小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『ハイペース×マイペース×アバンチュール』









ドサッ
「ぐえッ」
現役殺しやとは思えないほど残念な身のこなしで落ちてきたエルフを待っていたのは地獄だった。
女子度に欠ける?大丈夫。いつものことです。



「えっと、何此処k「やぁはあと」
「ぎゃああああああああすッ」
目の前にはピエロがいました。
てか、語尾のハートとか自分で言っちゃた系ですか。やだ、萌えもしないし可愛くもない。
「大丈夫かい?」
「お前が原因だろうがああああああああああああああ!!!」
やだもう、あたしはボケで人を振り回すのが好きなのに(迷惑)なんで、振り回されてんの?
エルフ、一生の不覚。
なんとなく、らき☆●たの、調子こいて玉砕が無限ループしてます。
なんであたすは敬語なの?
「ああ、もういいや。とりあえずちゃっちゃと攻略すんぞ。ヒソカ歩兵隊」
「まさかの歩兵隊か〈ハート〉」
「なに?雑用係が良かったの?それよかなんだこの時計」
「此処は協力の場なんだって」
「今日録?あ、協力ね。歩兵隊が協力なんて言ったから虫唾が走ったよ」
「きみ、今日に限って毒舌だね」
「よしいくぞー」
なんか、試験は2人生きて出なきゃいけないんだって。
ありがちだね。




***





そこからは、向かうとこ敵なしだった。
とりあえず、敵が出てくれば、「歩兵隊、後よろしく」「はいはい〈ハート〉」
見たいなことをやってた。7回くらい。
楽でいいな。うん。


でもさ、やっぱさすがハンター試験。
なんでだろう。
数十分前にさ、
『100番、お前受ける気ないだろう』
「ナニイッチャッテンダヨ。ソンナコトナイヨ」
『ここからは、急きょ100番のみだ。ちなみに、その扉を開けたら3人いるから倒してこい』
「はぁ?!!此処協力の道だろ?!!ふざけんなよ」
『いけ』
イラッ☆
何それ決定事項?
声何イジメ?
ジャパーンではいじめは問題なんだぞ。
ちきしょう。
「仕方ない。とりあえずヒソカあたしが死にそうになったら助けろよ」
「お礼は体でいいかい?」
「ごめん。全力で倒してきます」
「おや、残念」
こいつロリコンかあああああああああああああああ!!!!
まさか、ハンター試験で命の危険よりも自分の貞操を心配する日が来るとはな!!!!
まったくもって心外だ。
そして、あいつは気持ち悪い。変態。
なんか、別にこいつ死んだっていいやとか思ってきちゃった。
どうしよう。あたしも洗脳されてきたのか?
やばい。マジやばい。
「てことで、おっさん等を倒せばいいのね?エルフ行きまーす。あれ?これデスマッチ?」
「そうだ。ま、お嬢ちゃんは可愛いから苦しまないように殺してやるぜ」
「あ゛?!現役殺しやなめんなよ!」
「はは、バカ言っちゃいkドサ
いろいろ描写が面倒なので、フェイタンから借りたナイフで刺してみた。
たぶん毒縫ってあんだろうな。
それもじわじわくる奴。
ご愁傷様。
「さあ、いくか」
「ああ」






***






「ん。これさいごっぽ「待っていたぞヒソカ」
こいつあたしのこと遮ったな?つか、目的はヒソカか。よし。
逃げ・・・「アブナイ!」「?!」
グサッと見事に肩に刃物が刺さる。
「もしかしてヒソカったらあたしのことかバッタの?!!」
別にそんな有害でもないな。みたいなことを思ったあたしが馬鹿だった。
「ああ、青い果実が傷つくのはいやなんでね」
やっぱヒソカはヒソカでした。
ああー!心配して損した!!!
まぁ、その後の戦いはカッコ良かったけどさ。(地味なツンデレ発動)




「ヒソカって趣味悪いよね。なんで頭から胴体切り離すわけ?吐きそうだよ」
「そうかい?」
「そうだよ」










『44番ヒソカ、100番エルフ。3次試験通過第1号!所要時間5時間3分!!』

なんとか合格しました。
にしても暇だ。












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所要時間の短縮は、ヒソカが嫌でエルフがせかしたためです。
だって、あのヒソカなら本気でやればきっと5時間くらいでいけると思う。

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