小説『とあるUMAの伝説物語』
作者:神死槍()

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又馬希助は、自分が何処にいるのか、分からないまま、実に、二時間も歩いていた。すると、河川敷に着いた。左を見れば、夕焼けがきれいに、オレンジ色の光を放っていた。
「早く風紀委員第177支部を見つけなきゃ支部の人に怒られちゃうな…」そう思ってはいるものの、又馬希助は河川敷の芝生の上に、寝転がってしまう。
「そうだ…!!能力を使っ…」又馬希助が何かを閃いた時、上の方から、上条当麻の声が聞こえてきた。
「やっと見つけたぞ…希助〜!!」上条当麻は坂を駆け降りて又馬希助の隣に座った。
「当麻…なぜここへ?」又馬希助は不思議そうに、尋ねる。これに対し、上条当麻は笑いながら、答える。
「なんでって決まってるだろ…困ってる友達がいたら、助けてやる!!ってな。お前、道に迷ってたから、道案内でも…って思ったんだけど…お前が見つかんなくってさ…探し回ってたんだ…」上条当麻は喋りながら立ち上がり下の方の砂利道に行き、石を拾い、川に投げ捨てた。又馬希助も立ち上がり、上条当麻と同じことをする。その時又馬希助が口を開いた。
「お前の右手…そう…右手から何かを感じた。」その時、上条当麻の表情は、急激に変わった。
「お前!!なんで…こいつの事を知ってる!?」上条当麻はすぐさま身構えた。
「ぇ?ただの勘だよ。」又馬希助はそう言ったが、上条当麻は身構えるのを止めない。
その時!!

「やっっっっと!!見つけましたの!!」
「あいつが黒子の言ってた奴ね!!」
上の方には白井黒子と、御坂美琴が立っていた。
「あいつは…さっき、俺を地面に張り付けた奴だ!!また、来やがったのか!?」又馬希助は白井黒子を指差して叫んだ。
「あ…あんた!?なんで…そいつと一緒に居んのよ!?」御坂は驚いた様子で、上条当麻に問い詰める。
「ビリビリ…!?なんでって言われても…こいつは友達…だから…」上条当麻も驚いた様子で答える。
「友達って…あんた…そいつは…」御坂美琴が喋るのをやめた時、白井黒子が代わりに喋り始めた。
「その男は、今!!学園都市を恐怖に落とし入れている、犯罪者ですの!!」白井黒子の発言で、上条当麻はすぐさま、又馬希助を見た。しかし彼は驚くほど、静かに立って落ち着いていた。そして一言
「お前らは、勘違いしている…俺は、人を殺した事もないし、犯罪もしたことがない。その証拠に!!俺は…風紀委員第177支部の新支部長だ!!」又馬希助の発言に白井黒子はすぐさま、こう答える。
「嘘をつくのはやめて欲しいんですの!第一貴方が、風紀委員だと言うなら、腕章を見せて欲しいんですの!!」白井黒子の発言を受け、又馬希助はすぐさま鞄をあさりだす。
「この腕章が…」又馬希助の動きが止まる。そして絶望したように、上条当麻を見つめて、こう言った。
「どうしよう…当麻…腕章無くした…」

「ほら、やっぱり嘘ですの」白井黒子は呆れたように又馬希助を鼻で笑った。
「く…くそ…」又馬希助は下を向き、必死で逃れる術を考えたが、良い案が思い浮かばなかった。
「ほら!!あんたも、早くこっちに来なさい!!」御坂美琴が、上条当麻を呼んでいる。その時、白井黒子は、又馬希助の元に走り出した。拘束するためである。
「当麻…俺を信じろとは言わない…向こうが正しいと思うなら、向こうに行ってくれ…」又馬希助の言葉に、上条当麻の答えは…
「取りあえずはお前を信じる…あいつら、思い込みが激しいからな…そしてもし、お前が敵でも、俺が倒すから、なんの問題もねぇ!!」
「ありがたいよ…」又馬希助がそう言った瞬間、上条当麻は彼の前に立ち、白井黒子を止めようとした。
「邪魔ですの!!」白井黒子は空間移動で、又馬希助の後ろに回り込み殴りかかった。
「遅い…」又馬希助がそう言った瞬間、又馬希助の体は消え、白井黒子の後ろに回り込む。
「そう…無視…ね…」御坂美琴は身体中から電気を放ち上条当麻にこう言う。
「それがあんたの…答えなら…あんたも…敵と見なす!!」


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皆さんお久しぶりの投稿ですm(__)m

今回は久しぶりの投稿という事で、文字数頑張りました

ネタ尽きるまで頑張りますので皆さん…応援お願いします。m(__)m

一言のコメを頂けるとありがたいです…辛口のコメはやめて下さい…m(__)m

それでは、次の投稿でお会いしましょう(^_^)/~~

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