小説『呪い使いの転生者』
作者:unworld()

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呪い使いは先駆する

俺は旅館から海に向かって走っている。なぜかといえば…

(マスター!大丈夫ですか!)
「まだ、行けるぜ?」
(ではnextorder行きます!)
「こい!」
(そこから右で!)
「あいよ!」

俺が右折するとさっき通っていたところに剣が突き刺さる。
流石、デバイスハンパない。そこから前方に走る。すると、海が見えた。

「ついた…」
(お疲れ様です。マスター)
「あとは、どうすればいい?」
(神羅さんがくるのを待っていればいいですよ。念のためウィングを出して海の上を浮遊していて下さい。)
「分かった。オーダー…ウィング展開開始」
(alllight)

俺の背中からすこし大きめの悪魔みたいな黒い羽が生える。
あと、おでこらへんにもまたもや悪魔みたいな角が二本生えてきた。

「なぁ?」
(何でしょう?)
「これさ、どうにかならない?」

俺はそう言って頭の角を指差す。
正直言っておかしいと思うが…

(どうにもなりませんね。)
「なんでさ?」
(マスターが望んだ姿だからです、私にはどうしようも…っ!)
「どうした?」
(きましたよ。神羅さんが…)
「ああ、見えたよ…」

そう来たのだよ。神羅が顔に怒りを浮かべながらよ…

「よく生き延びたものだな」
「逃げるが勝ちっていうだろ?だから、負けてくれ」
「それは叶わぬ願いだな」
「願い?違うだろ?俺がお前を負けさせるんだ。」
「貴様ぁ…」

神羅の顔が歪み大きく怒りをあらわす。まぁ、普通侮辱したらこうなるわな。だけどよ…

「おら、こいよ!俺がやると言ったんだ。やってやる」
「その言葉死んで後悔するなよ?【王の財宝】!」
「するかよ。【喰魔法】!」
「【天地乖離す開闢の星】
【約束されし勝利の剣】」
「またかよ…」
「くらえ!」

神羅は俺にエヌマエリシュとエクスカリバーを打ち込んでくる。
俺は上空に先駆を使い逃げる。はっきりいって付け焼き刃だ。逃げてもあまり意味はない。さてどうするか?
その時俺に何かが湧き上がってくるものがあったそれは多分魔力だ。そうだ。喰魔法ことデッドイーターは喰べて魔力をつくる魔法だ。
その時俺に何かが入ってきた。あの変な石が入ってきたところからだ。
記憶そういうに等しいもの…いろんな魔道書…その使い方、名前、演唱の方法などが浮かんでくる。感情によって変わるのだ。俺はいま怒っている。そりゃぁそうだろう、だが、俺は同時に悲しんでもいる。仲間を傷つけられて悲しんでるし…それに、守れなかった自分に怒っているんだ。

「くらえ!!!」
「…」

神羅がエヌマエリシュを振るってくる。それはすごいスピードだ、到底避けられるものでもない…だけど、俺にはこれを止められる術があるはずだ。考えろ。そうだ俺の得意技はなんだ?
呪うこと…か…
こんな不条理を俺には救う力はないんだ諦めろ。だけどよ…壊し滅し呪う力はあるだろう!!
やれる事をやれ
俺は拳を力強く握る。
そして、その名前とその理を叫んだ。

「我は力を望むもの…」
「呪いを使うもの…」
「すべてのものを壊し尽くし」
「呪い狂わせる」
「その魂は呪いに染まり我が手に宿る」
「呪いよ響け!奏でろ!狂わせろ!この嘆きに呼応せよ!」
「呪いは我に…」
「この呪魂は我が手に宿る!」
「すべてを打ち消し壊し呪い狂わせろ!『呪魂拳』!」

俺の両手に呪いが宿る。
まるで火が燃えるかの如く俺の腕を包み込み揺れる。
轟々と揺れるそれはまるで命の呼応のように…そしてそれは魂に脈をうっている。

俺はそれを…呪いの魂を宿す拳…として『呪魂拳(カースエンドブレイバー)』となずけよう…

俺にエヌマエリシュが迫るが俺は呪魂拳で打ち消した。
破壊の呪いでの打ち消しだ。

「次こそは叩きのめす!」
「こい!雑種めが!」

俺が神羅をぶち殺す!!!




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