小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『ココデ×トモダチフラグ』







「いやでもさ、ここはこう・・・・」
「いやさ、そこはシンプルに丑の刻参りでしょ」
ただいまキル兄と、“人を呪うのはどんな方法がいいか”を、話し合っている。
キル兄ったら、黒魔術なんて言ったからあたしは前世日本人として丑の刻参りを提案してみた。
周りの奴らが、なんだこいつら、そんなことは家でやれよ的な目で見てくるけど気にしないし、見てないし聞いてないもん!(←いわゆる自己暗示)
ギャーギャーさわいでいると汚い悲鳴が聞こえた(酷い)しかも隣で。
「え?!ちょっ何何なんだ?!!あれか、全国の奥様の天敵ゴッキーでも現れたのか?!!」
「空気読めよ!」
「った!」
ちょっやめてよ!武力行使の時代はもう終わったんだぞ?!!と騒いでたら、腕を切ったと思われる犯人?が口を開いた。
「アーーラ不思議&amp;amp;amp;#9829;腕が消えちゃった&amp;amp;amp;#9827;」
「うっ腕が!おォオレの腕がぁぁアアーーーー!!!」
「気をつけようね&amp;amp;amp;#9827;人にぶつかったときは謝らなくちゃ&amp;amp;amp;#9824;」
いやいやいや、あんた絶対確信犯だろ。なにが不思議だ!とか思ったけど、そいつの顔を見て思考が停止した。
ピエロだ。
とても残念なピエロだ。
てか、強そうだな!!
やめろ!エルフやめるんだ!こいつのことを考えちゃいけない!!!
何かしらのフラグが立つぞ?!!!
だから、脳内妄想でそいつのすっぴんなて考えんなよおおおおおお!!!
あー!もうやんなるな!あいつ絶対メイク落としたらイケメンだろ!今畜生!!!!
「キル兄、どっか別のの場所行こう」
「ああ」




***





あれから、一時休戦した“呪い方”につい話し合えるとこを探す。
だってあんなとこで再開したらピエロに話しかけられそうだ。
それだけはパスだ。
絶対に嫌だ。
そんなことを考えてると、キル兄がトンパのやろうから缶ジュース5本も持ってきたがった。
あ、蹴り飛ばすの忘れてた。
「ちょっ何持ってきてるわけ?!てかよくそんなもの飲めるよね」
「そうか?うまいぞ?」
結論:キル兄の味覚は超次元



そして、やっとこさ呪いの話を再開させようとしたらジリリリリ!と何かが鳴った。
ありゃ?あれって試験官か何かかな?
かなりいいおっさんですね。
好きですよ。ふふふ。
なんだろ、若干キル兄が一歩引いた気がする。
やめよう。
少なからず脳内が18禁化し始めた。
どうやら、一次試験はついて来いと。
あと、試験官さんの名前はサトツさんだった。
うん。
いい男(笑)
「ちょっキルアくんスケボーとかz「おいがきズリ―ぞ!」ほら」
「いいじゃん別に」
「そうだよレオリオ。試験官はついて来いって言っただけだもんね!」
「ちょっゴンおまどっちの味方だ!!」
何この子可愛い!!!!あ、ゴンって呼ばれたほうね。もちろん。
おっさんに趣味はないよ。
え?さっきのサトツさんの件?
それとこれは別だっての。
「何より五月蠅い!テストは原則として持ち込み自由なのだよ」
何このひとめちゃ美形やんけ。少女?少年?どっちもおいしいね。
うん。できれば、少年がいいな。服が個性的ですね。
「ふーん。ねぇ君年いくつ?」
「もうすぐ12歳!」
おお!同い年!!超可愛いな!犬って感じで、純粋そうだ。
キル兄がツンデレならゴンは(レオリオが言ってった)デレデレちゃんか。
「ふーん。やっぱオレも走ろー」
「おお!かっこいい!」
「うわ、生意気boy」
「イラッ」
「オレキルア」
「あたしはエルフ!」
「オレはゴン!よろしく!」
「「よろしく」」
ハンター試験でお友達ができました。

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