小説『仮面とテストと召喚獣』
作者:daiki1211()

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5

〜文月学園〜

俺は今、すごく驚いている

明久に2年生の教室を案内してもらったとき

Aクラスは、ホテルみたいなのに対して

Fクラスは、入った瞬間に頭痛がするほどのぼろさだった

「次は職員室にあん「吉井!」鉄人!」

俺は声のほうを見ると仁王立ちで人が立っていた

「吉井!誰が鉄人か、西村先生と呼べ」

「あなたが西村先生ですか。俺は四月から転入する松葉零輝といいます」

「俺はこの学園の生徒補導室担当、西村宗一だ。
 で、こいつは何をしたんだ?」

明久が、

「僕は悪いことをして連れてこられたんじゃありません!
 零輝を案内していただけです!」

「そうですよ西村先生。俺が、明久に頼みました。
 それにあなたのことは、明久から聞いていますよ。
 生徒思いの先生とね」

「そうかすまなかったな吉井」

「いえ」

「西村先生、学園長に合わせてくれませんか?」

西村先生は俺を見定めるような感じで

「それはなぜだ?」

「学園長とじかに話がしたいためです」

「いいだろう付いてこい」

〜学園長室〜

コンコン

「失礼します。
 学園長に会いたいという者話連れてきました」

「入っていいさね」

俺と明久は学園長室に入った

「観察処分者と転校生、なにかようさね?」

俺は

「ちょっと失礼します」

と言いながら555フォンのボタン〈717〉をした

そのあと『Search』という音が聞こえ

部屋の一部分が反応したのでそこに行くと

「なんでこの部屋に盗聴器があるさね!」

「あなたは今自分の立っているところがどれほど
 重要なのかわかりませんか?この学園の一番上
 だったら失脚を狙う人もいるでしょう」

学園長は笑いながら

「あんた、頭が切れるようさね。うちの召喚システムの開発に携わってくれないかい
 ちゃんと報酬も出すよ」

「それは、俺にとって見ても好都合だ」

「どういうことだい」

「返事の前に俺からも」

「なにさね?」

-5-
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