小説『とある零位の全を操る者(エネミー・デイズ)』
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炎月と御坂の付き合い疑惑が明かされてから一週間と数日が経つ。

その間にエンゼルフォール、打ち止め(ラストオーダー)が逃げ出す、風斬が魔術師と混戦になるなどの、トラブルが起き、まともに仕事をしていない荒神だった。

そして、学校では夏休みをとっくに終わっている9月4日。

荒神はアレイスターに呼ばれ、窓のないビルに居た。

「用ってのは、何だ?」

「前に真面な武器が欲しいなどと、言っていただろ」

「ああ」

「昨日、霊装を探している部下が一人帰ってきてな。大剣エクスカリバーを持ってきたんだ」

エクスカリバーは本の題名になるほど有名な武器であり、その破壊力は島一つ潰しかねない威力を持った霊装なのだ。

「エクスカリバーか・・・物凄い霊装が手に入ったもんだな。でも、そんな武器を俺に渡していいのか?」

「情報も欲しい。その情報を兼ねて、新しいエクスカリバーを作り上げる」

「そんな事出来んのか?」

「・・・・・・、」

アレイスターは黙って笑っていた。

「まあ良いや。借りるぞ!!」

荒神は横に置き掛けてあるエクスカリバーを取り、外に出て行った。






学園都市ゲート上空

学園都市外の歩道に数多くシスターが列になり歩いていた。

「なんだ?あのシスター達・・・・・・嫌な予感がするな」

その時荒神はそのシスター達が関係してくることに、まだ気づいてなかった。

そして家に帰る途中、一方通行が居た。

「一方通行!!」

上空から一方通行の名を呼びながら降りてくる。

横には打ち止めが居た。

「テメェ!!何で此処にいる!!」

原作では、天井が打ち止めを使い学園都市を潰そうとし、一方通行が天井を止めようとし、頭を射たれ、能力が三分間だけしか使えなかったが、天井は荒神が先に殺したため、能力は普通に使える。

「まあまあ、いいじゃないか!!打ち止めじゃん!!初めまして!!」

「この人誰?ってミサカはミサカは一方通行の服の袖を引っ張ってみたり」

「誰でもいいでしょ!!」

荒神は打ち止めの肩を触り言った。

「(お前って、打ち止めのこと・・・・・・)」

一方通行の耳元で囁くと、

「な!?なに言ってあがんだテメェは!!」

「図星か。まあ良い。今日は用が無いから、帰るは!!」

すると荒神は空へ飛び立ったち、家に向かった。





荒神自宅。

「ただいま!!......?」

玄関には見慣れない靴があった。

「お帰り兄さん。どおしたの?」

「この靴誰のだ?」

荒神はその靴を指し示す。

「それはね、ミコトのだけど」

平気に言う炎月。

その態度に荒神は、

「なんだその態度は!?平気に言いやがって!!開き直ってんじゃねーぞ!!」

「開き直ってなんかないよ!!」

すると奥から御坂が来る。

「あ!!帰ってきたんだ」

「なんでお前が居るんだ?」

地団駄を踏みながら言う荒神。

「ご飯を一緒に食う事にしたんだ」

「ま、マジかよぉぉぉぉぉぉぉぉおお!!」

その後荒神と炎月と御坂の三人で飯を食べ、7時には御坂は寮に帰った。

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