小説『めだかボックス 〜From despair to hope 〜』
作者:じーく()

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第41箱 「おお!勝負? ………え?僕ともする……?」


























「だったら俺が変わってやろうか?」

一瞬笑ったのを直ぐに引っ込めると善吉にそう言う。

「思いつきで言ってるわけじゃない、めだかさんの同情心に免じてこれまで見逃してきてやったが流石に潮時だろう。」

そう言って・・・睨む?

「何も出来ない無視のような君とは言え 君ももう高校生だ 大きな岩の下に潜んでいたい虫の習性はわかるが、そろそろ独り立ちするべきじゃあないのかい?」

くどくど・・・・・・

「・・・・・・・・・独り立ちできてねーのはどっちですか? 何も出来ない? 変な変態をめだかちゃんに近づけないくらいの事は出来ますよ?」

ブチブチ・・・・・





「いやぁ・・・険悪な雰囲気だね・・・・」

若干引いていた・・・・

まあ、簡単に言えば・・・

「どっちも、めだかちゃんの事好きなんだね・・・・」

そう言って笑う・・・

「なっ!何言って!!」「もちろんだ!!!」

2人ともそれぞれ、劉一に向かって叫ぶ!


「でもさ!やっぱケンカはだめだよ。怒られるよ?片方は仕事中 片方は部活中にそんなことしたらさ!」

そう言ってわらう・・・

(今まで、散々言われてきたからね!善吉!ちょっと仕返しだ!)

そう言ってちょっと慌てていた善吉を見ながら フフン吐息を吐く!


「そやそや!彼の言うとおりやで!ケンカは止めや!ここは神聖な柔道場やでー?」

それに乗ってくれたのは・・・

鍋島先輩だった。

「2人とも、部活荒しン時 来てくれんかったけど 柔道でけんゆうわけじゃないやろ?劉一クンはよおできるってわかったけどな。」

そう言って、劉一に向かってウインク!

「?」

ちょっと ?を浮かべてると・・・



ギン!!!



せ・・・背中に・・・悪寒が・・・・・・・・





それは兎も角・・・

「そこでどや?ここは柔道場、柔道で決着つけるゆーんは?」

鍋島先輩がそう言う・・・

でも・・・それって結構なハンデあるんじゃない?

「ほんで阿久根君が勝ったらジブンら交代や 阿久根君が生徒会に入り・・・人吉君は柔道部に入って ウチの柔道の(・・・・・・)後継者になる(・・・・・・・)」

そう言って笑う・・・

「・・・後継者?めだかちゃんが選別してるのに?
って・・・そう言うって事は・・・まさか最初からそのつもりだったの?先輩?」

ちょっとあきれながら聞く・・・

勧誘・・・が目的?って言うか引き抜きか・・・ 苦笑

「まっ!えーやん!ウチは頑張り屋さんがメッチャ好きなんよ☆」

そう言ってウインク!

「あはは・・・ 良かったね?善吉。 大分 好かれたみたいだよ!あの時頑張っちゃってたしね♪」

「うっせ!!」

善吉はため息交じり・・・

「てなわけで・・・あっちも終わった見たいやし!」

鍋島先輩が見ると・・・・

まあ、立っていたのはめだかちゃんだけだった・・・

部員がやられたのに・・・

なんだかな〜〜 苦笑



「ほんだら ルールは柔道部恒例の阿久根方式な! 無制限十本勝負 対 無制限一本勝負!阿久根君に十本取られるまでに一本でも取れたらジブンの勝ちや人吉君!!」

そして向かい合う両雄・・・



「うん・・・ほんとにやっちゃうんだ・・・」

そんな様子を離れて観戦・・・

「ふむ。」

めだかちゃんも同様に・・・




「フン 尻尾巻いて逃げなかったことだけは褒めてやろう。 ああでも 虫には尻尾がなかったか・・・」

ギラリ・・・

「なんですか 逃げるってアリだったんですか? 先に言ってくださいよ そう言うことは」

ふん・・・

まあ・・・ちょい善吉おされ気味・・・かな?

相手の土俵だからね・・・ 柔道は。


「逃げる?そんなものアリなわけがなかろうが!」

めだかちゃんが前に出る。

「誰からの相談でも 誰からの挑戦でも 受け付ける! 如何な内容でも 如何な条件でも! 如何な困難でも 如何な理不尽でも享受する!それが箱庭学園生徒会執行部だ!!」 凛!!

「ま・・・まあ・・・そう言うことらしいので・・・」

劉一は・・・臆している・・・ 苦笑

「らしいではないぞ!劉一!そうなのだ!貴様もそうだろう!私の補佐ならば当然だ!」

あああ・・・矛先が・・・ 苦笑

「はい・・・」

そう言う・・・しかないなぁ・・・

そうしてると・・・

何やら阿久根さんがこっちを・・・ガン見してる・・・

(この害虫を追い払ったら次は君だ・・・・・・)

って感じで・・・・ 苦笑


「人吉善吉!私は貴様に負けるなとは言わん! しかし 逃げることは許さんぞ!!」

後姿だけど・・・

善吉がどんな顔をしてるか想像できる・・・ 苦笑


「ククク!厳しい上司やね;え♪ ま ええやん 最後の命令くらいきいたっても!この勝負が終わる頃には生徒会庶務はこちらのプリンスに 人吉君はウチのもんになんねんから!」

随分楽しそう・・・


「いいの?めだかちゃん。善吉取られちゃっても?」

劉一がそっと耳打ちする。

「負けなければ良いのだろう?」

めだかちゃんはあっさりそう言う。

善吉が勝つと信じてるんだね。

じゃあ・・・僕も信じないと・・・

十本対一本・・・こっちが有利なのは間違いないけど・・・・



っと考えてる間に善吉が突っ込む!!

「一気に決めるぜ!先手必勝!!」

そう言って、飛び掛った・・・が。

「人吉君 オレは何も君の全てを否定しているわけじゃない めだかさんについていくために費やしてきたキミの努力は認めている・・・だが!」

突っ込んでいく善吉を冷静に見極めると・・・

あっという間にひっくり返す!!!


ドッ!!!


「努力以外は認めない!」

後手必殺・・・

善吉の勢いそのままに・・・

たたきつけられた。

「ガ・・・ガハッ!?」

受身も取れなかったため・・・

善吉は思わず傷みから叫ぶ・・・

「立て 後九本だ キミはめだかさんの前で 何度も何度も虫のようにひっくり返り 醜態を晒して負けるのだ」

善吉を・・・見下ろしながらそう言い放つ・・・・・・


「あーーー さっすが阿久根君 きれいな一本やなー 後の先取らせたら右に出るモンはおらんわ!」

嬉しそうだ・・・な・・・

「むう・・・・・・」

僕は・・・・ちょっと不満だ。

むしむし・・・って・・・

いくら昔馴染みでも・・・あんまし気持ちの良いもんじゃない・・・

友達が罵倒されてるんだ・・・当然だよ・・・

そう思ってると・・・

「ホンマ・・・天才的で つまらん柔道や・・・」

そう呟いていた。

「??随分嫌いなんですね。天才が。」

劉一がそう聞くと・・・・

「うん!嫌いやで? 大嫌いや!君のことも黒神ちゃんのことも!そして阿久根君のことも!」

面向かって言われたら・・・

なんだか複雑・・・ 苦笑

「貴様には私がいる!」

ガシッ!

ぐっと抱き寄せるのはめだかちゃん・・・・

「むがっ!!くっくるしいよ!」

顔に当たってる感触が何なのか…

か・・・考えない・・・かんがえない・・・カンガエナイ・・・////

「や〜っぱ 惚れとんのやな?黒神ちゃんはそのコに?」

ニヤニヤしながら話す・・・

「勿論だ。」 凛!

あらら・・・全く迷いなく・・・ 

流石に恥ずかしい・・・よ・・・ 苦笑

「くっくっく♪そら 阿久根君がそっちいったら色々大変層やな♪」

「・・・楽しそうに言わないで下さいよ・・・」

やっと解放された・・・

「まあ、話し戻るけど、才能を努力で踏みにじりたぁて ウチは柔道をやっとんのよ!だからジブンら見たいな天才は敵!やから嫌いなんや♪」

笑いながら言うかな・・・?

「なるほど 流石は柔道会の反則王は言うことが違う」

「うん!面向かって嫌い!って言える人少ないよね?きっとさ。」

「クククッ♪」

・・・僕は褒めてないけど笑ってるよ・・・この人・・・ 苦笑

んで・・・

我らが庶務の善吉君は・・・・・・


ズダーーーーン!!


八度目の一本・・・

「・・・善吉・・・」

それでも必死に立ち上がろうとする姿には感動を覚えるな・・・

「まあ 黒神ちゃん 劉一クン!天才は天才同士!凡人は凡人同士でつるもうやないか ウチの柔道に阿久根クンはいらん ジブンらにやるわ そんかし 人吉クンくれや 取替えッコしよーで」

そして・・・九度目の一本・・・

「ふむ・・・ ならば安心しろ鍋島三年生 天才などいない。」

めだかちゃんは善吉を見ながら・・・そう言いきった。

「は?」

鍋島先輩はわかってないようだ。


「おいおい・・・あっという間に九本取っちまったじゃねーか・・・ 阿久根のやろう容赦無さ過ぎ!」「当然だな・・・他の格闘技と違ってラッキーパンチみたいなのねーし。」「殆ど素人みたいな奴が阿久根に勝つのは無理だろ?例え十対一の試合でもさ。」



そして・・・今までの会話の間・・・僅かな間の時間で善吉が九度もの一本を取られた事に、周囲がざわめく・・・

その会話に・・・鍋島先輩は頷いていた・・・

これが天才と凡人の差なのだと・・・

才能の差なのだと・・・

そういわんばかりに・・・・


だが・・・・

「あたた・・・・・でもさぁ・・・」

1人の部員のことばで認識が変わる。

「確かに勝負になってねーけど あの一年・・・ いっぺんも反則(・・・・・・・)使ってねーんだよ(・・・・・・・・)」

話してきたのは・・・

(あ・・・・僕が投げた人だ・・・・・)

なんだか気まずい・・・ 苦笑

なんでめだかちゃんはへーきなのか・・・

当然かな?めだかちゃんだし・・・ 苦笑

「素人が柔道やって反則を取られない方が難しいだろ? 例え素人でもあいつは信念持って戦ってるぜ!」

・・・・・・・・・・・・・

めだかちゃんにあんなこと言った人とは思えない・・・!!

「認識変わっちゃった・・・・めだかちゃん、あの先輩が部長で良いんじゃない?」

「ふむ・・・・・」

めだかちゃんも見る・・・

「ちょいちょい!今はそれとちゃうで!」

だそうです・・・




柔道は・・・

業を受けるほうも勿論苦しいし、体力も減る・・・

受け続ければ四肢も痛んで立てれないかもしれない・・・

そんな攻撃を9度も受け・・・立ち上がる善吉に阿久根は・・・

「・・・・・・・・・・訂正しよう 努力以外にその根性も認めてやる」

息を切らしながらそう言う・・・

「普通9回もたたきつけられれば立ち上がれないものなのだがな。一寸の虫にも五分の魂か。」

息を・・・整え・・・

構える!!

「いいだろう!その往生際の悪さに敬意を表して もう楽にしてやろう!! めだかさんの足を引っ張る仕事も 今日で終わりだ!人吉クン!!!」

そして・・・・最初の時の善吉張りに・・・突進していく!!

善吉は・・・

傍から見ても・・・立ってるのがやっと


そう言った感じだ・・・

顔も・・・諦めムードが漂っている…

そんなの・・・・・・・

「善吉!!!」

「わっ!!」

めだかちゃんが突然・・・大声をだした。

「いつ如何なる場合でも・・・私は貴様にまけるなとは言わん・・・」

そう言って・・・立ち上がる・・・仁王の如く!!

だけど・・・・・・・・

次の・・・顔は・・・

「だから・・・勝って!!」

きゅるる〜〜〜ん♪

「私は貴様と劉一・・・3人一緒が良いぞ! いなくなったら・・・ 困るぞ! 泣いちゃうぞ!!」

真骨頂・・・でました・・・

いつもなら・・・見てるだけなんだけど・・・

「僕からも言わせて貰うよ!」

善吉は・・・めだかちゃんの台詞でガクッと来てたから活をいれよう!

僕も・・・一瞬がくっ・・・っとっきちゃいそうだったけど・・・ 根性だ!! 苦笑

「お前は・・・僕に勝つんじゃなかったのか?めだかちゃんを泣かせるような奴が僕に勝てると思うなよ!!一生負け犬だー!!!」

ビシッィィィィ!!

っとめだかちゃん張りに・・・指を指す!!


善吉・・・倒れそうになる・・・

「ああ・・・倒れる!!」

部員達も、めだかちゃんの豹変に驚きながらも試合はちゃんと見てる!

善吉・・・倒れる?

否!!

「あーーーーーもーーーー!!!」

倒れそうな姿勢から・・・

一気にタックル体制に!!

「まず お前が泣くトコなんて見たことねーし 見たくもねえ!!それと誰が負け犬だああああああ!!!!!」

根性タックル!!

そのタックルは・・・

阿久根先輩の両の足をがっちりと掴む!!


「!!??」


両方の足・・・前後に開いていれば・・・耐えることも出来るのだが、完全にそろい、かつ引っ張りあげられると・・・・・?


「う・・・おおおおお! しっ・・・しまっ・・・!!」


ドズウウン!!!!!


「ガッ!!!」

倒れるしかない・・・



「も・・・双手狩り!」「珍しい!何でアイツあんな技を??」

全員驚愕・・・ ここにいる皆・・・めだかちゃんと劉一以外 全員が唖然としていた・・・

「文字通りアンタの足(・・・・・・・・・)を引っ張ってみました(・・・・・・・・・・) って ところで、何を認めてくれるんでしたっけ?阿久根先輩?」

今度は逆に・・・善吉が阿久根を見下ろす・・・

阿久根先輩は・・・驚きの顔を見せるが・・・直ぐに悔しそうにソッポ向いて・・・

「負けを認める・・・ 一本取られたよ・・・・」

認めていた・・・

それを聞いた善吉は・・・にっこり、

「ナイス!!」

劉一もにっこり・・・だけど・・・・・・・・・・・・・・・・・

善吉は劉一をみるなり ・・・・

「だーーれーーーがーーー負け犬だ!!劉一!!」

スッゴい勢いで掴みかかって・・・って!

ダメージあるのに!?

「僕は善吉に勝ってほしかったんだよ!?気合を入れるためじゃないか!」

疲れとか吹き飛んだのかな?怒りパワー? 苦笑

「だあああ 確かに気合は入ったけど!なんか納得いかねえええ!勝負しろ!!!」

善吉・・・元気だね・・・・・

だけど・・・・・・・・・

くるんっ


ドサッ!!


「ギャアッ!!」

天地ひっくり返る・・・ 苦笑

「何度もやってる上に、まだやるの?って言うかそんなんで僕に勝とうってのはちょっと僕をなめすぎ!」

ちょっとあったまきたから投げちゃった・・・ 苦笑

「きゅううう・・・ くっそ・・・・・ 負け犬じゃねえ・・・ぞ!おれは・・・番犬・・・・・」

なんだそれ・・・

「でも・・・めだかちゃんを泣かせなかったのは良かったよ。善吉。僕みたいに(・・・・・)さ。負け犬なんかじゃないね?」

そう言って笑いかける。

「へ!当然・・・だ!! 次は・・・お前にも勝つぞ・・・!」

倒れながらそう言うのは流石だね・・・

「いつでも!その辺りはめだかちゃんと同じだよ。 僕だって、負けたくないからね!」

がっちりと。手を握りながらそう言う・・・


(・・・劉一クン・・・か・・・ やっぱ只者じゃない・・・か・・・)

倒れたままの阿久根先輩が・・そう考えていた・・・

忘れてたわけじゃないよ? 苦笑



んで・・・

なにやら、鍋島先輩とめだかちゃんの間で・・・何やら決まったのは・・・このとき誰も知らなかった・・・ 










場所は変わり・・・

【生徒会室前廊下】

「ふーーん!そんなことがあったんだ〜」

ぽきゅるん☆

って感じで登場したのは不知火。

「大変だったね〜〜!遠慮せずあたしに頼ってくれたらよかったのに!」

くるくる〜〜回ってる・・・

「・・・・・・・お前に頼ってたら何がどうなるっつーんだよ」

確かに・・・

「んでさ 柔道部の後継者問題はどうなったわけ?確かそれが本題でしょ?」

不知火が聞くと・・・

「あーそっちな 結局は劉一とめだかちゃんの推薦で城南って人が継ぐことになったらしいぜ 唯一めだかちゃんに単身挑んだ勇気あるおとこだしな。まあ やったのは劉一だけど・・・劉一も何やら感銘を受けた!っつってたし・・・ 妥当だろ。」

ふう・・・っと息を吐きながらそう言う・・・

「そ〜言えば・・・劉一は?? そろそろ おなか減ったかもしれないけど♪」

きゅるぽん☆・・・・・

「・・・・・カンベンしてやれよ・・・ アイツなら、めだかちゃんにひきづられて、ごみ掃除じゃないか? 何かよくわかんねーけど。」

テキトーか・・・

あながち間違ってないけど・・・ 苦笑

「それよか、これで鍋島先輩も諦めてくれりゃあ良いけど・・・ま 一件落着ってとこだな。」

「・・・・・・そうだねぇ・・・ 諦めてくれると良いねぇ・・・ ♪」

またまた意味深な・・・笑みを・・・ 苦笑

「あっ!じゃあ プリンスは?阿久根先輩はどうなったの??」

「さあ?なんかいづらくなって辞めたらしいけど・・・ まっ 俺には関係ねーし」

そう言って・・・

生徒会室の扉をガラッと開けると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





キラキラキラキラ〜〜〜〜〜〜ン☆







な〜んか・・・男子の裸体が・・・パンツ一丁が・・・・・・



善吉はステ〜〜ン・・・

不知火は・・・キャー キャー////






ま・・・まあ・・・ 確かに美男子だけど・・・ちょっとねぇ・・・・・作者もそっちのけは無い。絶対・・・ 苦笑



「んなことより!!」

善吉が立ち上がる!

「なんで あんたがここにいるんだあああ!!」

善吉が叫ぶと・・・

「ん?ああ人吉クンか。 フッ・・・・ 僕はキミを追い出すのは諦めたけど、めだかさんを諦めたわけではないからな。キミよりも遥かに強大な相手も生徒会(ここ)にはいるみたいだし。 それに鍋島先輩から三行半を突きつけられたからね。」

そう言っていた・・・



どうやら・・・退部・・・にされちゃったみたい・・・

部長より強いプリンスが部にいちゃまずいのと・・・

天才はいない・・・そして、自分は努力だけで上がってきた・・・そう告げると・・・

「ほだら!その根性と努力で惚れた女をものにせえ!!約束が何ぼのモンじゃい!約束を守りたいんか?阿久根高貴は。それともほれた女を守りたいんか?どっちや!!?」

この言葉に・・・思わず涙・・・




「ってことなんだ。 ああ後、キミのこと・・・諦めたわけじゃないんだって。鍋島先輩も。」

「はあ!?」

善吉はまだあっけらかん・・・・

「じゃあ あらためて・・・ 」

阿久根先輩は・・・腕の腕章を見せ。

「本日付で生徒会執行部書記職に任命された 二年十一組 阿久根高貴だ。 よろしくお願いします。 先輩(・・)」

さわやか〜〜に・・・・・

善吉は・・・わなわな・・・とふるえ・・・

不知火は・・・そんな善吉を・・・・ いや・・・今後の面白おかしい、展開を・・・

わくわく・・・・って感じだった・・・ 苦笑

そして・・・・・・・・・・・・

「ふざけんなああああああああ」





劉一 めだか side


「ふざけんなあああああああ」

パッキャアアアン!!


「ほら・・・こうなった・・・言霊で窓割るなんて大したもんだ・・・」

ごみ拾いを死ながら呟く・・・

「ふむ。みたいだな。」

めだかちゃんも同様に・・・せっせと・・・

「はぁ・・・ あの言いかたじゃ、阿久根先輩・・・僕にも突っかかってきそうだ・・・」

愚痴〜〜

「ふむ。その時は、精一杯誠意を尽くしてやれ、それが挑戦者に対する礼儀だ。」

「はぁぁぁ・・・」

多分・・・手抜き厳禁逃げるの厳禁・・・だよね・・・ 「もちろんだ!当然だ!当たり前だ!!」凛・・

はや・・・ 苦笑

「ま・・・ いっか・・・・ 何とかなるでしょ・・・」

「む・・・・・?随分投げやりだな? まあ、何だかんだでも、貴様はやる男だ!期待してる♪」

抱きつく!!

「わあああ こんなときに真骨頂見せなくて良いから!!!」


こっちはこっちでいろいろあったとさ・・・


side out

-42-
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めだかボックス 第5巻 [Blu-ray]
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