小説『鬼畜魔王式(R-18)』
作者:メア()

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 さて、皆さん、問題が発生した。そう、母さんから学校へ行けと命令された。だから、小猫と九重、鈴は一学年下へ入学。梓とシャナ、ヘカテーは同学年になった。ちなみ、面倒な手続きはセラに頼んだ。そして、学校は残念ながら別だ。同学年の俺達はイッセーと同じ学校だが、他の年下組は女学院の駒王中学校にいった。そして、俺達は学校に向かっている。

「やぁ、イッセー、久しぶりだな」

「なっ、式、貴様またっ!?」

通学路を歩いていると、エロ馬鹿三人がいた。そして、俺はイッセーに声を掛けたが、スゲー殺気で返された。

「イッセー、このハーレム野郎は誰だ?」

俺の右手にシャナが抱き着いていて、左手は梓が抱き着いていて、ヘカテーは後で不安そうに俺の裾を掴んでいる。三人とも可愛らしい制服(けいおん)を来ている。そして、俺と三人はリミッターを付けて、重力を200倍にして常に修行している。ちなみに、イッセーも段々と重力が上がる術を施してあるので、解除すれば恐ろしい事になる。

「初めまして。俺は兵藤式。イッセーの弟だ。そして、こいつらが俺のハーレムにいる奴隷のシャナと梓、史菜だ。今日から転校してきた。よろしく頼む」

「「「死に曝せっ!!!」」」

「なんだ、手コキくらいならさせてやるぞ?」

「「「神様っ!」」」

「嫌」

「死ね」

梓とシャナは拒絶し、ヘカテーは背後から抱きついて首をふるふると振って拒絶した。

「残念だったな。そうそう、イッセー、今度新作のエロゲーを貸してくれ」

「ふざけんなっ!?」

「ちっ、AVやるぞ」

「乗った」

何だかんだで、二人とはエロトークを行い、仲良くなった。まぁ、殺気を含んで攻撃されるし、学校の男や女からも嫌われた。まぁ、三人はそんな事は無かったが。まっ、普通に奴隷とか言ってる時点で色々問題は大アリだしな。しかし、一番の問題はヘカテーが俺の膝の上に座って授業を受けているのだ。シャナは向こうの原作と同じで先生を徹底的に虐める。梓だけは真面目に授業を受けている。






 夕方になり、学校が終わってから、俺は冥界のある場所を尋ねた。ちなみに、三人は部活を作るとか言って学校に残っている。

「初めまして」

そこは深いナイアガラの滝のような場所だ。ただし、樹海の奥地であり、凶悪な原生生物がいる場所だが。

「貴様は何者だ」

「修行しに来た。一緒にどうだ?」

「魔力の無い見捨てられた俺とか?」

「そうだ。それに諦める気は無いだろ?」

「ふん。勝手にしろ」

そう、俺はサイラオーグの所に来ていた。そして、今、滝の中で精神修行をしている。

「重力負荷をかけられるがいるか?」

「むっ、それは欲しいな」

「了解。なら、取り敢えず3倍だ」

「いや、100倍にしてくれ」

「おう」

それから、仲良くなったので毎日放課後にやって来ては修行する事にした。




 時が立ち、俺達は滝の中で水に打たれながら拳を交え合う。

「はっ!」

「ちっ」

サイラオーグの一撃を掌で受け止め、カウンターを放つ。それを避けて蹴りを放つ。それは全てゆっくりだ。滝の中であり、重力が何倍もかかっているからだ。っていうか、水の圧力が半端ない。

「水切りもできる様になったな」

「だな」

俺達は滝を割るくらい楽勝になった。それから、学校が終わってから零時が過ぎるまでここでサイラオーグと修行をする。やはり、予想通り、肉体を極限まで鍛えるのにサイラオーグは最高の教材だ。だから、俺は変わりに重力で負荷を与えている。もちろん、この鍛え方は我が眷属にも採用した。

「ふむ。肉体はあらかた出来たな。次は体術だな」

「それなんだが、いっそ人間のを習わないか? 人間は力が弱いからこそ強い相手と戦う技術や効率よく破壊する技術は凄いぞ」

「確かにそうだな」

合気道とか、特にそうだ。他にもマーシャルアーツとかな。

「では、人間界に行くか」

「案内しよう」

俺はヒルコで空間を切り裂き、サイラオーグ共に道場破りをしていった。もちろん、技は盗んで行く。俺とサイラオーグにとって、それは楽勝だった。時には軍隊にも潜り込んだ。

「やっぱり、サイはパワータイプか」

「ああ。お前の合気道は苦手だが、流されない程の力を込めれば良いだけだからな。俺はパワーを追求する」

「んじゃ、後はどうする?」

「そうだな……久しぶりに死合うか」

「オッケー」

サイラオーグとの試合は死合うであっている。正に命懸けの殺し合だ。この頃、無敵結界に素手で皹(ひび)を入れる様になりだした。さすが、原作チートだ。いや、原作より強いけどさ。ちなみに、サイラオーグとは良く眷属合同訓練をしたりもする。サイラオーグの眷属を集めるのも手伝ったし、もはや親友だ。しかし、シャナやヘカテーとまともに戦えるとは驚きだ。まぁ、二人共、自在法の出力は全力じゃないけどな。実際、魔人の力で上乗せされていなかったらいい勝負になったかもしれない。

「ふむ、どうせならレーディングゲームをするか」

「掛金は?」

「打ち上げの代金」

「了解。直ぐにフィールドと眷属を集合させよう」

「ああ。私も呼ぶ」

こんな感じで週に一、二回レーディングゲームもやってるし、相変わらず例の裏レーディングゲームにも出て駒を稼いでいた。こんな感じで月日は流れ、高校に進学した年の冬にとんでもない奴が現れた。





 それは冬、サイラオーグと戦っていた時の事だ。突如、次元が割れて黒い羽が沢山生えた銀髪で紅の瞳をした胸の大きい18歳くらいの美少女が顕れた。いや、もうちょっと若いかもしれないが。

「なんだこいつは」

「やっと見つけたよベルちゃん。アタシからは逃れられないんだからね?」

そいつは田村ゆかりボイス。つまり、管理局の白い悪魔と同じ声だ。いや、実際にこいつは魔王なのだが。

「冥刻王メイオルティス」

冥刻王メイオルティスは第八世界ファー・ジ・アースを拠点とする冥魔王。時間を操る能力を持ち、ベール・ゼファーに執心しており、ベルを手に入れるため第八世界を破壊しようと目論むが、表界のウィザードとも共闘したベルやルー=サイファーらの前に敗れた存在。

「は〜い☆ ところで、ベルちゃんは………君の中にいるのかなぁ〜〜?」

「ベルは俺と一体化している」

そう、冥刻王メイオルティスは大魔王ことヘッポコ魔王ベール=ゼファーが大好きなのだ! 上の通り、平気で世界を破壊するぐらいには。いや、盛大に管理局の白い悪魔も混ざっているが。

『誰がヘッポコよ!!』

「あっ、ベルちゃんみっけ!」

そういって、俺に抱き着いて、大きな胸を宛ててくる。

「さて、メイオルティス………ベルと一緒にいたいか?」

「うん♪ あっ、ボクとベルちゃんの仲を邪魔するなら………消すよ」

最初は明るく、後半は絶対零度の冷たい声に虚ろな瞳。恐怖しか湧いてこない。

「いや、邪魔はしないが、ベルと一緒にいたかったら俺の眷属になれ。そうすればベルは逃げられないし、俺が実体化させられるようになれば、仲良く楽しく過ごせるぞ。どうする?」

「ん〜〜ベルちゃん、実体は本当?」

良いか、ベル。俺が頑張ってメイオルティスを調教する。だから、任せてくれ。悪いようにはしないから。

(約束よ? 絶対にメイオをなんとかしないと許さないからね。さもないと私がアンタを消すわよ。絶対に絶対だからね!)

脳内会議でなんとかベルを説得。

『本当よ。貴女が式の眷属になるなら、私は逃げも隠れもしないし、貴女と仲良くなってあげてもいいわ』

「わかった。眷属に成るよ。こっちに連れてきてくれたおじいちゃんも式を手伝うようにいってたし、良いよ〜〜」

よし、これでなんとかなる!! というか、爺のせいかよ。

「後、私は高町なのはの力も持ってるからね」

「了解。それじゃ、この僧侶を受け入れてくれ」

「うん」

魔法陣を展開して、メイオルティスを眷属悪魔………おい、変異の駒なのに足りねえぞ。ちっ、しかもゲームで奪い取った変異の僧侶が数十個単位で勝手に吸われちまった。それも結構力を抑えてくれているのに。

「僧侶数十個分か。化け物だな」

「サイ、それも変異数十個だ」

「レーディングゲームでは使えないな」

桁違いの能力だよな。おそらく、ゼウスやオーディンに軽くタメが張れる。

「リミッターをかけるさ」

「転・成!! さぁ、アタシにベルちゃんを………」

「次はこれを飲め。これで変わったら終わりだ」

零時迷子のお陰で新たに作れた魔血魂を10個飲ませる。まだ足りない。仕方ないから残りの魔血魂を全て飲ませて無限龍の籠手まで使ってようやく魔人化した。

「うふふ、ご主人様、よろしくね。ボクは基本的に言うこと聞くけど、ベルちゃんに関しては妥協しない。でも、ちゃんとご主人様も愛してるあげるからね。だって、ボクの本体を眷属にしたんだから」

「おい、まさか………」

他の魔王方も本体だったりします? はははは、まさかね。ソウイエバ、あの爺、分体ってイッテナカッタナ。マァ、イイヤ。ある意味最強最悪の僧侶様が手に入ったんだからな。メイオルティスの僧侶としての力は時を戻して傷とかを無かった事にするかナイトウィザードの回復魔法を使うくらいだろう。どっちにしろ、頑張ってメイオを調教しよう。それにしても、大きい胸も良いもんだな。

「エッチだね♪」

さっそく胸をモミモミして楽しんだ。












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