小説『仮面とテストと召喚獣』
作者:daiki1211()

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「報酬は要りませんが、今から言うことを条件に受けてもいいです」

学園長は眉をひそめた

「1つ目はFクラスをまともな状態に直すことです」

「どういうことだい?」

「fクラスの状態はひどく、畳は腐っていて
 座布団には綿が入っていない、
 卓袱台にはひびが入っており、とても勉強する空間じゃありません」

「教頭かい、わかったさね。春休みが終わる前に直しておくよ。
 ほかには?」

「ちょっと待ってください」

俺はそう言いながら、西村先生に近ずき

「あなたに聞く権利があるか質問するので答えてください」

「わかった」

「じゃあ言います。目を閉じて…
 化け物と戦う戦士がいます、その色は何色ですか?」

「白だ」

「続けます。その怪物がやられたとき、その怪物はどうなりましたか?」

「粉々になったな」

「目を開けてください。これを持ってください、これが最後です」

西村先生は何事もなく俺が渡したものを持った。

「これは何だ?」

「あなたには、聞く権利があるようです。
 それは持っていてください。
 必ず使うときがあります。
 2つ目は、俺の研究を手伝ってください」

「どんな研究さね」

「これです」

俺は、ライダーの資料と怪物のデータを渡した

「これは!本当なのさね!」

「どうされましたか」

「これが本当なら、あんたがいなかったらこの町は、」

「西村先生、忠告をしときます。これは俺が体験したことであり本当のことです。
 これを知ったら後戻りはできなくなりますので」

「俺はそれでも知りたい。話してくれ」

「分かりました。この世界はかつて10つ以上に分かれてました。
 1つは召喚獣が生まれた世界。ほかは怪物がいる世界。
 怪物がすんでいる世界には、仮面ライダーと呼ばれるものがいましたが。
 世界が融合したときの関係で消えてしまいました。
 そのためこの世界は破壊へと道を一歩一歩歩いていきました。
 俺はそのころ、ほかの世界で死にました。
 その死は本来なかったため神が転生と言う形をとりました。
 で、この世界が崩れていたから、元に戻そうと思いついさっき来ました」

「じゃあ、あんたは怪物たちと戦うのさね?」

「はい、それが俺の選んだ道ですから」

「それなら私は止めないさね…で、何を研究すればいいんだい?」

「いえ、今は特にありませんからあなたの腕輪の開発を手伝います。
 3つ目は、俺にも召喚獣のデータをいじらせてください」

「それはなぜだい?」

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