小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『あたしの家はゾルディック』










「ごめん!遅くなった!」
「うんん。大丈夫!なんの話だったの?」
「くっそめんどくさい話」
「ふーん」
ごめんゴン。何か隠したかった。とりあえず日本人特有の曖昧で回避したあたし。
そんなとき、ちょうど良くハゲゾーが来てくれた。
「よお!」
「お、ハゲ」
「ハンゾーだ。あ、そうそうオレは国に戻る。長いようで短い間だったが楽しかったぜ。もし俺の国に来ることがあったら行ってくれ。観光の穴場スポットへ案内するぜ。ほれ、あんたにもやるよ。なんだかんだで仲良くできそう出し」
「ん。まぁ確かにね。ジャポン人にはいろいろ思い入れもあるし。ほれ、あたしのホームコード」
何より前世が日本人だし。あ、補足しておくとホームコードはゾルディックじゃないから。クロロ名義でマンション買ってるから。なんかしらないけどあいつブラックカード持ってたんだよね。許すまじ金持ち。
あ、でも盗賊だから危ういな。やべ、あたしの個人情報とか今どうなってんだろ。まさか旅団に入ってるわけじゃなかろうな?
頭の中でかなり危うい(クラピカに聞かれたら)ことを考えながら、ポックルともホームコードを交換した。




とりあえず、電脳ページの中にあるあたしの情報は全部抹殺だな。




「エルフは、キルアの兄弟なのか?」
「うん」
「なら、ククル―マウンテンとは?」
「パドギア共和国にあるけど、地図で調べた方が早いんじゃないかな・・・・」
「そうだな」
そんな感じで、クラピカ達が調べている間あたしは、メンチちゃんとホームコードを交換しつつ女子トークをしていた。女友達っていいね。めっちゃ癒される。
いつかメンチちゃんとジャポンで温泉めぐりしたいな・・・・。


***





「暗殺一家の味とか・・・・。実際見るといやーな雰囲気だぜ」

おいおい、リオレオそれはそのいやーな雰囲気の場所に住んでるあたしへの挑戦状かい?

「うむ・・・。周囲の聞き込みから始めるか」
「いやまずは宿を確保して作戦立てようぜ」


「いやいやいや、友人の家に行くだけなんだ。お願いだから気張らないで」
「い、いやでも・・・・」
「エルフの言うとおりだよ!友達に会いに来ただけなんだかさ!」


「「(まったくこの二人は・・・・)」」

とりあえず、ゴンとは一生の友達になれそうだな。
君みたいなあっけらかんとした子は好きだよ。










後書き
すみません。今回はめっちゃ短いです。なんか乗らなかったというか・・・・。
いつも、評価ありがとうございます。
とりあえず、前回のエルフ独自の自論が言えてすっきりです(何故前の話で言わない)

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