小説『めだかボックス 〜From despair to hope 〜』
作者:じーく()

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第38箱 「人目をはばかれ!!何度言ったらわかるんだぁ〜〜」




























今日も一日勉強頑張ったなぁ〜〜

学生の本分は勉学だし!

ぐーっと背筋を伸ばしてると・・・


「さて 授業も終わった事だし、生徒会室にいこーぜ。劉一。」

劉一に話しかけるのは善吉君。

「なぁに〜〜?根性無しの僕と一緒にいていいの・・・?」

ムスっと・・・

「まだ 怒ってんのかよ・・・ 悪かったって、ついつい口がだな・・・ 」

「ふん!」

へそ曲げてやる!

「それは兎も角、さっ いこーぜ!」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





「あれ…? もう終わり…? 僕へそ曲げてるのに…」

なにやら… ブツブツ言いながら歩いているのは、劉一クン…

怒ってる雰囲気をあっさり受け流してるのは善吉君…

「何だかんだで、もう怒ってないんだろ? お前。 じつは…俺をからかおうとしてんじゃないか…? 」

うっ… 鋭い…

コレを気に、不知火避けにしようと思ってたのに…

「図星って顔してるぜ? ったくよ〜〜」

あれ…?

でもおかしいよ?

「何で、僕が怒られてんのさ… 元々は善吉が僕を根性なし呼ばわりしてたのが始まりなのに…」

なんか納得いかないなぁ…

「悪企みがあるからじゃねーの?」

「そっ そんなこと・・・」

はい…

思ってました…

不知火避け…









「さて… ついたな。」「そだね。」


とりあえず、仲直りをした2人。

まあ 仲直りしたというか… いつもどおりだね…

ケンカしたって訳じゃないし? 苦笑

イタズラかな?

とまあ、ガラッと扉を開けると…





「劉一 善吉 今日は柔道部へ行くぞ!」





「!!!!」「!!!!!」

2人仲良くすってんころりん…


柔道着の上着だけを羽織っためだかちゃん…

下は下着姿…

体の2割ほどしか隠せてない…



その後、

すかさず劉一は 生徒会室の扉を閉め、

善吉は窓・カーテンを閉めた。

ないす・こんびねーしょん!! 苦笑





「鍵をかけろ!カーテン閉めろ!人目をはばかれ!! 何べん言ったらわかるんだ!!」

ずんずんと指を刺しながらぜんしーん!


「女のコなんだから…」

劉一は顔を赤くしながら…そらしていた。



「? さっぱりわからんぞ? 練り上げたこの肉体を衆目にさらすことに一体なにをためらう必要がある?」

んばっ!

っと柔道着を広げ見せ付ける…


「寧ろ見せたいみたいな事いってんじゃねえよ!」

善吉も顔を真っ赤…

「まったく…」

劉一は更に顔を俯かせる…

直視なんて無理です…


「なんだ?劉一! 私の体を見るのが嫌なのか!」

凛!

っと迫ってくる…

「いっ いやっ!そーじゃなくって!!」

「む??」

恥ずかしくて直視なんて出来ないんだよ!!

っと大きな声で言いたいなぁ…

めだかちゃんは納得してない。


「劉一は恥ずかしがってんだよ。察してやれ!」

善吉もそうだったが…

とりあえず劉一よりは免疫があるため助け舟を…

「ふむ… なるほどな。よし!なら 今度一緒に風呂に入ろうではないか!」凛ッ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?????????


「なんでそうなるのさっ!!//////////」

流石に声がでた!!

「習うより慣れろ!というだろう? 劉一には私を見ていてもらいたい!」

なにを大真面目に…

「ッ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

顔がどんどん赤くなってるのがよくわかる…

「あ・・・?  めだかちゃん? そろそろマジで、仕事しよーぜ?なんだって柔道部なんだ?」

善吉がそう言うと。

「ふむ… 目安箱に入っておった投書が原因だ。」

仕事の話しに戻ってくれた…

ほっ…

「そうだよ!不純性異性交遊は!だめだよ!! まだ学生なんだからさ!!学業に集中!!集中!!」

すかさず、学生のルールを!!

めだかちゃんは生徒会長だ!

その辺のルールは守ってくれると信じたい!

「むう…」

納得は・・・

してない?みたい…

でもとりあえずは大丈夫?みたいだね。

「学業が終了したら… だな?劉一!」凛ッ!

「あう…//」

大丈夫じゃなかった…苦笑


-39-
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