小説『めだかボックス 〜From despair to hope 〜』
作者:じーく()

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第55箱 「金よりも大切なものがある事を教えてやろう!」 凛!




























そして!!


実況!不知火半袖が考案した最終競技は!!


(部活動対抗水中運動会!最終競技は水中騎馬戦です!)


に決定いたしました!!


あひゃひゃひゃ〜〜〜!っと笑いながら決めてましたね… 苦笑


(泣いても笑ってもこれで、優勝チームが決定します!部費増額の権利を手にするのは果たしてどのクラブとなるのでしょ〜か〜〜!!!)


そして、勿論!全員参加です!

3人で、1人を支えて行う騎馬戦です!

勿論チームワークを要しますよ?

でも…


「なんでオレが後ろなんだ!!」



“ブチブチ…”



「じゃんけんで負けたからでしょ!」



“ブチブチブチ…”



「もー!最後なんだからさっ!もっとチームワーク良くやろうよ!それに、阿久根先輩!僕も後ろにいますから!文句無しでお願いしますよ!」

劉一…大変だね…

「むむむ… 後輩にそこまで言われて、愚痴を言えば・・・流石にワガママか…」

「でしょうよ!」

善吉ふふんっと…

「虫(おまえ)には言ってない!」









「はぁ……」

チームワーク…

難アリだね…


「ため息をするでない!劉一!最後なのだ。全身全霊で戦うぞ!」 凛!


っとlめだかちゃんに激を入れられ…

気合を入れずにはいられないな…

それは、後の2人も同様だった… 苦笑






(え〜〜では!解説の不知火さん、ルールの説明をお願いします!)

準備が殆ど出来た所で、

解説の不知火さんから、説明があるようです!

(はいは〜〜い!この世に知らぬこと無し!一文字流 不知火ちゃんがおおくりしまっす! っていっても、まあ、構えなくてもフツーの騎馬戦だよ!ハチマキの奪い合い!ハチマキ取られたり騎馬が崩れて水中に落ちたりしたらもちろん失格です☆)

ぽきゅぽきゅッ!

っと独特の効果音を発しながら説明を…

「…でも不知火だたら、な〜んか、考えてそうなんだよね…」

劉一は、むむ〜〜っと実況の方を見ていた。

「まあ、妥当だろうな。」

善吉も同様だ。

(むっふふ〜〜!さっすが、劉一!良く分かってるね♪にっこり☆)

勿論だよ!

それくらいさッ!!

って、思ってると…



“ドゴン!!!”



「いたーーーい!!!」


頭に…衝撃が…

「またか…劉一…………」

ギロン…っと見られてた…

もう一発?

「わ!わ!!めだかちゃん!負けちゃう!始まる前に崩れちゃうよ!!今はしっかりと支えてるから!(めだかちゃんを)!!」

っとめだかの名前の部分を強調しながら言うと…

攻撃の気配が薄れていった…

「む… それならば…」

そう言った感じだ…


そしてそして…

(ええ〜〜っと ですね〜さっき、いったとおり〜!まだ、裏がありますよ☆ だって、このままじゃ、下位のチームに望みが無さ過ぎですからね♪ だからここで… 救済ルール!ほら☆クイズ番組の最後みたいな♪それは、集めたハチマキの数じゃなくて室で獲得ptを決定!上位チームのハチマキ程ptを高く設定します!)



“おおおおおおおお!!!”



不知火の言葉に会場が盛り上がる!!

(あっひゃひゃ!具体的にはね〜☆現在1位のチームのハチマキが16ptですが!最下位のチームのハチマキは1ptにしかなりません!で、2位が15pt…3位が14pt…ってな感じでね☆)

(なるほど!つまり 上位のチームほど他のチームに狙われやすいってことですね?)

(そそ!そーゆこと〜〜☆)


さらにさらに盛り上がる!


「カッ!劉一が言った通り!不知火が何かたくらんでやがったな!だが、これは良い!最後まで良い意味で盛り上げてくれるじゃねえか!さすがオレの親友!考える事が違う!」

善吉はそう言うと、実況席の方を向いて…

「大好きだぜーーー!!不知火ーーーーっ!!」

(イエーー!あたしもあたしが大好きーーー!!)








んで、周りの人たちは一斉にこう思ったみたいです…

(((((仲が良すぎて気持ちが悪すぎ…)))))

っと… 苦笑

そんな時!!



“ガコーーーン!!!”



善吉の頭に衝撃が…


「…貴様が誰を大好きになろうと自由だが、しかし、生徒会としての本分を見失うなよ!人吉善吉!!」

我らが生徒会長…だった…

「ぼ……ぼうりょく……ふるった… りゅういち…だけだと…ゆだんして……た…」



しゅうううう〜〜〜〜っと煙上げてるし…



「ははは……僕の気持ちわかった?善吉?」

同情しないもんね!


っと余裕ぶってたら……。



(あ〜〜〜あと!もっちろん!りゅ〜いちも好きだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜☆?)



ええええええええええええええ!!!!!!!!!!



「…………………………………………………………………………」



“ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!”


「わああああああああああああああああああ!!めだかちゃん!!めだかちゃん!!!!やめて!!やめて!!!ほんとに崩れちゃうから!!!」


慌てて静止を!!

めだかちゃんは渋々…

何とか…いきなり失格〜〜ってはならなかった……

「もお!!不知火!始まる前に終わっちゃうから!!ちょっと自重してよ!!」

とてつもない覇気を感じながら、必死になだめてます…


(ん〜あたしの辞書に自重は…あったっけ?☆?)


そんなのしらないよ!!!!!!!!ってか!あって!!!追加して!!! 










「さて…細かいルールなど二の次…有り余った力をぶつける相手は目の前におるぞ……」

めだかちゃん…怖いよ??

「う…うん…」

「お…おう…」

「素敵だ・・・・・・・&#9825;」


三者三様…

いや

1人だけ違うな… 苦笑


んで、めだかちゃんが言ってる目の前の敵と言うのは…

もちろん!


競泳部の3人だ。


「どーします?屋久島さん?」

「そうだな…」

屋久島は、少しだけ、考え…そしてまとめる。

「現在俺達が48pt…生徒会が33pt…つまり、あのルールじゃ、俺たちのハチマキをとりゃピッタリトップに躍り出るな。大してオレタチは生徒会の9ptをゲットすればそれで2位の陸上部と15pt差 仮に陸上部が3位のオーケストラ部を潰しても14ptだからそれでほぼ安全圏だ。つまりは…」

そう…

このルールの真骨頂は!


「甲斐にチャンスを与える救済なんかじゃなく競泳部(おれたち)と生徒会(あいつら)をぶつける挑発ルールってことだ!」


そう結論付く!

不知火は、不敵な笑みをしてるし、間違いないだろう。

でも、競泳部は、冷静(クレバー)だった、

「…そんな挑発に乗る事ないですよー 一銭の得にもなりませんし7位のチームのハチマキを取っても安全圏には逃げられるんでしょ?」

喜界島がそう言う。

「ああ、そうだな。そうしておくか。それで賞金は俺たちのものだ。」

結局挑発には乗らない構えだ。

万事休すか…っと思われた…が!



「なんだ?貴様たち?事ここに及んで逃げるつもりか?」

めだかちゃんがセンスを向けながらそう言う…

「そうつれない事を言わずに かかってくるがよい!さすれば私が金より大切なものがあることを教えてやるぞ!」


ビシッ!!!っとセンスを突きつける!


「もっちろん!めだかちゃんの言う通り!お金よりも大切なもの…そんなのはいっぱいあるだから!」

劉一も助長する!

めだかちゃんはそれを いたく気に入ったのか…

何やら笑顔だった♪ 苦笑

でも…

笑顔のま逆な顔をする者もいる…



(うわっ!ヤベッ!やめてくれや!『金より大切なものがある』なんて禁句だよ!喜界島にはよ!若い生徒会長とその補佐さんよ!)

種子島先輩も…ちょっとビク…っとしていた…苦笑


なぜなら…


「ごめん…2人とも、さっきの発言取り消します。…ムカついた!!だからあの女と男…売り飛ばそう!」


禍々しいオーラをバックに…

そう言い放つ形相は鬼だ… 



「お…おう…」

「・・・・・・・・は・・・はは・・・・・」

それには同じ競泳部でさえも萎縮してるし…


(ええ〜〜それではラストバトル!位置について〜〜〜 よ〜〜〜い!ドン!!!)



短冊さんの一声により、

最終戦争が勃発したのだった!!



-56-
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