小説『寝坊しただけでからまないでください。迷惑なんで。』
作者:てた・りる。()

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お、いた。
ふらふらしてるな。
あれは…もうすぐリボーンに捕まるかな。

あ。トイレに連れこまれた。ちょっと気配消して聞いてようかな。

「何が仲だよ!調子のいい。
どーせ俺はダメなやつさ、ほっといてくれよ!!」

「かんちがいすんな。俺とお前の中ってのは、
殺し屋と標的の中ってことだぞ。」

チャッ

「まっまって!!」

「死ね。」

パシュッ

…サイレンサー付きか。

「何が何でも1本とる!
うおおぉぉぉ!!」

おー、走ってった。さて、見に行きますか―

「おい、折川玲人。」

「ん?」

と思ったらリボーンに声かけられた。
…気配完全に消してたと思ったんだけどなー?

「お前初めから聞いてたろ。」

「なんで気づいた?気配は消してたはずなんだけど。」

「こっちに来てる気配があったのにそれがいきなり掻き消えたからだ。」

「あー、そういうことかー。」

二回目だが…さっすがアルコバレーノ。

「さて、折川玲人。お前は何者だ?」

「気配隠蔽が趣味の普通の中学生。」

としか言いようがねえ(笑)

「…そうか。おまえ、ボンゴレのファミリーにならないか?
歓迎するぞ。」

「俺は興味ないから。
今はな。」

「…じゃあまた誘うぞ。」

「じゃーなー。」

…ごまかせたか?
ん?そういえば、ツナのやつってすぐ決着つかなかったけか?
あー…見たかったのにー…まあ、今回はツナは怪我しないはずだし。
教室で待ってるか。

今回はないけど、怪我しそうになったらどーすっかなー?
いつもあのマント持っとくことはできないしな。
マント被んないでたすけたらリボーンに質問攻めにあうしな。
それはめんどいから嫌なんだが。
…もーめんどいから、ボンゴレに入っちまうか。そしたら仲間だしそこまでしつこくは…ないと…お…
おもう!!なんとかなる!きっと!

…さっき入っちまえばよかったかな?
いや、やっぱダメかな…神様にせっかくマントもらったし。
それになんでそんなに強いのか聞かれたらこまるし。



〜放課後〜

「あ!玲人ー!」

「おーう、なんだー?」

「京子ちゃんと友達になれたー!!」

「そりゃよかったな!お祝いに今日は宿題教えてやろうか?」

「ほんと?!やった!あ、でも…」

「ん?なんかあるのか?」

「うん…人が来てて…」

「だれ?この前の赤ん坊?」

「あ、そっか。玲人は一回会ってるんだっけ。」

「で、あれはだれなんだ?」

玲人にはなんか嘘いっても当てられそうな気がするな…
でも、ほんとの事いうわけにはいかないし…。

「あいつはリボーンって言って、…え〜っと…あー……い、いとこ!そう、従兄弟です!」

「…そっか。ツナが言いたくないんならオレは何もきかねぇよ。」

「うん…」

「言いたくなったり、言えるようになったら言ってくれればいいから。」

「ありがとう、玲人。」

「どういたしまして!俺はツナの親友だからな。
とりあえず、ツナん家にいってそのリボーンにあいさつするか。」

「あ、ちょっとまって玲人!」



〜ツナ宅〜

「ただいまー。」

「お邪魔しまーす。」

「いらっしゃーい、玲人君!」



「あれ?リボーン…寝てる?
おい、リボーンってば…」

「まて、ツナ。俺がそっち行くから一歩も動くなよ。」

「へ?うん。」

すすす…

「おいリボーン。」

とんとん

「爆弾を解除しろ。」

「へ?爆弾?」

「足元見てみ。」

「うわぁ!しゅ、手榴弾!」

「…おまえ、いま俺に触ったか?」

「ああ。肩をつついた。あ、そうだ。
俺はツナの親友の折川玲人だ。初めまして。」

「…ああ。初めまして。」

「オレ玲人に宿題教えてもらうからジャマすんなよ?」

「俺が二人とも見てやろうか?」ニヤッ

「な、リボーンが?!」

「これ解けるのか?4歳くらいにしか見えないが…」

「俺は天才だからな。」

「じゃ、お手並み拝見させてもらうかな。」

「ちょ、玲人!?」

「じゃあ二人とも宿題を出せ。」


―――あとがき(?)―――

08/25
大幅変更しました。すいません。

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