!あれに慣れろってか?!!アホかおmウ゛…」
どうやら毒にあたったらしい。
いろいろカワイソ。
「ん?キルはもうダウンか」
「親父はアホか。この毒はかなり強いぞ」
「ん?でもエルはまだダウンしてないぞ?」
「は?!」
父さんに凝視されるあたす。
「へ?なに?もしかしてなんかついてる?」
「いや、何故エルは倒れないのかと思ってな」
ひっでぇぇぇぇぇえええええええ!!!!
実の娘に倒れないのか?って言ってるうウうう!!!!!
「げっふ、つまちゃったっじゃん!!大丈夫だけど…」
「「「何故?!」」」
爺ちゃん、父さん、母さんに突っ込まれる。
怖いってばよ!!!!
「だって、1週間前にプチ家出したとき、さすがに帰れなくて知らない木の実食べちゃって…。
瀕死の重傷負っちゃうし、ゴトーにも抜け穴見つかっちゃうんだよ?!!!あ、そうだ。新しい隠れ家探さなきゃ」
「「「探さなくていいわ!/よくてよ!」」」
「えーーー」
「ふんっ何が嫌だよ。こりゃ仕事だぜ?そうゆう性格してっからお前の母親も死んだんだろ?」
補足しておくと、この家ではあたしが義理母≪母さん≫の子じゃないのは全員知ってる。
ただし、暗黙の了解となっており、ここで、母さんの話はタブーである。
そして、


あたしのなかで、何かが切れた。

「おいこら、ミル!!!」
父さんの声が聞こえる。
その声を無視して、あいつに襲いかかる。
なにか、あたしのなかの大きな力が湧いてきた。
「ふざけるな」
いっきに間合いを詰め、その“力”で取り出したナイフを突き立てる。
「ひっ」
「仕事もろくにできないのはそっちでしょ?知ってんのよ。あんたがこの前失敗したこと。
それとね、









次にそんなこと言ってみろ。兄弟でも殺してやる」



静かな、でもよく通る声で脅す。否、脅しじゃない。
ついでに、あいつの両足を凍らせて、此処から足をそむける。
こんなとこ、居たくない。
「あ、そだ、その氷ね、1時間もすれば融けると思うけど、その間体中の水分奪っちゃうから」
そう言って、あたしは食堂を後にした。



「シルバよ、そろそろか」
「だな」
食堂には、ひと足早く戻ってきたゼノとシルバが密談を始め、キキョウをはじめとする面々が、まだ放心していた。

-12-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




HUNTER×HUNTER 32 (ジャンプコミックス)
新品 \420
中古 \47
(参考価格:\420)