小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

『タビダチ×ハ×デンジャラス』





「ねぇカルト居るー?あ、いたいた。あそぼーよー」
「エルフ姉様静かにしてください」
「へ?なんで?「だから、自分の将来は自分で決める!!!」
oh…こうゆうことね。
ただいま、現在進行型でキル兄と母さんと父さんの地獄の三者面談が開催されていた。
怖いなぁ。
義理母≪母さん≫なんかギュイーンっていいっぱなしですけど。
「なんか嫌な予感すんなぁ」
「何がですか?」
「いや、独り言。気にしないで」
「はぁ…」
カルトの返事を軽く流してお手手の皺と皺を合わせる。
南無阿弥陀仏と呟いたとき、豚君が乱入してきた。
空気読めよ!(エルフ姉様もですbyカルト)
ちょうどそのとき、キル兄がナイフを取り出して、義理母≪母さん≫と豚君を刺しました。
ん?ちょいまてぃ

義理母≪母さん≫と豚君を刺しました………だと?!



「嘘だろォォォォおおおおお?!!!!!」


○月×日
キル兄がツンデレからヤンデレに変わりました。
ヤンデレはご遠慮したい。





「エッエルフ姉様!!キルア兄様が!」
「いやそれよりもさ、あたしヤンデレってそんな好きじゃないんだけど!」
「「「知るか!!」」」




「ゴトー今すぐミケに指示を与える!キルを探せ!」
「はい」

「あ、あたしも探す〜」
「まぁ!それがいいわ!エルフちゃんよろしくねvV」
「へーい」
さて、どうする?

キル兄を捜して連れ戻すか、一緒に旅立つか。



もちろん、後者でしょ♪





***





「と、いうわけでしてシャルナーク様今年の試験会場って何処ですか」
『えー。高いよ?』
「あんたは、餓鬼にも金をぼったくるのか!」
『何それ人聞き悪い。冗談だよ。えっとね、今年の試験会場は、ザバン市の食堂。“ステーキ定食”“弱火でじっくり”って言えばいいんだよ』
「お。そうかそうか。ありがとうシャル!!またね!それまで死ぬなよ!」
『あーはいはい』
さてと。いきますか。
あ、ちなみに今ここにキル兄はいません。
面白いじゃんドッキリって。

「つーことで!ザバン市に向けて!って、





      ザバン市って何処だぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!」


***




「つ…いた…」
「へいらっしゃい!ご注文はー?」
「えっ、すっステーキ定食で」
「…焼き方はー?」
「ミディアムレアで!キリ」
ガクッと、盛大にずっこけるおっさん。
だっていいじゃない。
少しくらいちゃっめっけがあったほうが可愛くない?(と、生前の友達が言っていた)
「あ、嘘です。弱火でじっくりですよ〜」
「そっそうかい…奥の部屋へ行きな…」
「ほーい」


さてと。
何此処エレベーター?
「お、ステーキじゃん♪やったね毒抜き最高だ」
ステーキにガッツいっていると、いつの間にかついていた。
「とうっうわむさ!いつぞやの闘技場か!闘技場なのか!!!!」
「えー、お嬢さん?番号札ー」
「あ、ありがとうございます。あ、ラッキー100番だ。それより、ネコ目で銀髪の生意気少年見ませんでした?」
「えっと…その方ですと、あちらにいますよ」
「そうですか。ありがとう〜」
ふんふーんと、鼻歌を歌いながらキル兄の所へ行こうと思ったらおっさん(←強調)に呼びとめられた。
「君、新顔だね」
「はい。そちらさん名前は?」
「ああ、トンパだよ」
「そうですかおっさん「おい」それより何故判ったんですか?」
「ああ、俺試験35回も受けてるから。それより、ほれお近づきのしるしに飲みなよ」
「あ、ありがとー」
いやー。ちょうど良かった。
あのステーキ美味しかったけど脂っぽかったんだよね。
ん?
「これもしか、薬はいってる?!!!」
ちくそう!なんでここにまで毒が!!!!
トンパめ、次あったら蹴り飛ばす!!!(ぶっ殺す的なのりで)


的な感じで暴言を吐いていたらキル兄ぃ発見!
「おーい!そこの猫目少年!」
「は?!!なんでエルが!!!」
「エルフちゃんは最強なんだ!」
「意味判んねぇよ!」
まぁまぁいいじゃないか。
堅苦しいこと言ってっとモテナイゾ?
「あ、そうだ。エルお前試験中だけキル兄ってやめてくんね?」
「ん?なんで?いいじゃん別に。まぁいいけど。いいよ。キルアでいい?じゃああたしはエルフね」
「ああ。」

-29-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




HUNTER×HUNTERハンター協会公式発行ハンターズ・ガイド (ジャンプコミックス)
新品 \650
中古 \1
(参考価格:\650)