小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『テンクウトウギジョウ』






200階行くまで帰ってくるなよ。と、言い残し父さんは去って行った。
ってぇ
「ふざけるなぁああああああああ!!!」
「大丈夫か。エル」
「大丈夫じゃないよ。てか、今日の夕飯は?宿は?天空闘技場って6才児でも出場できんの?」
「あ、そっか」
「そうかじゃなわぁぁぁあああああああああああああい!!!!!!!!!」
と、いうことで無一文で外に放り出されたあたしとキル兄です。
「とりあえず、中はいるか」
「うん」



***



「うわ・・・行列長…てか、むさっ」
「エルうるさい」
「いいじゃん別に」
じじつだし。


*30分経過*


「天空闘技場へようこそ。こちらに必要事項をお書きください(うそ?!こんな子供も?!!大丈夫かしら…)」
「えー格闘技経験…3年?キル兄は?」
「俺は4年」
「ふーん」
「それでは中へどうぞ」
中に入ると、やっぱりヤローばっかでむさかった。
〈2048番・2039番の方、Bリングへ!〉
「あ、あたしだ。行ってくんね〜」
「おおーがんばれー」
とはいったものの・・・どうしようか。
とりあえず、この前ならった首攻撃する奴・・・名前忘れたけどそれでいいや。
それで倒せなかったら蹴り倒そう。
リングに立つと、至るとこからヤジが飛んでくる。
「うわ、ガキだ」
「しかも女w」
「デカイの運がいいなあ―」
「ちょっとは手加減してやれよー」
イラッ☆
目の前の敵は、あれだ。ただ図体がでかいだけの雑魚だった。
もっとイラッ☆ってした。
「此処1階のリングでは入場者のレベルを判断します。制限時間3分以内に自らの力を発揮してください。
それでは、始め!」

「へっへー嬢ちゃんの可愛い顔に傷をつけるのはあれだが・・・、まぁ一発で楽にしてやるよ」
「おじさん五月蠅い気色いさわんなバッキャロー(棒読み)」
さっさと、蹴りを入れると(首触るの嫌っだった)おっさんがふっとんだ。
どうやら、家での訓練は無駄ではなかったらしい。

一瞬静まり返った会場が湧きあがる。
「うわっすげー!」
「1分もかかってないぞ!」
「あいついったい何なんだ?!」
うん。あいつらあたしより現金だな。
まぁ悪い気はしないのでほおっておくか。

「しょっ勝者2039番!君は50階へ」
「へーい」

「2040番50階へ」
「ほーい」

「(あ、キル兄も勝ったんだ)」



「バケモンだ・・・・」←とあるモブさん
「だな・・・」←とあるモブさん2

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