小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『マイペース×バンザイ!』





「ところで、エルフは逃げないのか?」
「それで、捕まったら死亡率100%ドストライクだからね」
「ほう…」
てかさ、なんで敵にそんなこと言っちゃってんのクロロ(はやくも呼び捨てが定着し始めている)
てかてかてか、「なんで、呼び捨てなのさ!!!」
「悪いか?」
「いや、別に」
「そうか」
「うん」
〈チラッ〉
時計の針がさしているのは、
「止まってるぅぅぅぅぅぅううううううううう!」
「は?」
「あ、クロロ今何時?」
「7時50分だが」
「チッ。あと、20分か」
「は?」
「は?」
とりあえず、しらばっくれる。
20分というのは、イル兄との待ち合わせの時間である。
ホントは、あと10分だが残念ながらイル兄は、時間とかモロモロルーズなのだ。
10分20分の遅刻はふつうである。
仕事は早いのにねー。なんでだろうねー。
もちろん皮肉ですよ?
みたく、クロロと駄弁っていたら、シャル(名前長いから略した)が近づいてきた。
「ちょっと!あなた!イル兄じゃあるまいに、何持ってんだよ!」
ちなみに、つい最近イル兄に針を刺されたばっかだったんだよね。すぐ抜いたけどさ!!!!
痛いんだよ!
「あ、クロロ」
まさかこの声…!!!!!



やっぱりぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!





「神様仏様イルミ様!!!!ナイスタイミング!」
よし。イル兄居れば無敵だぜ。ウヒヒ
「よし、クロロ。君の狙いは、本なんだろうけど渡さんからな!!!15億くれるなら別だけど」
「何故?」
「その額があれば、あたしのほしい本が買えるから。てことで、じゃね!!!」
10冊本を抱えて、(後の5冊は強制的にイル兄に持たせた)トンヅラかます。へんっ!鬼さんこちら―だ!!


ふー怖かった。



「大丈夫?エル」
「全然大丈夫じゃない。なあにあれ怖いんだけど」
「エルは知らないの?クロロたちのこと」
「うん」
あ、ちなみにかなりのスピードで走ってます。追いかける身にもなってよ!!!ここら辺全く知らないんだから!!!
「あれはね、幻影旅団って言ってA級賞金首だよ」
「ああ、父さんが手を出すなって言ってた…」
「そっ」
「ていうか、ホントエルってトラブルメーカーだよね」
「ムッ」
べっ別に怒ってなんか!!!!
うん。やめるか。じぶんでツンデレってみたが気色悪いったらありゃしない。







【クロロside】
「ねぇ、団長、何笑ってるの?」
「シズクか。いや、面白いやつだと思ってな。それなりに強かったら、入団させたいくらいだ」
「でも、エルフだっけ?あの子、念のこと知らないんじゃない?」
「それもそうだな」
本当に、面白い奴だった。顔が見れなかったのが残念だが仕方ない。
なんとなく、また会える気がしたからだ。
「ていうか、彼女あれだね」
「ああ、シャルか。まぁ、そうだろうな」      
今、裏社会で騒ぎになっている殺し屋。
どこの家かは知らなかったが、ゾル家とは。
彼女の二つ名は、“黒猫”黒いパーカーがトレードマークと、シャルが言っていたか。
まさか、この目で拝めるとは思ってもみなかった。
クロロは静かに微笑した。



とある、旅団の何でもないお話。










―――――――――――――――――後書き↓―――――――――――――――――――
今更ですが、少しかぎかっこの確認です。
「」は、登場人物のセリフです。
『』は、サブタイトルです。
()は、心中/ツッコミ?です。
≪≫は、ルビです。
〈 〉は、効果音です。
【】は電話ですかね。(と、その他もろもろ、〜sideとか…



今のところ、クロロとエルフをくっつける予定はありません。
くっつけたいk(黙らっしゃい!!!!!
ちなみに、けっしてクロロはロリコンではありません。

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