小説『Tales Of The Abyss 〜Another story〜 』
作者:じーく()

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#112 シュリダンの悲劇



























【アルビオール】




一行は無事に……シュリダンへと到着する直前だった。


「そろそろシュリダンが見えるわね……。雨であいにくの視界だけど……。」


初めに気が付いたのがノエルだった。


「!!!あ……あれって……!!!」


街から………煙が上がっているのだ。







急いで、街へと降りたが……。




遅すぎた……。



「っ!!!」

アルは……直ぐに駆けつけた!

「し……しっかりして!今……助けるから!」


“パァァァァァ!!”


アルは……倒れてる職人の人……ラエルさんに治癒術を施した。

この場で……息があるのは……彼だけだったのだ。







「が……ぐ……っ、あ……あなたは……。」

何とか……意識は取り戻したようだ。

だけど……。

傷は……深すぎる。

意識を取り戻したそれだけでも、奇跡に近い。

「あ……アストンさんを……。」

ラエルさんは……必死に声を上げた。

「しっかりっ!な……何があったんだ!?こ……こんなっ!」

「ぎ…ギンジと……ゐ組は……キムラスカ兵……と一緒にに港の船を……守ってくれてる……君達を……待っている」

耳が……もう聞こえてないようだ……。

「かならず……かならず……助けるからっ!しっかりして!」

アルは……必死にかけ続けるが……。

容態は変わらない……のだ。

「め組を……アストンさん……たちを……探して……あれを……壊されたら……船は……」

「しっかりしてくれっ!お願い……だから……!」


アルは……叫ぶが……

むなしく……木霊するだけだった。


「……………………」


そして……息を引き取った。


「あ……っ……。」

アルは………やはりショックを隠せないようだ。

助けたかった……命………。


「アル。嘆くのは後……です。今は……時間がありません。今の……最優先事項は……タルタロスを無事に出航させる事。この意味がわかりますね?みなさん。」

ジェイドの言ってること……。

本当によくわかる。

わかるんだけど……。

体が……反応しない。

そんな時……。

「アル……。貴方の……悲しみや苦しみ……私も背負うから……今は……。」

ティアは……そっと腕を取った。

「あ……」

アルは……ティアの言葉。

そして……ティアの想いを聞いて……

心を……立て直した。


「そう……だよね。この作戦を……潰されたら……もっと酷い事に……。」

アルは……ラエルさんの目を……閉じてあげた。


「そうです……。手分けして、アストンさんたちを……探しましょう。視港へ向かう道を下りながら……。ティアとナタリアは一緒に行動。十五分たった時点で2人は港のキムラスカ兵の援護に向かってください。」


今後の事を……迅速かつ簡略に説明をして……。

そして……。


「ノエル……。」

ノエルは……アル以上にショックなのだ。

……この街の職人は……皆家族同然なんだから……。

だけど……ジェイドやティアが言ったように。

今は悲しんでいる時間は無いのだ。

「アルビオールは地核から脱出するときに必要になります。め組の創作は我々に任せてあなたは直接タルタロスへ向かっていただきたい。……できますか?ノエル。」

その言葉に……ノエルは……。

「……はい。私は……アルビオールの操縦士ですから……。」

気丈に……気丈に振舞っていた。


「皆……行こう。」

「ええ!」


全員……その場から散開していった。










その場に残っていたのはイオンとアニス、そして ジェイドだ。

「ジェイド!僕も……。」

イオンはそうジェイドに伝えるが……。

「イオン様……。あなたはアルビオールでタルタロスへ向かってください。危険です。」

言葉は少なめに……率直に伝えた。

イオンは驚きの表情を見せ。

「しかし!危険というならこれから僕達が向かう地核……そこも十分に危険な場所です!同じ事でしょう?」

そう言うが……。

「違います。行かせればあなたは街の人々を救う為に譜術を使うでしょう。」

ジェイドは…頑なに拒否をする。

イオンの性格上……それは火を見るより明らかなのだ。

だが、それを聞いたイオンはまだ納得がいかない。

「それの……それの何がいけないんですか?……アルではありませんが、僕も……助けたいんです!!」

アルの想いに長く触れた。

それは皆同じ想いの筈……。

大それたものではないのだ……ささやかな願いなのだ。



(皆……平和にくらせる世界を……)

(誰一人悲しむことなく……誰一人失う事のない……そんな世界を……。)



その想いに強く共感したイオンはそう抗議するが……。

「イオン様……。何度も忠告してきたはずです。譜術は貴方の体に大きな負担をかける。あなたは生まれつきお体が弱い……。そのことを含めるとするならば……あなたはアルの非ではないのですよ。そして……。」

ジェイドは……厳しい顔つきになる。

「その理由が私の……想像通りならば、どうしても行かせるわけにはいきません。アルも……見抜いていましたよ…。彼も、イオン様を守る為に新たな無茶をする……。言い方は悪いと思いますが、悪循環を起こさせない為にも。」


「………っ!!!」


イオンは……動揺していた。

「た……大佐?なんの話です?」

アニスは、内容が理解できないようだ……。

理解していない方が……良いのかもしれない。




「アニス!」


ジェイドは、混乱しかかっているアニスに話かける。

「あなたの役目は導師をお守りする事ですね?」

「は……はい。」

「ならばイオン様をアルビオールにお連れしなさい。」

そう言うと、ジェイドも皆が向かった方へと走り去った!



「ジェイドっ!!!」



イオンは……叫ぶが…………、

ジェイドは、振り返る事はなかった。
























職人 side






“ゴオオオオオオオオオオッ!!”



炎がオラクル兵に襲い掛かった!

「どうじゃ!?イエモン印の火炎放射器の味は!!」

威力はかなり高い様だ。

ミュウのファイアの数倍から10数倍に上るようだ。


「怯むな!!譜業兵器如き我らの敵では無い!!」


リグレットが兵に激を飛ばす!

その激に触発された兵士は炎でも怯むことなく!突き進んできた!


「うおおおおおおおお!!」


そこを防ぐのは街の職人達だ。

……戦いなどには縁の無いものたちばかりなのだが……。

何よりも……気迫。

守りたい強い思いから……。

兵士達はたじろいでしまった。



そのとき!


“ガラガラガラ!!!”


「ここは任せたぞ!イエモン」

アストンが装置を。

車に乗せ、坂道を滑り落ちるようにその場から離れた!



「チッ!追え!!」


リグレットは兵にそう号令をだす!



イエモン達足止め職人を仕留めるのと、アストン達を追いかける方に分かれてた。








Side out








「くそっ!皆!!いったいどこなんだっ!!!」

アルは……街を駆け回った。

出会うのは……血を流し倒れている職人達だけだ……。

もう……手の施しようがない……人たちだ。

「くっ………。」

アルは……。

思わず目をそらせるように……顔を俯かせた。

今は……行動するしかないのだ。

全てを……無にするわけにはいかないのだ。








アルビオールでは……。

「アストンさん……タマラさん……おじいちゃん……おにいさん……おばあちゃん……皆……どうか無事で………。」

涙を拭い……必死に操縦していた。


「…………。」

「…………。」


イオンとアニスは……ただ、沈黙していた……。

イオンは……表情を暗くさせ………。

アニスは、そんなイオンを見て……何もいえなかった。





















職人達の魂……。

それがめ組のアルビオール、そしてゐ組の演算気……改造陸艦(タルタロス)最初で最後の最高共同傑作。

その1つであるアルビオールがこの空を横切ったその瞬間をみたアストン・タマラは……。

ただ美しい……そう呟いていた。

所詮は職人……

戦争のプロである兵士達をそうそう抑えられるものではなかった。

行く手を阻まれてしまったのだ……








「なあ?タマラ……」

寄り添うように、そう呟きかけた。

「なんだい?アストン。」

タマラも同様だった。


「わしらは研究を愛しておる」

「……そうだね。」


目の前に凶刃が迫っていると言うのに……続けた。

「いつだって……そうだったね。あの子達みたいにあたしたちもただ一生懸命で無鉄砲だった……。」

思い出すように……。

過去を振り返る。

あの……ただただ一生懸命で……無我夢中で……。

突き進んで行く。

そんな若い頃を……。


「今回の最高共同傑作は……わしらの命にも等しい誇りだ……。」


その次の瞬間……



“ズバンッ!!!”



凶刃が……体を切り裂く瞬間だった。

















「くそっ!ほんとに……ほんとに何処にいるんだ!」

アルは、必死に探すが、まだ見つかっていなかったのだ。

ただ、不安だけが増してゆく。

「アルっ!」

そこに合流したのはルークだ。

ルークもアル同様だ……。

懸命に探すが、見つける事はできなかった。




………ただ、不安感だけが……。




「ルークっ!?皆……皆はっ!?見つかった??」

アルは、ルークの傍にまで駆け寄りそう聞く。

「いや……まだなんだ。」

ルークは顔を俯かせた。

「っ……。」

アルは 更に焦ってしまう。

「アル!手分けしてもう一度探そう!みんな……!みんなきっと無事だからっ!」

ルークはそうアルに言いかけた。

「そう……そうだよね!うん!」

アルも同意。

希望に……全てを懸けるように……。




だが……。





「アストンッ!!!」




聞き覚えある声が響き渡る……。

声……というより、叫び声だった。


「あれ……あれっ!」

アルが指をさした。

その先には……。

車の上で倒れているアストンと……

手を伸ばしているタマラ……。

そして、血塗られた剣を再び構えていた兵士だった。

「た……タマラさん!!」


“ダッ!!”


アルは、駆け出した!


それに続いてルークも!


「ふふ……。」

その2人を見たタマラは微笑み……。



“ドンッ!!”



アストンと……アストンが守るように抱えていた自分たちの魂……演算機を下へと突き飛ばした。



「と…とめろーー!!」


兵士は、追いかける!

そして、もう1人の兵士は……

タマラに剣を振りかぶった。


「ッ!!」

それを……それを目の当たりにしたアルは……!





「やめろぉぉぉぉ!!!!」





叫んだ!



「……いいのよ!行きなさい。坊や達。」



タマラは……とても穏やかな声でそう言う。

剣を突きつけられていると言うのに……穏やかな顔で……。


「っ!!」

ルークは……車を……アストンと演算機を受け止め……

そのタマラの言葉に動揺し、体が止まっていた。



「行くのよ!!私達にかまわず!!」


タマラは必死に叫んだ。


なぜなら……。


「ッ!!!」


アルは、走りを止めないからだ。

まだ、距離は相当ある。

そして高低差もある

今なら……車を使い、転がり降りた方が追っ手も振り切れるかもしれないのだ。



「来てはダメよッ!」




必死に叫ぶが……。




「……いやだ。……いやだぁぁぁぁ!!」




アルは、止めない。



「何で……もう、誰も失いたくないのに……!もう誰も目の前で……失いたくないのに!何でこうなるんだッ!!絶対……絶対に死なせない!!」



アルは半ば半狂乱になりかねない精神状態のまま……そのまま走り続けた!

アクゼリュスを……両親を……そして、タマラさんまで……。








「【ヤツ】が来かた?」


タマラの傍で、アルを冷静に確認していたのはリグレットだ。

「はっ……。頃合かと。」

兵士の1人はそう言う。

「ふむ。」

リグレットは懐から小さな小箱の様なものを取り出した。




「ッ!!」


それを見たタマラは直ぐに【それ】が何なのかわかった。

研究者なのだから……。

理解できたのだろう。

「あのネクロマンサーの譜術を封じ込めた封印術……それに改良を加えた新型。効力は数倍から十数倍にも上るものだ。閣下のお墨付き……。あの男にはここで退場してもらおう。」

リグレットはそう呟き笑みを浮かべると……。

小箱を後ろ手に隠し、前へと出て行く。






「タマラさんから離れろぉぉぉぉぉ!!!」






アルは、そんな気配に気づくはずもなく……。

ただ、走り続けた。



「だめ……だめよ!!来てはだめ!!この女の持っているものは!!封印術の!!ッッ!」



タマラは力の限り叫び続けた。

その効力は十二分に知っている。

そして……話の内容からすれば……。

命に関わりかねないものだと判断したのだ。





「ちっ……知っていても不思議では無いか。だが 最早無意味。暴走したアイツは止まらない。」

リグレットは、そう言うと。

アルの方を向いた。

「さあ!来るがいい!記憶無き超人よ!」

銃を構えながらそう叫んだ!




「タマラさん!!いま……今!助けます!!ぜっ……たいにぃぃぃぃ!!!」




アルは拳に力を込めた……。



“ギュルオオオオ………”



空間が……ゆがむ。


「ふっ……。」





リグレットも銃を握る手に力を込めた。

普段のあの男は恐ろしく頭が切れる上に力も強力だ。

だが……、今のあの男は。

ただ 暴走している獣。

それならばおそるるに足らない。

ただの獣なのだから。

「これで終わりだ!」

リグレットは銃と……そして 封印術を構えた!







そのとき!!







“ズガアアアアアッ!!!!”





アルとリグレット。

もう少しでリグレットが封印術を使用できる正にその刹那。


アルの体に電撃が迸った。



「ッッ!!!がぁっ!……っぁ……なっ……なっ……!!」





流石のアルもこの攻撃は予想外だったようだ。

前にいる敵に集中し……

そして何より暴走しかけていた事もあり……。

そして、死角からの雷撃。

それを頭から受けたのだ。

思わず……膝を付いた。





「……すみません。」

「ッッ!!」


そこにたっていたのはジェイドだ。


「じぇ……じぇいど……?な……んで……?」

アルは……意味がわからない。

理解が出来ない。

信頼する仲間から……攻撃を受けたのだ。

突然の事で……頭が混乱していたようだ。



「今、あなたを失うわけにはいきません。」



ジェイドはそう答えた。



「チッ!貴様……いつの間に。」



リグレットは舌打ちをし、銃を放った!





“ドォンッ!!ドォンッ!!”






だが……。




“ガキィィ!ガキィィ!!!”




その銃弾は全て弾き返された。



「ティア……。」

銃弾を弾いたのはティアだった……。

「教官……。」

ティアは少しさびしそうな顔をするが……。

直ぐに表情を引き締めなおした。



「よかった………ありがとう……。」




タマラは……微笑んでいた。

彼女の叫び……。

それはアルに対してだけでは無い。

傍にティアとジェイドが来ていることに気づいていたのだ。

だから……、可能な限り大声で叫んだ。

心優しい彼を止めるのは……この方法しかなかったのだ。




「………。」



ジェイドは……言葉が見つからない。






「その子を……頼んだわよ。とても……とても優しい子だから。ふふっ……無鉄砲過ぎるわ……でも、決して失っちゃあだめ……。まだまだ、する事。あるでしょう?支えてあげなさい……。」




微笑みながら…そう言った。


「「ッ……!」」


ティアとジェイドは一礼をすると


「いきます!」


ジェイドはアルを抱え、

直ぐにこの場を離れようと走った!

「ま……まって……まって……よ!おねが……いだから……た……タマラさんが……!たす……けなきゃ……」

アルは……必死に説得していた。

……痺れる感覚が取れないのだ。

ジェイドは……可能な限り殺傷力は抑えてはいるが、本来彼が使う譜術は強力なものだ。

アルのことを十分に褒めているのだが彼も十分すぎるほどの使い手……。

アルはあまり体の自由が利かないのだ。

だから……説得と同時に……。ジェイドたちを振り払うように……

暴れていた。


「こらえてください……!タマラさんは……貴方の為に……今!命を懸けているんです!そんな貴方が……やられてしまっては無駄になってしまいます!」

ジェイドはそう……言う。

「!!で……でもっ!!でも!!」

アルは、まだ納得は出来ていない。

誰も……失いたくない。

そのことだけが頭を過ぎっていたのだ……。

「アル……私を恨んでくれて構いません。ですが、今は…!先を急がせて貰います!」

ジェイドはそう言うと……

走る速度を上げた。

「……アル!」

ティアもアルを支える様に肩を貸す。


「タマラさんの想い……無駄にしちゃダメ……。」


ティアの目は……僅かに潤んでいた。

彼女も……必死にこらえていたのだ。



皆……思いは同じだったから。









そして……。




皆は無事にタルタロスに乗り込む事が出来た。

演算機も……タルタロスも勿論無事だ。




「ノエル……」

アルビオールが空を横切るのが見えたイエモンは……呟く。




「自慢の……孫じゃ……。あとは……任せたぞ……」




それが…彼の最後の言葉だった。






「やぁっと……行ってくれた……わね。まったく……」


叫び続けていたタマラは……。

アル達が、いなくなった後……。

凶刃に犯され……虫の息だった。



「こんなに……年寄りに心配かけてからに……。」



タマラは……ごろりと仰向けになる。


「でも……ほんとうにやさしいこ……ね。こんなわたしたちを……ねぇ?アストン イエモン ヘンケン キャシー……スピノザ。」


続けて出てくるのは……【仲間】の名。



「このせかいに……あんなこがうまれてくるのなら……すてたものじゃないわよ……ね?……あのこ……たちに……みらい……を……」







タマラも……そのまま、息を引き取った。







そして……



「う……うわああああ!!」

叫び声が上がる。

その姿を見ていたスピノザからだ。


彼は……自分の犯した事。

その結果の結末……。

それに激しく後悔をしていたのだ。




「逃した……なんたる失態だ。」

リグレットはタルタロスを見ながらそう呟いた。


そのときだ。

「……失策だな。リグレット。」

声がした。

……そうこの声の主が。

「ヴァン閣下!」

そう……ヴァンだった。

ヴァンの登場に、その場の兵士皆がひざまずいた。



「はっ……大変申し訳ありません。技師どもがまさか、ここまで抵抗するとは思わず……そして、今作戦最優先事項のあの男の無力化も……。」

「……構わん。あの男はイレギュラーも同然。元々計算で捕らえきれるとは思っていなかった。封印術が成功した所であの男の力が完全に封じれると確証は得られないしな。……それに、よもや収穫がまるで皆無というわけでもあるまい?」



ヴァンは、アルの無力化についてはそこまで、確実だとは思ってなかったようだ。

だが……まだ、手はある。


「はっ……シンクが間に合ったようです。」

リグレットはそういい……笑みを見せる。

「ふむ……。この襲撃そのものがおとりになったようだな。良いだろう。撤収しろ」

そう言うと……皆がこの場から撤収していった。



「さて……地核が奴らの……あの男の……連中の墓場となるか……?いかにあのメンバーとは言え今回は簡単には行くまい……。あの男がいくら未知数とはいっても【艦】が圧力で潰されたらどうなるかな……。」

そう呟く……。

「メシュティアリカ……。」

ティアにだけは……僅かながら気にするようだ。

だが、それも一瞬だった。一笑し……その場を離れていった。

























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