小説『とあるUMAの伝説物語』
作者:神死槍()

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上条当麻は、一方通行との戦闘で入院していたが、やっとの事で退院できた。
もう、入院代だけで、かなり取られている。もうあまり、無理も出来ない…今日は担任の小萌先生から、話があるとの事…つまり、今は学校に向かっている。
「ん?」上条当麻の視界に、二人の人物が、入ってきた。
一人は、学園都市最強の、一方通行…そしてもう一人は…又馬希助だった。

「……(こいつは…一方通行…ベクトル変換の持ち主…あの妹達の実験をやらされていた…)」又馬は一方通行の記憶を読み取り、一方通行を理解した。彼の抱える、痛みや、悲しみ、憎しみ…全てを…
「なんだテメェ!?さっきから、ジロジロ俺の事見やがって!!」一方通行は又馬の首襟を掴んで、怒号した。
「何が目的だ!?」又馬は一方通行の手を、払いのけて、聞いた。
「テメェがもっと早く出てきてりゃ…」一方通行はブツブツ呪文のように呟いていた。
「ここじゃ…なんだ…場所を替えるぞ、ついてこい…」又馬はそう言うと振り返り、走り出した。
「待ちやがれ!!」一方通行も走り出した。

「大変だぁ…希助!!」上条当麻も走り出した。






又馬は、使われていない廃ビルに入り込んだ。一方通行もすぐに入ってきた。
「ここで話し合いを…って思ってたけど…お前は、話し合いより、殺しあいをするつもりだろうしな…」又馬は、そう言うと、一方通行に挑発をした。
「ふ…面白ぇ…良いぜ…殺してやる…学園都市最強は……一人で良いんだよ!!」一方通行は思いきり、地面に足を下ろした。その瞬間に、地面がバッキバキに割れた。又馬は跳んで、天井に張り付いた。
「落ちやがれ!!この蜘蛛やろう!!」一方通行は、天井に張り付いている、又馬に殴りかかった。
「ちっ!!」又馬は空間移動で、上の階に飛んだ。さっきまで張り付いていた、天井は、すぐ下…
「逃げんじゃねぇぞ!!」すると、下の階の天井を突き破って、一方通行が飛んできた。
その時、又馬は一言…
「コピー完了…」

「あぁ?」一方通行は戸惑いながらも、又馬に殴りかかった。又馬は一方通行の拳を、受け止め、下に投げた。凄い勢いで、落ちていった。一方通行は思いきり地面に落ちたが、ベクトル変換のお陰で、傷は一つも、つかなかった。
又馬も、下に降りた。次の瞬間、又馬は空間移動で一方通行の目の前に飛び、一方通行の腕を掴み、空間移動で空き地に飛んだ。

「ここなら、全力でやれるだろ?」又馬は一方通行の腕を離してやった。
「殺す…」一方通行はそう言った、しかし、次の瞬間、又馬の拳が一方通行の腹部にcritical hitした。
「ガハッ!?」一方通行は腹を押さえて、座り込んだ。
「早く、殺してみろ」又馬は余裕の表情で一方通行を見下ろす。
「ふざけやがって!!」一方通行は又馬の腕を掴んで、高笑いした。
「ギャハハハハハハ!!これで殺してやる…………っ!?」
「もう…良いか?」又馬がそう言った瞬間、一方通行は眠りについた。
「お前は、自分を責めているんだろ…自分は実験なんて本当は、やりたくなかった…けど、違う自分を偽って今みたいになったんだよな…」又馬は一方通行の頭を掴んで、さらに、喋り続けた。
「でも、そう思えるんなら、また、何度でもやり直せるから…俺はお前みたいに強く無いからな、やっぱり、学園都市最強は一方通行お前だよ…」又馬は一方通行の記憶の中から又馬自身の事と、今回のいざこざの事を抜き取った。記憶操作の一種である。
「今度は、味方として、会えると良いな…」又馬は空間移動で、その場から立ち去る…

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はいどうもです…神死槍です。(__)

今回は一方通行が出てきました。

一体これからどうなるのか…全く分かりません…そして分かったことと言えば、まだまだ終わりそうに無いと言うことです。
( ; ゜Д゜)

目標の20回まで、もう少しです…

皆さんこれからもよろしくお願いします…

それではまたこの場所で会えるように…今日はさようなら

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