小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『良いではないかぁ〜』











キル兄ぃの手癖の悪さに呆れながらも、警戒心を強めた敵を視野に入れる。
ふと、これが暗殺の仕事なら殺れるかしら?と、至極どうでもいい考えが脳裏によぎった。
どことなく洗脳されかけた頭に軽く渇を入れると、もしもの時のためにあたしも戦闘態勢に入る。
結果的に言うといらぬ心配だったようだけど。




一歩後ろに下がると、サッと飛び上がるキル兄ぃ。どうやら、後ろにある木を使ったみたいだった。
おお。そーゆー応用?の仕方もあるのね。勉強になるわ。

「動かないでね。オレの指、ナイフより切れるから」
うん。この子怖いっていうか凄いって言うか・・・・。
てか、いつのまに操作したのかね?てか、あたしの爪割れて汚いんだけどどうしよう。
だからだよね。友人とかに、エルフって女子力低いよねって言われんの。
嗚呼、思い出したら意味もなくイラついてきた。やめよう。女子力が低いのは今に始まったことじゃないんだから。
なんとなく空気になってことの成行きを見守っていると、気配が増えていたことに気づく。
さっきの、3兄弟よりも格段に上・・・否戦いなれているんだ。
キル兄ぃやイル兄ぃとは違う、いわば裏社会の一歩手前にいるような。
誰だっけ。居たよね?そんな奴・・・・。確か、頭が特徴的だった・・・・・・・・。












ああ、ハゲゾーか。
うん。そう言われれば、なんとなく忍び特有の変な癖というか、カメレオンみたいにその場に溶け込むような気配絶ちだ。
何しに来たんだ?











・・・・・・・・・・・・・・まさか復讐?
え、ちょまってよ。あたしなんかしったっけか?



                     

                   あ、したわ。



え?でもでもでもでも!だってあたしのやったことって育毛剤あげただけだよ?!器の狭い男はモテナイゾ?!!!!(違います)
若干身の危機を感じたので、キル兄ぃがプレートをとると「ちょっとあたし用事思い出したわ!」と言って、キル兄ぃの返事も聞かずとりあえず逃げた。
あ、あとキル兄ぃのちょーだいにハートを射抜かれたのは秘密です。あ、いや別に言えと言われれば今からでも叫びますが。




***





「うーん。暇だ」
キル兄ぃと別れるんじゃなかったなぁ。と、今更ながらに後悔しても時すでに遅し。
なんか、今から戻るのも癪に触るのよねぇ。
さて。何しようか。




「って、あたしってばスレ立ってぱなしじゃなないどうしよう」
急いで携帯を開く。
良かったよシャルの作った機械で。丈夫だし性能良いし、防水だし。
いろいろ無駄なものは多いけどな!!
だってこの前、5のボタン押したらカメラのとこから赤外線的な赤い線?てきなの出てきたからね。
必要ないよね。絶対。
そんなことを考えていると、スレにたどり着いた。
あ、そこまで大げさにしなくてもいいか。









(ここから、2ちゃんのターン)






796:妖精
え?なんで此処こんな進んでんの。




797:傍観者ハンター
むしろ、2日開けといて消費しない方がおかしいと思うが。



798:妖精
それもそうか。てか、コテハン組は?



789:ドS同盟
オレとツッコミ隊隊長と副はいるぜ。



790:妖精
ふーん。



791:傍観者ハンター
反応薄ッ!
あ、ちなみに漆黒の豚はおちた。



792:妖精
うん。
すっごいどうでもいいな!!!



793:傍観者ハンター
此処まで来るといっそ清々しいよな。



794:傍観者ハンター
確かにな。
つかさ、オチた後なんかあった?



795:妖精
あったよ〜
兄貴自慢していい?
もう可愛かったんだかなねー!!!(*´∀`*)



796:傍観者ハンター
もはや自慢している件について。



797:ツッコミ隊隊長
つか何しに来た?



798:妖精
≫796 テヘペロ☆
≫797 ああ、えっとね何かこのスレのおかげで1日目はつぶれたじゃん?2日目・3日目は愛すべき可愛い兄貴と潰して後4日、暇だなあって思ってたところにこのスレを思い出したんだ☆



799:傍観者ハンター
もうおもっきしあれだな。このすれオマケなんだな。
テヘペロウゼぇ。



800:妖精
んなばなな。
んなことより、おしゃべりしよーよー。



801:ドS同盟
安価なら乗ってやってもいいぜ?



802:傍観者ハンター
ちょっと、あなた!
よくあたしたちの言いたいことがわかったわね!!
そしてさすが、ドS!



803:傍観者ハンター
もしかして、≫801は・・・・


804:傍観者ハンター
おれたちの・・・



805:傍観者ハンター
手の届かないとこにいるような・・・



806:傍観者ハンター
ものっごっつ凄い・・・



807:傍観者ハンター
凡人?



808:妖精
wwwwwwwwwwwwwwww
ちょっちょtっと≫807、wwwwwwwwwwwwwwww







          




                     
                      何故あたしの言いたいことが分かった。



つか何故あたしの台詞をとったヽ(`Д´)ノ





809:突っ込み隊隊長
おいこら、ボケ人どもおまいら何やってる。
1も悪のりするなし。悪乗り駄目。絶対。



810:妖精
≫809が切実過ぎて何あれウケル。
いいぜ。やってやろうじゃねーの!
じゃあ、いくぜ。
?兄貴がいかに可愛いか
?漆黒の豚の黒歴史
?先週仕事に入ったお宅で仲良くなったおっさんの話
?兄弟がいかに可愛いか(漆黒の豚の除く)
個人的には?と?がおすすめよん(*´∀`*)
≫818



811:傍観者ハンター
wwwwwちょっ安価にまで兄貴wwww
そして?wwwwwwww

安価なら?
あの漆黒の翼さんだぜ?
ハッキングのプロだぜ?
知りたいだろがアアァァァァァアアァァァァアアぁぁぁあああああああああ!!!!!!



812:ドS同盟
ふっ
これは間違いなく
?だろ。



813:ツッコミ隊隊長
いやいやいや、ここは?だろ?10代の1がどんな仕事してんのかが気になる。



814:傍観者ハンター
?



815:傍観者ハンター
?



816:傍観者ハンター
?



817:傍観者ハンター
?



818:傍観者ハンター
?



819:傍観者ハンター
?



820:傍観者ハンター
お、決まったな。



821:傍観者ハンター
くそう。逃したぜ。



822:妖精
≫821案ずるな。時間があれば語ってやる(`・ω・´)
書きためルンバー何で待って。



823:傍観者ハンター
この1やりおるぞ・・・・



824:傍観者ハンター
そしてさらっと匂わせたイケメン臭



825:傍観者ハンター
トクン・・・・。もしかしてこれって、



826:傍観者ハンター
恋?



826:妖精
いいえ。鯉でFAです(`・ω・´)
さて、どんどん行くぞー。



えっと、豚君は外見も中身も豚だ。きっと食いすぎで肥満になり死ぬと思ってる。とりあえず、外に出ようぜ。
まぁこの分から察するにあやつは世にいう引きこもりだ。この程度の情報は漆黒の翼ファン(オエッ)なら知っていると思う。でも、あいつやせたらイケメンだろうなぁ。やせればいいのに。
おっと。脱線しちまった。まぁ今回は豚君の引きこもり秘話・・・・と見せかけて、先月やっとこさ重い扉を開け放ちとびったった(笑)ときの話だ。



827:妖精
先月は、あたしが原因不明の腹痛で倒れて代わりに豚君が行ったんだよね。仕事に。
そん時のことを再現してみる。





−−−−−−−いったんここから普通の小説形式で行きます。すいません。−−−−−−−−−




「う゛おなか痛い・・・・」
なぜか突然の腹痛に襲われた。
とうとつすぎてあたしもはなしについてけないよどうしよう。
つかこれすごい痛い死にそう。内臓ひっくりかったみたい。
この様子に近くにいた義理母≪母さん≫とゴトーが血相を変えてあたしに近寄る。
「まっまあ!エルフちゃん大丈夫?!」
「義理母≪母さん≫・・・大丈夫・・・・じゃない。でも今日の仕事が・・・・」
「大丈夫よ!イルにでもやらせるわ!だから休んでなさい!」
「いってきまーす」←イル兄ぃ
・・・・・・・・・・・・・。うん。あの人今逃げたね?絶対嫌な予感したから逃げたね?まぁあたしも今回の仕事はいやだったからイル兄ぃの気持ちもわかるけどさ。
「あら?イルったら仕事なの?ならカルトちゃんは居る?」
「カルト様はただ今毒にあたって寝込んでおりますが」
「え?!嘘だろゴトー?!!!!tyとっまちょえ?ふそsんcjs][?!!]」
カルトが大変だと聞きとにかく焦る。てか、あわよくば苦しんでる姿とか、熱に侵された姿がみtおっといけない。失礼。
「ならキルは?」
「キル兄ぃは爺ちゃんと仲良くお出かけだって」
「そう。なら仕方ない。ミルに頼みますか」
「?!は?!・・・ゴホン。失礼あ、あのエルフ様の仕事ですよね?!」
「うん。面白くなってきたね。ゴトーさっ豚君の黒歴史だよ。徳と拝もうじゃないか」
「は・・・・はぁ」
普段あまり変わらないゴトーの表情が驚きにかたまるところを見れてホクホクなあたしはいまだにしくしく痛む体を引きずって豚君の部屋へ足を向けた。









「――――と、いうわけなんでよろしく。っ」
あたたと、痛みに顔をゆがめながら再度頼むと豚君は案の定素っ頓狂な声を上げた。
「はぁ?!なんでだよ?!!」
「よろしく」
「なんで俺が!」
「よろしく」
「なんで」
「よろしく」
「なん」
「よろしく」
「な」
「よろしく」
「」
「よろしく。ね?」
ふん。前世合わせて56年生きてきたあたしに死角はないのさ!
ない・・・・のさ。
あははは・・・(遠い目)
嗚呼、なんであたし自分の傷えぐってるんだろ。
「・・・いいぜ」
「え?まじで?ありがとう」
うん。良かった良かった。






「さてと。やるからには段取りを説明するよ。いい?」
「ああ」






今回の仕事≪殺し≫は女性から。その数なんと28人。しかも全員が全員金持ちだから報酬半端ないんだよね。しかもあの人たち全員前払い。だから今爺ちゃんとキル兄ぃが出かけてんだけど。
おっと。話がそれたね。そんでターゲットは30代の男性。そこそこ美形。
だがしかし、そいつロリコンなわけよ。もうほんといっぺん死ねばいいと思う。
え?ああそうだよ。だからこの仕事あたしに回ってきたんだよ。とりあえずロリコンは全員滅びろ。根絶やしにしてやる(クロロのせいでロリコン嫌いになった。つか8割型旅団のせい)あ、ごめんごめん。
そんで、そいつがパーティー開くの。ちなみに男は全員立ち入り禁止だから。
え?ならオレいけないだと?大丈夫だよ。豚君には














           女装してもらうから。




エルフは一言、どこか怪しく妖美な笑みを浮かべながら言い放った。


ミルキ=ゾルディックの死刑宣告を。

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