小説『ハイスクールD×D 史上最強の存在』
作者:黒鋼()

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どもども、作者です。

始まりました、レーティングゲーム。

ここまで来るのに長かった…。皆さんの小説を拝見させて頂きましたら、展開がスルスルと…。

アレ、どうやるんですか? 話の進行遅すぎですよね、この小説。

なんていうか、スピード感が無いっていうか…、皆様が読んでいて退屈されていないか心配です。

とまぁ、ダラダラお馬鹿作者の話をスイマセン。

ではでは、本編の方どうぞ。





第24話「闘いの幕開け」





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刻SIDE





本陣である部室(レプリカ)にて作戦を決め、早速実行している俺達。

今部室にいるのは俺、リアス、イッセー、アーシアだ。

朱乃は幻術を張りに、白音と木場はトラップを仕掛けに行った。



そしてリアスがイッセーの封印を解く。 何故か俺を膝枕している状態で。

俺、もう起きたよ? 眠くないよ?



リアスはイッセーの中の『兵士』の駒の力を開放したようだ。

イッセーは修行して強くなった。 だからこそ『兵士』の駒の力に耐えられる様になったのだろう。

本人も、自身の力の上昇に驚いている。



まぁ、それは置いといて………。



……あの、リアスさん? 何でニコニコしながら俺の頭撫でてんの?

まぁ、偶には撫でられる側もイイか、心地良いし。



――ゾクッ――



………何か今、感じるはずの無い強い三つの殺気が…。

恐らくレン、黒歌、グレイフィアだろう。 何で空間違うのに殺気届くのさ? 怖ぇんだけど。



そしてイッセー、その怒りはライザーに向けなさい。

「今此処で修行の成果、見せてやる…!」とか主人公っぽい事言ってんじゃねぇよ。

此処で俺に力を発揮してどうすんだよこのお馬鹿。



そんなに羨ましいなら、アーシアにして貰えって。

あの娘、お前にご執心だからさぁ。



ていうかこのゲーム、

リアスと焼き鳥の血族だけじゃなく関係者や悪魔界のお偉いさんといった部外者まで見ているそうだ。

流石魔王の妹の婚約を賭けたゲームなだけに、注目度が凄い。

……殺りずれぇ。あ、間違えた。闘りずれぇ…。



メンバー全員が自陣に帰ってきて、いよいよ作戦開始。



イッセーと白音は体育館制圧へ、木場は森の方で別のミッション。

朱乃はドデカイ一撃の為に魔力を溜める。



ちなみに朱乃との出会いは、アザゼルへの言伝をしてもらおうとバラキエル宅を訪ねた時だ。

バラキエルは留守中だったので、戻ってくるまで泊めてもらった。



ちょうどその時だ、襲撃されたのは。

バラキエルを良く思わない神族の手によって刺客が送られ、一度は撃退したものの残党が堕天使の敵対者へ密告。

二度目の襲撃が偶然バラキエルの留守中であるその時だったのだが、そこには俺がいたのだ。

そんな理不尽、この俺が見逃すはずがない。



一族郎党滅ぼしてあげました♪



なんか…、言っても聞かなそうなお馬鹿な連中だったから、つい……、ね?



後処理をさせた天月の部下共にお説教されました。

『あなたが動くと面倒事しか起りません!』って言われちゃって、ちょっと泣きそうだったぜぇ…。



それで、バラキエルが帰ってくるまで朱乃と遊んであげてたんだが……、かなり懐かれた。

……甘やかし過ぎたのかな? 

バラキエルが帰ってきて、アザゼルへの伝言を伝えて帰ろうとした時に、幼い朱乃に涙目で

『行っちゃダメ……(うるうる)』と言われ、危うくロリに目覚めかけたのは秘密だ。



縁があったらまた会える、と言い聞かし、バラキエルからのプレッシャーから逃げるように去った。

なので母親の朱璃と父親のバラキエル、娘の朱乃の家族三人、仲は今でも良好らしい。



とまぁ、あまりにも暇過ぎて、朱乃との馴れ初めを語ってみたワケだが……。



俺の仕事は、魔力を溜めている朱乃の護衛だ。 正直、暇で暇で仕方がない。



『イ、イヤァァァァァァァァァアアアアアアッッ!』



体育館から聞こえてくる、突然の悲鳴。 

一体何が……?

不審に思った俺は、通信機で白音に尋ねる。



「おい、白音。 何があった?」

『…イッセー先輩が敵の服を消し飛ばしました』



……あのバカは何やってんの?

コレって、主の将来を決める大事なゲームだよな!?

どんだけ自分の欲望に素直なんだよ……。



な〜んか、何処からともなく冷たい視線を感じる…。

多分、観戦室で見ているレンがイッセーに侮蔑と嫌悪の視線を向けているのだろう。

恐らくアイツは帰ってお仕置きされるな。 ……死ななきゃいいケド………。



「魔力が溜まりましたわ」



と、朱乃から一言。

即座に白音と変態へ避難命令が下る。

そして、



――ドォォォォォオオオオオオンッッ!!!――



雷の柱によって消し飛ぶ体育館。

朱乃、怖いよ。 だってスゴイ笑顔だもん。 恍惚としてるもん。



『ライザー・フェニックス様の『兵士』三名、『戦車』一名、戦闘不能!』



グレイフィアのアナウンスがフィールド中に響く。



………なんか、嫌な予感?がする。

狙われてるな。 標的は……白音か?



「悪い、朱乃。 ちょいと行ってくるわ」

「え? は、はい」



間に合えよ? 俺。






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