小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『ヘンタイ×クソ×ピエロ』
※主人公の性格がおかしくなっています。(微腐発言多)※






ハンター試験開始4・5時間が経過したとこで、リオレオが止まった。
「あるぇ?大丈夫かい?リオレオくん」
「レオリオ!!」
「ほっとけよ、遊びじゃないんだぜ。ゴンもエルフも」
うわ、キル兄ったらシビアね。
もう少し心配してあげてもいいじゃないかい?(とかいう自分もそんなに心配してるって感じはしないけど)
「ざけんなよ…絶対ハンターになったるんじゃクソったらぁぁぁああああああああ!!!!」
「oh…ご立派な鋼の精神」
ふと、ゴンを見てみると満足そうに笑っていた。
お姉さんも満足です。
てかゴンちゃん、釣り竿使うですか?可愛いぇ。
キル兄とのコンビも美味しいです。
ホントかわいい子って特よね。
どっこらせと、ペースを上げて、前にいたクラピカの方へ行く。(まぁ必然的にレオリオの追っかけのようになったんだけど)
「お、エルフー先いってぞ?」
「おーおー行ってこーい。あんたら元気ねぇ」
「婆さんかよ!」
「酷ぇ」
もうキルアくんたらツンツンしてて可愛くないねぇ!て、言い合ってたら、クラピカに、“お前も元気だろ”て顔された。
酷くないか?クラピカ氏よ。
「レオリオ、大丈夫か?!」
「おう!見てのとーりよ!なりふり構ってなきゃまだまだいけることが分かったからな!フルチンになっても走るのさーーー!!!!」
「五月蠅いリオレオ!」
「そうだぞ?!此処には女性もいるんだ。発言には気をつけろ」
おお!クラピカが!クラピカが!
うん。あの人ジェントルメンなのね!
萌えます。(ちなみに燃えますも可)
でも残念。あたしとクラピカじゃ年の差がありそうね。
くそう。(ハンター試験を受けてからどんどん脳内妄想があっち系に走って行っちゃうエルフだった)
「私もあいつを見習うか」
クラピカが口を開いたので、(というか見習うって単語に反応した。クラピカがあんなおっさんのこと見習っちゃいかん!!!酷)
振り向くと、ワンピース?的な衣装を脱いだ。
かっこいい。
「レオリオ、一つ聞いていいか?」
「へっ体力消耗するぜ。無駄口はよ!」
「ハンターになりたいのは本当に金目当てか?」
「!」
「「違うな(キリ)」」
「うお?!おま、いつからいた!
「フルチン発言のときから」
てか、リオレオ君って凡人?あたし気配消してなかったよ?
「確かに、お前は態度が軽薄で頭も悪い」
「イラ」
おお、クラピーったらハッキリ言うね。
しかもグサグサと。
怖し天然(?)
「だが決して底が浅いとは思わない。金儲けだけが生きがいの人間は何人も見てきたが、お前はそいつらとは違うよ」
「ケッ理屈っぽいヤローだぜ」
あれま、リオレオッタラ照れてるよ。
ごめん。笑えちゃう。2828しながら二人の話に耳を傾ける。
「緋の目、クルタ族が狙われた理由だ」
緋の目?なにそれ。
話してきにはクラピカがその一族なんだろうけど。
あれ?どっかで聞いたことあるぞ?
まぁいい。クラピカの話を聞いてればわかる。
「緋の目とはクルタ種族固有の特質を示す。感情が激しく高ぶると、瞳が燃えるような緋色になるんだ」
ほーほー。あ、思い出した。
なんか誰かに襲われたんだよね。
たしか・・・
「幻影旅団を必ず捕らえてみせる!!」
やっぱり!
やばいやばいやばい!
フラグがたちゃったぁぁああああああああああああ!!!!!!
くそう、クロロめ。よろしい、ならば蹴り飛ばす。(よろしい、ならば戦争だ的なノリで読んでください)
居心地が悪かったので、キル兄のところへブットビジャンプした。
リオレオが何か言ってたけどこの際スル―だ。



「いつの間にか一番前に来ちゃったね」
「そーだねー」
「うお?!いつからいたんだ!」
「さっき来た」
「ふーん。それよりも、ペース遅くないか?こんなんじゃ逆に疲れちゃうよなー」
「やっぱお前は生意気boyだなぁおい!疲れるよここ!なんで階段なんだよ!てかそもそもなんであたしこんなとこいんの?!!!キルアのバッカモーーーン!!!!!」
久しぶりに、マシンガントークを披露(というかこのトーク術は義理母≪母さん≫譲り)したら、サトツさんに笑われた。おかしいこと言った?あたし。
「ぇ…うん。それより、キルアはなんでハンターになりたいの?」
「なんとなく」
「んなこったろうと思った!」
「あ゛?!悪いか!」
「疲れた」
「無視かい!」
そのあと、ゴンが親父がハンターだ的なことを言ってたけど、ごめん聞いてなかった。




「つきましたよ」
「今度は湿気が多い湿原すか。陰気臭い場所ばっかですね!!!!」
「黙れよ」
「ぐすん」
キル兄のツッコミには愛がなくて困ります。
イル兄のツッコミは針が飛んできます。
ゴンはボケ返してきます。
まともに返してくる奴いなくないか?!!!
クラピーは頭固そうだし。
リオレオは暑苦しそうだ。
一人もんもんと突っ込みの定義を考えていると、トランプが飛んできました。
ん?
トランプが飛んできた?!!
「うお!誰だ今の。怖いわ。やるんならそこの生意気boyにやればいいのに」
「あ゛?!」
てか、もしかしてトランプの主ってヒソカのこと?!
やめてよ気色悪い。
ピエロは黙ってジャグリングでもしてろよ!!(偏見)





「霧か・・・」
「キルア…」
「ああ。ゴン、前に行こう」
「うん。試験官から離れちゃいけないもんね」
「そんなことより、ヒソカから離れた方がいい」
「そーそー。さっきからのねっとりしたあの殺気!!!きしょいきしょいきしょいきしょい!!!!」
「つまり、誰か殺したくてうずうずしてんの」
「?」
おお。野性児が困惑してる。
確かになぁ。
キル兄とかあたしって外面だけはいいもんな。
案の定、キル兄は猫を被ってるからって言っちゃてるし。
まぁ、ゴンも変わらず通常運転だったけどさ。
仲間思いでいい子ね。
そんなことを考えていると、リオレオの悲鳴が聞こえってしまった。
ゴンが助けに走り出す。
え?あたし?無理無理無理無理。
そんなことできません。
あたしは、自分のことを守るので精いっぱい・・・て、
「ちょッなんか、ひっぱら!あーーー!!!たすけ〜!!」
「エル!!」




エルフ、拉致される。
補足しておくと、3回目である。
たぶんヒソカに。
あたしってば、拉致られる確率高くない?!!!
いやだ!絶対ヒソカンのところには・・・「やあ〈ハート〉」
「ぎゃーす!!!!」

変態降臨。


特徴:視線という視線が気持ち悪い。
   視線だけで逃げるモンスター多数。
   変態度で世界を征服できるレベル。
   ちなみに、HP・MPともにチート並み。仲間にして損することはないが、命令は聞かない。




「こんなモンスターいらねぇ!!!!」
「おや〈クラブ〉大丈夫かい?」
「んなわけあるかだアホ!!!つか、ねえ今すぐ逃げていい?逃げていいよね。よし、逃げる」
「うーん。逃がさないよ〈スペード〉」
「エルフ!!」
「ゴン!!」
ゴン!そしてついでにリオレオ!こっちに来ちゃいけない!!!
変態の餌食になるぞ!!!!




てきな修羅場?を潜り抜け、今あたしは変態というピエロに担がれています。
「どうしてこうなった…」
「さあ?〈クラブ〉」
「さーじゃないし!ざけんなよ!!!」
「それよりサ、君蜘蛛でしょ?〈スペード〉」
「そーだよー」
「え゛〈ハート〉」
「そういうヒソヒソもそうだね?」
「そうだよ〈スペード〉」
「ほーかいほーかい。くれぐれもこのことは他に言うなよ。言ったらクロロけしかけてやる」
「おや?君じゃないのかい?」
「僕はまだ死にたくないのさ!!!」

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