小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『え?なに?試験落っこちたじゃん。仲良く帰ろうよ。』








と、いうわけで二次試験落っこちちゃいました☆
「なに、嬉しそうにしてんだ!」
「だってだってだって!あの、変態というピエロが視界から消えるんだよ?!これまで立ってきたフラグが全部へし折られるんだよ?!嬉しいことこの上ないね!!!」
「あー。そうだな」
キル兄そっけなくね?もうちょい突っ込もうぜ。
でも、皆様不満そうですね。いいじゃないですか。五体満足なだけで奇跡ですって。
てかあたしさ、あの家で無駄に気配に敏感になったおかげで半径5m以内にいるやつ大体分かるんだよね。
強い奴だけだけど。
その中であの、変態はぁぁぁぁあああああああああぁぁああああ!!!
気持ち悪いネットリした気配!!!
気持ち悪い!

先生!目眩、おう吐、頭痛がするので保健室…は、あの変態の巣窟って感じなので家に帰りたいです。
ああ、先生か。懐かしいな。
山田先生元気かなぁ。名前は平凡だったけど面白い人だったな。
たぶん、あたしの精神年齢が低いのはあの人のせいだと思うんだよね。
一人、なぜか現実逃避をしていると図体でかくて、よく豚の餌食にならなかったね。てか、君も豚っぽい。
て、感じな人が吹っ飛ばされました。(酷いいいようだなbyクラピカ)
怖いな。
デカブツ。
ブハラって人とろそうなのに!!(酷)
「それよりもさ、キルアってハンターに種類があったの知ってた?」
「いいやまったく」
「やっぱり」
まぁいいや。興味ないし。
好奇心?第一志望の高校落っこちたときに家出しました。
未知のものに挑戦する気概?そんなの死と紙一重じゃないですか。論外です。
改めて思った。
「あたしってばハンター向いてないよね?!」
「今更だな!!」
いいもん!いいもん!萌えとキル兄とゴンとetc…………わかったぞ。エルフ。
あたしってば美形さんがいれば生きてけるんだな。(今に始まったことじゃないけどね!!!)
ん?なんだか、騒がしいような…。
ふと、上を見上げると小さな影一つ。
ドオォン!
「うおっふ!誰だこの爺さん!いや、あんな高いとこから飛び降りてる時点で規格外だからハンターか!ったく、変なフラグ立ちまくってない?!」
「エルフ五月蠅い」
「ごめんなさい!」
「審査委員会のネテロ会長。ハンター試験の最高責任者よ」
「?!」
うわ、やばくないか?!あたしってば墓穴掘った?なんか凄い失礼なこと言いまくったよね?!
お願いしますから、クロロのような性格してませんように!!
一心不乱に祈ってると、目の前でメンチさんに話しかけてた。
良かった。とりあえず、命の危険はなさそうだ。
なんか、チチでけーなみたいな副音声?聞こえた気がするけど、気のせいだと思いたい。
まじでそんなこと思ってるんだったら、とりあえず巨乳の人に踏まれて、女性恐怖症になっちまえ。
よくわからない、というか怨念がましい視線で見ていたらゆで卵が新しい試験らし…



ふざけんなあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!








***(此処でカミングアウトすると、前世貧乳でした。巨乳好きなんか滅びればいいのに)







ついたのは、深い谷底。
いやな予感しかしないけど、メンチさんを見守る。
そしたら、そしたら!!!
あの人飛び降りてったよ?!!
キル兄と、ゴンを見ると…
「あー、良かった!」
「こーゆーのを待ってたんだよね」
う・そ・だ・ろ?!
「よっしゃいくぜ!」
「ほらエルフも!」
「ちょっふざけんなあああああああああああああ!!!!」
とりあえず、失神しない程度にがんばりました。
だって、此処でサヨナラとか嫌だし。
キル兄とかゴンと一緒にいるためなら何だってします。
ゴンと結婚したいです。
あ、キル兄とゴンっていうカップリングでもいいな。

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