『ハンター試験×無理ゲー×このサブタイトルカタカナやない』
「目的地に到着しました」
一晩中起きていたキルアは、アナウンスを聞くとすぐ立ち上がった。
どさっ
「？！」
死体でも落ちてきたのかと思ったらエルだった。
チキショー昨日のことが響いてるのか？
殺しなんてなん百回もやってるのに。
珍しく落ち込んでいる気を奮い立たせてエルを起こすことに集中する。
「おーい。起きろ―？試験だぞ？」
「ん〜後５分…」
あ、そう言えばこいつ兄貴か親父しか起こせないんだった。
やばくないか？これは。
エルの５分は１時間に相当する。
そんなことしてたら日が暮れる。
考えろオレ！
選択肢は？
1、起こさない
2、担ぐ
3、何とかする
なんとかってなんだよ！！
自分の考えた選択肢に一人突っ込みながら考える。
とりあえず、起こさないはだめだ。
なんとかって？
「おい！エル！！ゴンたちがどっか行くぞ！」
自分でも、どっかって何処だよとか思うがこの際スル―だ。
「んにゃ？！ダメダメダメ・・・キル兄ぃ頼んだｚｚｚｚｚｚｚｚｚ」
ね や が っ た
「(んにゃろう。ゴンがだめなら兄貴か？！)おい！訓練だぞ。拷問の」
「何言ってんのよ…此処はハンターｚｚｚｚｚｚｚｚ」
「(イラッこいつ地味に現状把握だけはしてやがる！！！ならこいつは？！)おい、エル！！ヒソカが来た！」
「なに？！あいつめ、ついにキル兄ぃに手ぇ出しやがったのか？！」
「あ、起きた」
「はっ」
「意味わかんねえよ」
というか、この場合心配するのはオレじゃなくてエルじゃね？とか思ったけど突っ込まないことにした。
＊＊＊
「あ！エルフにキルア！！」
「ったく、心配したぜ」
「まったくだ」
「あは☆ごめんリオレオ、クラピー」
「ああ、こいつが寝ててｎ「前から思ってたが、オレはリオレオじゃねぇ！レオレオだあああああ！！！！」
「「うそ？！」」
息ぴったりなゾル家の双子は今日も通常運転です。
「で、何すんの？」
「生きて下まで降りることだって」
「へえ…………………………………ん？ええええええええええええええ？！！！」
「「「「？！」」」
あたしの大声にフリ向く４人プラスα。ごめん。めんどくさかったんだ。
「どうした？」
慣れた感じで聞いてくるキル兄ぃ。スルーしてないだけましか。
「いや、ここから降りるって壁使うの？とか思ったから。だとしたら、なんて無理ゲー。今すぐ玉砕しろって試験官はいってるの？」
「いや、違うみたいだぞ」
「そうなの？」
「ああ。壁をつたったら鳥的なものに襲われていた」
「へぇ」
クラピー発言から立ち直った模様のクラピカが答える。
おお。博識(あれ？意味違ったりする？？)
てか、クラピーも的なって言うんだね。
「うし。とりま、キルア！ゴン！！探そう」
「うん」
「おお」
でもさ、何探すの？
思ったことを言っただけなのにキルア兄ぃにハリセン(どこから持ってきたのかな！！！)で殴られた。
暴力反対！！！！
ギャーギャー騒いでるとこを、ゴンが遮る。
「あ！あれ！！」
「あ！」
どこのだれかはしらない奴(たぶんイケメソじゃないからモブ。違ったらごめん)が扉を開いていた。
「ナイスゴン！！行くぞキルリア隊長！！」
「意味わかんねえよ！」
「おす、エルフ副隊長！！」
「ナイスだゴン！！」
「こいつらめんどくせぇぇぇぇええええええええええぇぇぇぇぇぇえ！！！」
キル兄ぃツッコミに大忙しかっこわらい
(きっと)モブさんの使った扉を調べても残念ながら開かなかった。
畜生。楽したかったのに(←本音)
「チッモブのくせして…」
「おーい、エルフさーん本音漏れてるよー。とりま探すか」
「うん！」
そ し て
見つけましたーはいはくしゅー。
リオレオたちに(いまだに間違ってる。というか確信犯かっこわらい)知らせに行くべく走った。
それが間違いだった。
「いっくぞおおおおおおおおおお？！！！！」
「「？！！」」
後に残されたのはキルアとゴンのみ。
「落ちた…な」
「落ちた…ね」
エルフ１２歳＋α(前世含む)なんて間抜けなんでしょう。
とりあえず、その後のキルアたちといえば、
「まぁエルフだし。大丈夫だよな」
「そうゆうもんか？」
「とりうあえず、進もうぜ！！」
気にせず進行してた。なんでだろ〜なんでだろ〜ななななんでだろ〜(古すぎる)