小説『ウルトラマン 次元の侵略者』
作者:naked()

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[別次元からの転校生たち]

「う・・・うぅん・・・」
気がつくとオレは病院にいた。
どうやらあのあと、誰かが救急車をよんでくれた
らしい。
すると、
(コンコンッ、)
と、ドアをノックしたのでオレは
「どうぞぉ」
とかえした。
あいたドアには、「あいつら」ががいた。
「よぉ、くたばりぞこない!」
「もうっ!それがら行方不明だった親友にかける言葉っ!?」
「ダイチ!ユミ!」
親友の、ダイチにユミ。
幼稚園からずっとつるんでる。
「まさか、あんなバケモンに挑んで生きてられるなんてなぁ。」
「なんで、生きてたのに連絡くれなかったの?」
ウルトラマンになって興奮して忘れてた!
なんて言えるわけない・・・・。
「い、いや、ケータイ落としてさ・・。」
「ほんとかぁ?」
疑り深いなぁこの男は、
それに対してユミは・・、
「そっか、なら仕方ないねぇ、」
もうちょい疑うことを知った方がいいな、
この女は。
「そんな事より聞いたかっ!?」
おっ、いよいよウルトラマンの話か?
「内のクラスに転校生くるらしいぜ!」
違うんかいっ!
「つーか数日間行方しらずの
オレが知る訳ねぇだろ。」
「そうか、すまんっ。でもさ、一度に五人だぞっ!
五人っ!」
「五人っ!?そりゃすげぇな。」
「来週来るらしいんたげどね。」
「来週かぁ・・・、ちょうど退院して学校に
行く日だな。」
「なぁなぁ、可愛い子とか来るかなっ!?
すっげーボインなことか!?」
「お前は少し黙っとけ!」

そしてオレが退院して学校に行く日・・・

「なぁ、ダイチ・・・なに落ち込んでんだ?」
「だって、全員男はねぇぜっ!しかも、
全員イケメンだってんだからやってられっかよ!」
そうか、女子の異様な盛り上がり方はそれか。

そして朝のHRがはじまり・・・

「えぇ、もうみんな知ってると思うが、
今日新しい仲間が5人来る。みんな、仲良く
してやってくれ。」
そして、先生がその5人を連れてきた。
・・・確かに、男のオレでも憧れるようなかおだな。

そして、こいつらがオレ「世界」をさらに変えてしまうなんて、
この時は思いもしなかった。


-3-
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