私たちの生きる年数とは長いのだろうか。それとも短いのだろうかを考えてみた。
セミのように一週間で死ぬ動物と比べたらとてつもなく長い。一週間で死ぬことは稀だし、運がよければ百年以上生きられることだってある。なんて贅沢なという声が、ミーンミーンという声から発せられていることだろう。
基本的に人間はどの動物よりも長寿傾向にある。ただ人間よりの長く生きられることもある動物も存在している。だから一番長く生きた存在ではない。
ただ、人間やその他の生物がいくら長く生きたといても、歴史からすればちっぽけなものだ。何千年と歴史があるうちのわずかにすぎない。所詮生き物の寿命など、地球上に浮かんでいる米粒一粒にすら及ばない存在。歴史からかすかな夢を与えられたのに、大はしゃぎしてバカみたいだ。命を与えた天は、きっと人間のわずかな寿命をあざ笑っていることだろう。
所詮人間に与えられた時間はわずかしかない、とわたしは結論付けた。解釈の仕方は異なるので、これを長いと思う人もいるだろう。それは人それぞれに判断にゆだねる。