小説『寝坊しただけでからまないでください。迷惑なんで。』
作者:てた・りる。()

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「ーー。」

「はーい。」

今日は理科のテストが返される日だ。
ツナの勉強見てやったから原作よりはいいはずなんだが…

「沢田。」

「はい。」

お。ツナ呼ばれた。

「あくまで仮定の話だが…」

あちゃー。原作とあんま変わってないかー。

「見えた!」

「わ、35点!」

「やっぱダメツナだなー!」

ドッ!…

…なーんか、イラッときちゃったヨ☆

バンッ!

シン…

「…い、いきなり何すんだ?折川。びっくりするじゃんか…」

「…ツナを」

「へ?」



「ツナを笑うと、怒るヨ?」


― 絶 対 零 度 の 微 笑 み ―


クラス一同((マジ切れキタ――!!))

「い、いやぁ、やっぱ人の成績で笑っちゃいけないよな!みんな!な!?」

「そうね!」

「そうだな!ごめんツナ!」

「いや、いいよ、そんな…
っていうか玲人やりすぎ(コソッ)!」

「そーかー?」

「もー…」

クラス一同(折川だけは絶対に怒らせるなと野生の感が訴えている…)

ガラッ

「こら!遅刻だぞ!!
今ごろ登校してくるとはどういうつもりだ!!」

「ああ?!」

「う…」

はっ!やっぱ根津ってへたれのクズだな。
あんないかくでビビるんだから。

「あんないかくでビビるんだから根津もたいしたことないよな。」

「…玲人はこわくないの?」

「何がだ?ツナ。」

「…そうだね。玲人にとっては何でもないね。」

「?」

「おはようございます十代目!
あと、十代目になれなれしくしてんじゃねぇぞ折川!」

「はっはっは。ツナの幼なじみであり親友である俺に絶対無理な文句をいうねぇ。」

「てめぇ…」

「獄寺、いいこと教えてやるよ。
今お前が入ってくるほんの一分前にそこの根津っていう下種な先公がたまたまツナのプリントをクラス中にみえるようにひっくり返してツナを辱めて、ちょーっとイラッとしちゃった俺がクラスを鎮めた。
これがさっきあった面白いことだ。とっても面白いだろう?(根津が)阿呆すぎて。」

「…そうだな。偶然――」

ガッ


「――なわけねぇだろうが!
おいおっさん、十代目沢田さんへの侮辱はゆるさねーぞ!!」

原作に戻ってきたかなー。



「貴様ら退学だー!!」

「まぁまぁ、…」

俺も呼ばれたー。まぁあたりまえだけど。
逆にあの状態で呼ばれない方がおかしい。
さて、どーしよーかなー。

「おい折川。」

「なんだい獄寺。」

「これやるから一緒に校庭掘り返せ。」

と手渡されたのはダイナマイツ☆
さっきの鬱憤、これではらそーかなー。

「おら、さっさとやるぞ!」

「へいへーい。」

ドーンッちゅっどーん!

「たーまやー!」

「変なこと言ってないでさっさとやれー!」

ドーン、ドゴーーン!

…やべぇ、マジ楽しい!
そしてさっき俺にたまったストレスがすげぇ勢いで消えていく!(笑)

さぁ楽しい楽しい爆発(ストレス発散)を!


「地脈発見!!」

お。ツナが地脈を見っけたってことは、ツナの方にダイナマイトを投げればいいんだな。
そぉーれ!


どどん!!


〜放課後〜

「きょっおのごっはんはなーにかな〜♪」

「…玲人、すんごいご機嫌だね。さっきのがそんなに楽しかったの?」

「おうとも!子供が好む戦隊もので無駄に爆発させたくなる気持ちがわかるぐらい楽しかった!」

「なんかよくわかんないけどそれってほめて無くない?」

「はっはっは。気にしない気にしない!今日は洋食だといいなー!」

ほんとーに!

「なんかすごく濃い一日だったよ…」

そりゃそうだ。赤点ギリギリのテストが帰ってきたうえに生徒指導室に呼び出され、その上退学させられそうになって、退学しないための条件はクリアできなかったけど代わりに先生を一人やめさせたし…

「ほんと、災難だったな。ツナ。」

「うん…」

「さて、ツナ。話は変わるが…」

「へ?」

「今日の爆発で、校庭割れてんだけど、どうする?(笑)」

「ああぁぁぁ!!忘れてた!」

「まー、なんとかなると思うが。お、じゃぁまた明日な。
もし校庭の事でツナが呼び出されたら俺が何とかしてやるからなー。」

「ああ、またねって…
呼び出されるときは絶対玲人も一緒だよー!!」

-17-
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