小説『ハイスクールD×D 〜仮面の黒龍記〜』
作者:血濡れの紅き化身(黒龍の進む道)

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……………………

あれから庭掃除も終わり、
霊夢と共に縁側でのんびりと過ごした。
それで、
今はすっかり日も落ち、
空が紅く染まる時間帯に俺たちは神社の庭に集まっていた。
外界に出る約束の時間だ。
ちなみに今いるメンバーは、
霊夢、紫、ヤミ、ハク、コウ、サクヨ、妹紅と俺の8人だ。
……本当は見送りたい奴らもいると思うのだが、
霊夢たちがみんなには内緒で俺を外界に出したいらしい…
なんでも、みんな知ったら幻想郷に人がいなくなるほどついてくるらしい……
いや、流石にないだろ……
さっきからナルシストみたいだが、
俺は俗に言うイケメンの分類に入ると思う…
だがな…、俺はそんなに好かれることをした覚えは無いぞ!!?
顔はまぁオリジナルがイケメンだったからわかるが、性格は別物だ。
ここに来た当初なんか最悪だったと自負できるほどだ。
まったく意味が分からん………

紫「…ということで、外界は今こんな感じになっているわ」

妹紅「へぇ、随分と変わってるみたいだな」

サクヨ「…私はその悪魔が気になります……」

コウ「その、確かレーティングゲームだったか?悪魔たちの中で流行ってるってのは」

ハク「流行ってるって…それは違うでしょ……」

ヤミ「私は…龍牙が居れば…どうでもいい……」

霊夢「ていうか、なんで私が一日も待たなきゃいけないのよ……」

「………」

言いたい放題だな……

紫「まぁいいわ…。 それじゃ誰かに勘付かれる前に…」

そう言った紫の横に大き目のスキマが展開された。

……何度見ても不気味な空間だな…

紫「このスキマを通れば自動的に外界に建てた館に繋がるはずよ」

「……そうか…、何から何まですまないな紫…」

俺がそう礼を述べると、紫は美しい笑みを見せた。

紫「いいのよ別に。だって私が始めて恋した貴方の願いだもの…」

………本当、俺にはもったいない女だ……



「それじゃあ行くとするか……」

俺は先頭をきり、荷物を担いでスキマに入る。
それに続くようにヤミ、ハク、コウ、サクヨ、妹紅とスキマに入る。







「…………またな、幻想郷…」

俺が幻想郷に別れを告げると同時に、開いていたスキマは閉じられた…

-3-
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