小説『鬼畜魔王式(R-18)』
作者:メア()

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 学校でぼーとしながら授業を受ける。手は膝の上にいるヘカテーの胸を揉んだり、太ももやオマンコを触ったり、頭を撫でたりと好き勝手にしている。顎はヘカテーの頭の上に置くのが基本だが。ノートとかはヘカテーやシャナ、梓(ほとんど全て)が取っているので問題無い。そういえば、そろそろライザー戦だ。しかし、リアスにルークがいない。あれ、ライザー戦無理じゃね? いや、原作よりイッセーの力はかなり強いけどさ。しかし、どうする? いっそレンタルか………ありだな。そんな事を授業中に考えていた。そして、放課後になり、リアスにこの事を伝えようと廊下を歩いていたら、通路の先から駒王学園高等部の制服を着た赤みのかかた茶髪の美少女が歩いてきた。身長は165cm前後で胸はない。しかし、隠しているが、その身からは膨大な魔力と神力が溢れ出ている。こんな奴、原作にいるはずない。

「はじめまして。早速だけど女の敵さん、死んでね♪」

聖魔の力が篭った拳を放って来る少女。無敵結界は紙のように破られ、俺は掌で受け止める。

「お前も転生者か?」

サイラオーグと鍛えていなければ死んでいた。生半可な力じゃない。その証拠に、学校中のガラスが割れた。

「そうだよ。ボクは名古屋河理緒。神殺しの聖魔王だよ」

ニッコリと笑いながら、爆弾発言をしてきた。

「神殺しの聖魔王だと………」

「そう、聖女にして魔王。ちなみに、ボクはおじいちゃんからリアスのルークになれって言われたんだよ? それも君のせいで歴史が変わったからだ。あのおっぱい魔神に変な事をされると思うと…………嫌でしょ? だから、殺させて?」

聖女にして魔王。さらに神殺し………やっぱり、お・り・が・みか。まぁ、容姿は睡蓮だしわかったが。いや、正確は鈴蘭なんだろうが‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥どちらにしろ、また化け物が現れたな。しかし、確かに洋服崩壊(ドレス・ブレイク‥‥‥女性の身につけているものを服、鎧問わず粉砕する技)と乳語翻訳(パイリンガル‥‥‥女性の胸の内を読む、文字通りおっぱいに聞くまたは心の内を盗み聞きする技)の二つは女性だったら嫌だよな。

「ふざけんな」

いくらなんでも殺される気は無いな。

「なら、一発で良いよ」

「ちっ、仕方ない。一発だけなら殴られてやる」

「じゃ、いっくよ。えいっ!」

「っ!?」

慌てて身体を避けたおかげで片腕をもがれただけですんだ。

「てめぇ………」

「残念。でも、式君の腕は美味しいね」

「腹ぺこ神ミーコまで取り込んでんのかよ」

「まぁ、これで許してあげる。ドライグは美味しいかもしれないしね。美味しくなくても鍛えれば美味しくなるし」

舌なめずりして、去って行った理緒。良いだろ。レーディングゲームで泣かしてやる。しかし、こちらももっと力がいるな。いい加減、中の魔王と向き合うかな。多分、俺のバランスブレイカーはこいつらだろうし。しかし、可哀想な兄とドライグだ。食われる事間違いなしだ。




SideOut






side 理緒





 ふぅ、スッキリした。だって、彼のせいで色々縛りが入ったんだし当然だよね。せっかく、聖魔杯に参加したかったのにさ…………だから、仕方なく聖魔王の力とアウター達の力を貰って転生したんだ。ちなみに、私の神器は見えざる手タキオンを始め今月今夜と呼ばれる神器の刀などなどだよ。

「さて、オカルト研究部に着きました〜〜先ずはノックだよね」

さっそくノックする。

「は〜い。開いてますわ〜」

「失礼しま〜す〜」

中に入るとアニメでみたオカルト研究部そのものの部室。中には朱い髪の部長リアス=グレモリーと黒髪ポニーの姫島朱乃さんがいた。

「オカルト研究部になんの用かしら?」

「私は名古屋河理緒。貴女のルークになりに来ました」

「何を言っているの?」

「こちらがサーゼクスからの紹介状と変異の駒であるルークだよ」

リアスは不審がりながらも受けとった。サーゼクスには既に手回しをしてあるし、異界の存在として認めて貰っている。式の事や混沌の渦で活躍しているシュドナイについて話したら快く引き受けてくれた。まぁ、あちらからしたらテロリストになられるより、妹の陣営に取り込んだ方が良いと判断したんでしょう。

「確かにお兄様の紹介状ね。あの式をどうにかしてくれるなら構わないわ。けど、この食事代の支給って何かしら?」

「ご飯いっぱい食べないと、悪魔や天使、人間を食べたくなるんだよ。だから、食べられたくなかったら払ってね?」

「わっ、わかったわ。だから、要注意と書かれているのね。まぁ、いいわ。儀式をしましょう」

「はい」

変異の駒ルークを1ダース渡す。

「こんなに?」

「普段は1個分に抑えるけど、理緒にはこれぐらいはいるよ?」

「わかったわ」

さっそく儀式をして、私は悪魔に生まれ変わった。と思ったんだけど、私の力が強すぎるみたいで無理。というか、聖女の力が魔を消滅させている。私の中の聖魔はしっかりとバランスが取れているみたいで、魔に傾く転生を拒否したみたいだ。

「どうするの?」

「仕方ないから、このまま契約するよ。そもそも、私ってアウターでもあるから良く考えたら無理だったよ」

そう、私はアウター。外側の人、異界の徒とも呼ばれる存在でもある。この上無しと謳われる程の強大な力を持つ、最高位の魔人達の力を持つ。その多くは異なる世界からやって来たカミなどの高次の存在だが、中には努力や突然変異等といった後天的要因やイレギュラーによってアウターに至った者達もいる。 天とは逆の、魔の最高峰とされているが、実際は殆ど差異の無い同系の種族である。これらが天と魔に分かれるに至ったのは一重に個人の性格であり、世界を暴れ回って荒廃させ、人を虐殺して嬲る事を嗜好する凶悪な性格をした者達がアウターに分類され、そうではなく人を管理して幸福で世界を満たそうとする者達が天となった。この世界にやって来ている以外にも同等かそれ以上の力を持つ者達もいるが、そうした者達の全ては人間に絶望するか逆に信じきることで身を引き、自らの世界とこの世界の繋がりを断って引き蘢っている。私はそんなアウター達の力を全て持っている。

「なら、契約書を作りましょうか」

「OK。アウター(カミ)印の特別性だよ」

「サインしたくないけど、良いわ」

さて、私の聖女の力はアーシアちゃんと同じく悪魔も治せる。消滅した悪魔だって修行して頑張れば蘇生可能らしい。だから、修行あるのみ。

「じゃあ、これからよろしくね理緒」

「よろしくお願いします」

「こちらこそ〜〜」

ふふふ、タップリとこの世界を楽しむよ。オーフィスにドレードノッドまで、美味しそうなのがいっぱいいるんだ。だから、頑張って修行しないとね。






SideOut












王:兵藤 式
女王(変異の駒):無限の龍神オーフィス(魔人?)
戦車(変異の駒):塔城 白音(魔人)
騎士:神野 梓(魔人)
僧侶(変異の駒):冥刻王高町 メイオルティス(魔人?)
僧侶:神野 鈴(魔人)
兵士(変異の駒):頂の座ヘカテー(魔人)
兵士(変異の駒):炎髪灼眼の討ち手シャナ(魔人)
兵士(変異の駒):九尾の子狐九重(魔人)
支配下魔人:セラフォルー・レヴィアタン
支配下魔人:アーシア・アルジェント










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