第50箱 「さぁテンション上がるね?でも…善吉に突っ込まれるとはぁなぁ……」
「よっし!気合が入るぞ!!」
主催の生徒会役員がテンション高い… 苦笑
「劉一…気持ちはわかるがちょっと落ち着けよ。」
善吉がやれやれ……となだめる。
劉一はちょっと複雑そうだ。
「ぐっ… 善吉にそんなこと言われるとは…… それ、昔は僕の役だったのに…」
ハイテンショーンなのは善吉君のほうだったのに…
まあ、楽しかったけどね? 苦笑
「んな、ガキの頃を蒸し返してんじゃねって!」
…まあ、テンションのあげ方は変わってても、テンション自体は高いみたいだね?善吉は。
「んなことねえ!!」
…ナレーションに突っ込まないでよ… by じーく
ともあれ…
「まあ、やるからには全力でやらないとね?阿久根先輩、めだかちゃん!」
劉一は2人の方を見る。
「ふむ!劉一の言う通りだな!主催者であっても、手を抜いて良いという理由になるまい。それは相手に対する侮辱だ!」 凛ッ!
めだかちゃんは大きく頷く。
「そうですね。それに、劉一クン… 真剣勝負で手を抜くなんて事はオレはしないさ。」
阿久根先輩も不敵に笑っていた。
なんか、すっごい頼りになるね?
あ…
「今思ったけど…めだかちゃんに、ハンデが何でないの?って物言いがくるかも…」
それだ!!
何せ、超人めだかの体力は人類を凌駕している!! 不知火より… 苦笑
「ああ… まあ、不知火の言ってたこともあるし… 様子見で良いんじゃね?」
善吉はそう言っていた。
不知火がああいった事を言う以上…
そう簡単に終わる事はないってことか…
「そっか、それに鍋島先輩もいるし…」
柔道部の反則王も健在…
ワンサイドゲームになるってことはなさそうだ…
余計にワクワクするけどね…?
「ほんっと楽しそうだな。」
善吉は劉一を見ながらそう言う。
「うん。そうだね、施設に入って… こんなイベント…全然してなかったから…」
少し…表情が…
「あ… わりぃ…」
善吉は…慌てて謝る。
「??なんで謝るのさ? 僕は今とても楽しいし、幸せだな…って思えるんだから!謝る必要ないよ?寧ろ僕の方だって。ん〜〜………もう謝んないけどね…。」
そう言いながら苦笑する。
まあ… それをネタに散々言われてたし…?
「ははっ、そっか!わーったよ!もう何にもいわねーから、やっちまっていいぜ??」
善吉は笑い出す!
「言わずもがな… もっちろん!」
劉一!臨戦態勢バンバン!
そして…
プールに玉入れのセットが出来上がる!
アナウンスが聞えてくる!
めだかちゃんが、放送部の阿蘇さんに頼んだんだ!
そして、皆一斉にプールに入っていく。
そんな時。
何やら円陣を組んでるとこが…
「あっ!剣道部じゃん!気合入ってるね?」
劉一が側による。
「ああ!ったりめーだ!!目指せ!部費だーー!!」
そう言う…
あっ・・・・・・・・・・・・・・・・
確か…剣道部の部費って…
「…今0だったね…」
劉一が呟いた…
でも…!
「同情はしないよ?先輩たちがサボってたからだしね?今頑張ってるみたいだけどさ!」
そう言う!
当然だ、
学園の施設をあれだけ… 荒廃させたんだし…
逆に払わないと…
「うっせ!お前にも負けねーからな!こういう種目だったら俺らも勝機はあるってもんだ!いくらてめーらバケモンどもでもよ!」
…ひとくくりにされちゃった…
「うう… なんか納得いかないけど… いいよ!いつでも挑戦は受けるってね?健闘を祈るよ…」
劉一… そう笑う、
貫禄が…出てる笑みだ…
「…(ったく… アイツはアイツで十分…ってか、かなりの化物なんだよな… 会長と補佐… こりゃ…)」
日向は…1人冷静だった。
まあ… 円陣の時、1人ひいていたしね… 苦笑
そして そして、皆プールに入った辺りで…
アナウンス再開!!
いやいや!ノリ1人突っ込み?
結局説明してくれた… 苦笑
…?会話になってる!!いいから!すすめて!!
なにそれ… 苦笑
そして、もう1人はというと!
不知火!解説役を買ってくれていた!
…例によって食券だけど… 苦笑
何やら、あまり関係ないことを…
興味津々…
嫌な予感しかしない劉一クン‥・
・・・・・・・・・・・・
思わずツッコム短冊さん・・・
って!!
「そうだよ〜!あの時!!おごったばっかりに僕は…」
ずず〜〜ん…
合唱する不知火と落ち込む劉一…
「まったく・・・ またてきとーなこといってんなぁ…」
まあ、あながちテキトーじゃないけど… 涙
善吉が劉一を慰めて?いる時、
「ククク!ルールの設定間違うたんちゃうけ?こんな塩素広いみたいなゲームでジャマな浮き輪着けとったらどーもならんやろ!まずもって沈む事がでけへんねんからな!」
鍋島先輩が部員を引き連れて…
うん、皆女子だ!
「まあ、 適切なハンデのつもりですよ。」
善吉は…そう返す。
「そうだね…やっぱり一部を除いたら、体力的には仕方ないから。」
復活した劉一クン! 苦笑
「それに猫美さん… そこを読んで代表選手を女子で固めてくるのはアンタくらいですよ…」
…阿久根先輩はきっぱり口に出した…
さすが付き合いが長いだけあるなぁ…
僕と…多分善吉、思ってても言わなかったのに…
「ククク!まぁ 部長職こそ引退したけども!ウチは反則王の称号まで棄てたわけやないんでな!」
…
・・・・・・・・・・・・・・・・
「何かかっこよく聞えてきたよ… その称号…」
はぁ…
っとため息…
「いやいや…それより…」
「そうだよ…」
((なんで この人はこんな堂々と卑怯なんだ…?))
2人はハモる…
いや…考えてるから、違うか… 苦笑
そこへ…
「構わん!反則も卑怯もそれが貴様の志なら貫くが良い!」
声が…
「あ!めだかちゃん?どこに行ってたの…さ………ッッ////」
振り向くと…
着替えた…めだかちゃんが…
その…胸の谷間を露出させてる…タイプに……
自前で作ったのかな??
「む?なんだ??劉一! …変…だというのか……??」
めだかちゃんが… ちょっと…寂しそうに…
って!!
「違う違う!!ちょっと… その…///」
やっぱり顔が赤くなる…
「察してやれ…めだかちゃん。」
善吉が…助け舟を…
まあ、善吉もさっきまで赤かったけど…劉一の方が…ダイレクトだったし…
阿久根先輩はぽひゅ〜〜って感じでのぼせてるし… 苦笑
「くくくッ!やっぱ、なんかかわええな。劉一クンは!ウチんとこ入らんか〜〜?女のコ!多いで〜」
「劉一はやらん!!」
即答!!早い!!
僕は物じゃないって!!って言う悲鳴?もこだましてたなぁ〜〜…
そして、めだかちゃんは右手を差し出す。
「劉一は絶対にやらんが 良い戦争はしよう。わたしはわたしの志を貫きながら戦うぞ!鍋島三年生!」
心なしか…握る手が強そうだ…
「ああ…残念やがそっちはよろしゅうな…」
ちょっと笑顔が・・・
でも先輩の事だからめだかちゃんにハンデがないことに意義をもってるんだろうな〜
頭では。
「当然やろ?」
…だそうです。