小説『日本式魔術師の旅〜とある魔術編〜』
作者:ヨハン()

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Side-レイゴ

火織との模擬戦が終わり、平和な日常が続いています。
え?神裂さんから呼び捨てに変わっているですか?

これは模擬戦が終わってから数日後に


「あああのですね、ニノマエさん」

「なんですか?」

「こ、これからは私のこと火織と呼んでください。
同じ職場で戦う仲間ですし、天草式や私のことでご迷惑をかけましたので。
敬語なんて使わなくても結構です。」

「ふむ、そうですか。ならば火織、と呼ばせてもらいますね。
敬語に関してはこれが素なので気にされなくて結構ですよ。」

「っ、はいっ///////
で、では私はこれで!」

「ああ、火織!私ことはレイゴと呼んでもらって結構ですから!
・・・・・行ってしまいましたね」


とのようなことがあり、名前で呼ぶことになりました。
あの時の火織はかわいらしかったですよ。
指をもじもじさせ、言葉を詰まらせながらも必死になって・・・

おっと脱線しましたね。今は平和な日常が続いているといいましても、
これはおそらくアークビショップが私に魔術の研鑽する機関設けてくれているためだと思うんですよ。
だから平和な日常とはいっても
ルーンを学んで、アークビッショップとお茶会をし、錬金術を学び、火織とお出かけし、
魔道書や霊装について学び、騎士団長からのスカウトから逃げ、霊装の設計や符の作成をしたり、
・・・・・半分くらいは修行できていませんね・・・・
まあ!とにかく充実した日々を過ごしていますよ。


オマケ1

「騎士団長!いい加減にしつこいですよ!」

「すまないがこれも仕事だ!キャーリサ様たちが会いたいというのでな!」

「・・・・大変ですね・・・」

「っわかってくれるか・・・・」

「わかりました、私に何かメリットとなるものや知識を下さるのならあなたについていきましょう。」

「・・・・助かる・・・!!
いまだ未完成なのだがパターン魔術と、ソーロルムの術式について教えよう。」

(この人も大変そうですね。なんとも深い喜びですよ。)


オマケ2

「へえ、お前が聖人に勝った少年か」

「ええ、聖人に勝った少年ですよ」

「・・・何か、怒っているし」

「そら、怒るだろ。お前が騎士団長を使って無理やり連れてこようとしたんだからな。
すまなかったね、うちの娘が迷惑をかけたようで。」

「そう思うならば、止めてください。」

「それは無理だ。私も会いたかったからな!」

「す、すいません。お姉さまとお母様が迷惑をかけて。」

「いえ、あなたは悪くないので謝らなくて結構ですよ。」

「ならば、問題ないし!」

「あなたにはいっていません!
ハァ、で?ご用件は何でしょうか?」

「うむ!それはだな騎士にならないか?」

「お断りさせていただきます。」(即答)

「早いし!少しは悩むし!」

「私にはやるべきことがあるのでね、無理ですよ。」

「・・・・・無理そうだな。なら仕方がない、無理強いはだめだし諦めるとするか。」

「おや、潔いですね。」

「ん?ああ、お前の目に信念がこもっていたからな。
そんな目をする奴は自分を曲げることはないと母から学んでいるし。
それならば友好を結んだ方が得だしね。」

「なるほど。
ならばここからは友人として、会話をしましょうか。」

「ふむ、難しい話は終わったか?
ならば日本の文化について教えてくれ。
最近日本に興味をもっていてな!」

「エリザード様・・・」


オマケ3

「先ほどから気になっていたんですが、その異様な力を放っている剣は何ですか?」

「これか?これはカーテナ・セカンドと言ってな、
英国王室の者は国内にいる限り天使長の力を使用できるようにするものだ。」

「それは、強大な力ですね。
・・・・それは防衛の要なのでは?簡単に教えてもいいのですか?」

「何、知ってもどうしようもない力だし。
何より有名だからな、いづれ知ることになるだろうからな。
なら先に説明して好感度を上げた方が都合がいいさ」

「最後は、言ってはダメでしょうよ・・・・」

(しかしカーテナ・セカンドですか・・・
武器にミカエルという力を降ろし、その力を使用している。そんなところですかね・・・・
ふむ、大体の形は理解できましたし。今後の術の開発に活用できますかね)


オマケ4

ルーンのおかげで文字の効率的な書き方、組み合わせを学ぶことができ、
ルーンを文殊や言霊と置き換えることで符が一歩完成に近づきました。
しかし、完成にはあと一歩欲しいですね。
魔道書の仕組みを利用したいんですが・・・・
魔道書として完成形にしてしまったらそう簡単に使えませんし毒もすさまじい。
しかし未完成ならばすぐに崩壊してしまう。
そのバランスが難しいですね。
誰か未完成の魔道書について詳しかったり、有効活用できる人はいませんかね?


オマケ5

ああ、錬金術に関しての報告がまだでしたね。
一応マスターはしましたよ?
今後霊装を作る時などに有効活用できると思います。
おそらくエメラルド・タブレットもコントロールできると思います。
課題としては、黄金練成(アルス=マグナ)を使用する方法ですね。
まあ、式神の多数召喚による同時詠唱でできるはずですけど。
しかし、コントロールの方も問題なんですよね。
考えるだけで現実になるのは危険すぎますからね、
ワンテンポ遅れますが言葉を現実にするのが安全だと思うんですよね。
コントロールする方法として言霊との融合も考えているんですが、少しコントロールするには足りない。
これも解決案として統一言語というのを考えおり、統一言語自体は学べたんですが・・・
強力すぎるんですよね・・・・統一言語。
これもコントロールできるようにするなど、
この二つの問題をクリアしなくてはアルス=マグナを使用はできませんかね。


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