小説『Tales Of The Abyss 〜Another story〜 』
作者:じーく()

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#37 光の王都バチカル
































そして…

船旅も終わり…目的地へ到着した。

ここは…光の王都。

【バチカル】

一行は船を下りると…

出迎えが着ていた…

「このたびは、無事のご帰国おめでとうございます、キムラスカ・ランバルディア王国軍第一師団長 ゴールドバーグです。」

先頭に立つ男がそう挨拶をする…そして、もう1人。

「セシル少将であります。」

女性も挨拶をしていた…

ルークってこうしてみると…偉いんだね…態度は何処でも王様っぽいけど… 苦笑

「…?なんだよ…」

気がつくとルークを凝視…っというかガン見していたアル君… 苦笑

「あっ…あはははは…」

そんなことを直接いえる空気じゃないのは良く分かるから… 笑って誤魔化す… 苦笑

「?? まぁいいや、  ご苦労。皆はオレが城へ連れて行く。いいな。」

ルークは2人に向きなおしそう言った。

「承知しました。」

そして…

港からバチカル内部へ…










ロープウェイで上って行くのは圧巻だ…

凄い…真下を見ると家だらけ…

「すっごい街!縦長だよ〜〜!」「凄いですの!チーグルの森のなんばいもあるですの!!」

アニスとミュウも同じ気持ちだったようだ。

「あははは!確かにそうだね。アクゼリュスの何倍もありそうだなこりゃ。」

ミュウ風に表現してみた。

「アルさんの家よりもなんばいもあるんですの?」

ぴゅ〜〜っとよってくるのはミュウ。

「そうだね。力いっぱい言うのは…ちょっと申し訳ないけど… 」

アルは苦笑いしながらミュウを撫でる。

ミュウはくすぐったそうな、気持ちよさそうな… そんな感じだった。

うん…癒される…

なんでルークは邪険するのかなぁ… 苦笑




そんな時…ルークは外を見ても…

「ちっとも帰ってきた気がしねーや…」

そう呟いていた…

「そうか…記憶を失ってからは外にはでてなかったからなぁ…」

ガイがそう言う。

そんな時ティアが、

「大丈夫、覚えていなくてもこれから知ればいいのよ。」

そう言った…

すると…アニスがいや〜な顔をして…

「ティアってば な〜んかやさしくな〜い?」

そう言う…

「え・・・・・?」

ティアはきょとんとしていた。

「あっ これが所謂…ええっと… そうだ、母性本能をくすぐられたってやつ・・・ でいいのかな?」

「ん〜100点ですねぇアル。」

2人がそう言ってると…

「何でそうなるの!そんなことないわよ!」

ティアが慌てて否定していたね… 苦笑

ヴァンは…そんなティアをじっと見ていた…


そして…一行はバチカル城へ…

ついたんだけど…謁見の間への扉の騎士がいて、、

「ただいま大詠師モースが謁見中です。暫くお待ちください。」


!!!!??


その一言で…ちょっと空気が変わる、

「大詠師…モースが…?」

ヴァンも同様だった。

「はぁ、叔父上に変な事吹き込まれる前に入ろうぜ。」

ルークは騎士の前へ…

騎士は止めようとするけど…


どけっ!!


の一言であっさり解決…

「いやぁ…素晴らしいですねぇ。」

ジェイドが呟く…

「あ…はははは… 力技だね…」

「それを言うなら権力(ちから)技でしょう?」

「漢字の読みを変えただけじゃん…」

って苦笑しているアルさんといつもどおりの表情のジェイドさん… 苦笑

とりあえずその恩恵の元…謁見の間へ入っていった。





「…マルクト帝国は…首都グランコクマの防衛を強化しております。エンゲーブを補給拠点として「待てよおっさん!!」ッ!!」

モースらしき人の発言に口を挟む!

「おおぉ… ルーク!よく無事に戻ってくれた…」

そう言ったのは…キムラスカ国王であるインゴベルト六世だ。

国王はもう1人…気になる人物が来ていることを知る。

「これはこれは…導師イオン。」

それは不在とされていた導師イオンだった。

イオンがいないがため、モースが来ていた状況だった為驚くのは無理もない。

「ご無沙汰しております陛下。」

イオンが挨拶をすると…

「おっあっ…ああ!お探ししておりましたぞ!」

モースは驚きながら話していた。

「モース、話しは後にしましょう。」

イオンはモースにそう言うと、

「陛下。こちらがピオニー九世陛下の名代…ジェイド・カーティス大佐です。」

そう紹介すると…

ジェイドが一歩前へ出て跪く。

「我が君主より…偉大なるインゴベルト六世陛下に親書を預かって参りました…」

そう言うと、アニスが新書を取り出し…陛下の側近に手渡した。

そこでルークが、

「叔父上!モースが言ってることは出鱈目だからな!」

ルークがそう言い放つ、

「なっ!何を言うか!!私はマルクトの脅威を陛下に…「うるせぇ!!」」

ルークは更に前へ出て。

「戦争を起こそうとしているだろーが!!」

興奮しっぱなしだ…

ヴァンがルークの肩に手をかける…

「ルーク、おちつけ…」

そう言うと…少しは落ち着いたみたいだ。

「こうして親書が届いたのだ…それを無視はせぬ…」

国王は新書を確認すると、そう言った。

「頼むぜ…叔父上。」

そして…安堵感が辺りを包みこぬような感覚が走る…

これで…きっと…









そして謁見も終わり…

皆 謁見の間より退出した。

「ルーク…ありがとう 貴方のおかげです…」

イオンがルークに礼を言う。

「オレからも…ありがとうルーク。これで…アクゼリュスが助かる…ほんとにありがとう。」

アルもそう言った。

実際・・・涙が出そうだ。

だけどそれは、本当に救えた時にお預けだね。

「まーな!本気出せばこんなもんだ。」

ルークはそう言いながら歩いていた…その時にジェイドは…

「流石の七光りです!」

っと一言…

はぁ〜〜〜…

「いちいち癇に障るやつだな!!」

ルークが…まあ当然だね・・・

「まっ…まぁーまぁー ジェイドって…こういうキャラじゃん…?」

なだめるのはアル… 構図は相変わらず…だね… 苦笑

「これは失礼…実際助かりました!」

ジェイドも…今回ばかりは本当にそう思っていたみたいだ… 苦笑

そしてルークは。

「これで…戦争は起きなくなるのか?」

そう言うと、

「これから検討が始まるだろう…」

ヴァンが答えた。

「そうか…それじゃあオレは母上のところへ行って来る。心配しているだろうからな。」

そう言った…

(そっか… ルークは文字通り飛ばされたんだった… そりゃ心配するよね…)

っとアルが思ってると…

「アニスちゃんルーク様のお家見てみたぁ〜いですぅ〜&#9825;」

ルークに引っ付くのはアニス。

「なら 私たちも…」

ジェイドもそう言った。

「はぁ…普通の家だぞ?」

ルークがそう言った。反対はしてないみたいだ。

「…普通の家…ねぇ…」

アニスがそう呟いていた…






-39-
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