小説『鬼畜魔王式(R-18)』
作者:メア()

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 朝、俺は自宅のリビングで朝食を食べている。カリカリに焼いたベーコンと双子の半熟目玉焼き、訓練前に魔王の全力でこね回して作った中はモチモチで外はカリッと焼かれた食パン。これを特製のイチゴジャムを塗った奴とマーガリンの塗った二枚だ。

「はむはむ。カリカリ」

「可愛いわ〜〜」

「そうだな。こんな娘が欲しいな〜」

両親は俺の膝の上に座って、一生懸命に両手で持った大きなパンに小さな口でかぶりついている。猫というよりリスだな。そして、髪の毛と一体化した猫耳がピクピク動いて可愛い。

「そうよ、式と結婚すればいいんだわ!」

「母さん、名案だな」

「ぐぎぎぎ!」

外野を無視して、目玉焼きを一口サイズに切り、口元に運ぶ。

「あ〜ん」

「あ〜ん、もきゅもきゅ」

美味しそうに食べる子猫の頭を撫でながら。

「美味しいか?」

「こく)……美味しい……わたしは……餌付け……された……♪」
喉や頭を撫でて遊んでやると、気持ち良さそうに眼を細め、快楽を得ている。子猫は完全にペットとなった。というか、リアスに出会ってない子猫は人としての人格が出来ていないから、自分を受け入れて、守って貰える存在なら、直ぐに受け入れる。それが、例え自分を壊した存在でもだ。いや、だからこそかもしれないが。

「っと、子猫、口の回りが凄いな。動くなよ」

「にゃっ! んっ、んん〜、やっ〜、んんっ!」

子猫の頭を掴んでこちらに向けさせて、口の回りについたジャムを舐め取り、口づけを行う。そして、舌を絡めて唾液とジャムが付いた甘い舌を堪能する。

「ん〜、ちゅっ、れりゅ」

子猫も直ぐに応えて舌を積極的に絡めてくる。

「ぐはっ!」

兄さんが盛大に鼻血を噴き出して、アーチを作りながら後に倒れた。

「朝からおさかんね。それに、これがツンデレって奴なのかしら?」

「多分そうだよ。なんか、僕達もしたくなってきたね」

「あら、やだ。仕方ないわね〜」

この両親も大概だな。

「くそぉぉぉ! 子猫ちゃんをお前から救いだしてやる! だいたい、ご主人様ってうらやま…………ぐはっ!」

「……子猫って……言うな……」

突っ込んで来たイッセーが子猫にカウンター猫パンチを喰らって壁まで吹っ飛んだ。

「子猫と読んでいいのは…………ご主人様だけ…………///」

そう、子猫の名前は正確には塔城白音だ。子猫と言う名前は白音の飼い主が誰かを表している。

「わたしは……ご主人様の……子猫…………にゃ〜(ゴロゴロ」

素直じゃない時もあるが、基本的に調教は完了している。

「あふぅぅ〜〜」

ご褒美に子猫の身体を揉みで回して逝かせてやった。その後は、当然、部屋にお持ち帰りだ。



 さて、寝ている間に中学生になった俺は、可愛い獲物を物色する為、可愛い女の子が多いと評判の駒王女学園中等部に駒王やって来た。

「どうする?」

「そうだな…………」

駒王女学園中等部は10メートルくらいの壁で覆われ、監視カメラに隠しカメラ。赤外線などセキュリティのオンパレードだ。

「これを使う。月匣展開!」

ナイトウィザードの世界では、力あるエミュレイターやウィザードたちは地球上で魔法的な能力を使うために、自らの周囲に別の結界を張るこという方法を編み出した。これによって外とはずれた場所が作られる事により、内部で何が起こっても、外は干渉を受けずに元に戻るようになる。つまり、これで侵入して、中で解いたら問題無く侵入出来る。ぶっちゃけ、もっと簡単に出来るけどな。

「綺麗な赤い月」

そう、月匣はエミュレイターが貼れば赤い月。ウィザードが貼れば青い月が浮かぶのだ。俺は魔王だからエミュレイター側だ。

「んじゃ、行くか」

「うん」

二人で軽く地面を蹴ると、50メートルくらいの高さまで飛び上がった。そして、そのまま侵入。ちなみに、この月匣にはエミュレイターかウィザード、力ある存在しか入れない。この世界では悪魔などは入れるし、覚醒した神器使いはナイトウィザードとして扱われる。今回は弄って未覚醒でもこの世界に入る事が出来る。いや、強制的に入れられる。

「よっと」

俺達は一先ず屋上に降り立った。

「…………5人…………います…………」

「よし、取り敢えず捕まえて来て」

「…………わかった…………」

子猫が5匹に分裂して掻き消えた。これは恐らく、仙術で作りだした分体だな。


 10分後、俺の前に足を砕かれた5人の少女が連れて来られた。やっぱり、魔人化すると残虐性も上がるな。

「ひっ」

「いやっ」

恐怖で奮えている少女達。中には、余りの恐怖で漏らしているのもいる。まぁ、神器持ちとはいえただの少女には魔王の前に立つには荷が重いのだろう。

「ふむ…………」

5人の容姿は一匹目、デブで論外。二匹目、普通。三匹目、美少女、四匹目美幼女。

「子猫、取り敢えずはこの二匹以外は要らないから神器だけ取り出して」

「匹…………」

「うん」

要らない指定された女の子に近づく子猫。

「くっ、来るなっ!」

「いっ、いやっ、助けっ!」

「なっ、なんでもします、だから…………」

無慈悲に振り下ろされる子猫の手は心臓を貫き、隠された神器をえぐり出す。

「いぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

「「「ひっ」」」

「や、やめてあげてっ!」

引き抜かれた子猫の手には神器がある。そして、血は噴き出さない。それどころか、傷一つ無い。答えは念体で抜き取ったからだ。まぁ、外傷が無いだけで運が良くなければ死ぬがな。

「二匹目」

「いやぁぁああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

三匹の処理が終わり、残ったのは身長120cm、体重35kg、血液型はAB型。小柄な体格で銀髪のベリーロングの髪特徴の美幼女。もう1人が、身長150cm、体重46kg、血液型はAB型。小柄な体格でやや青みがかった黒髪のロングツインテールが特徴。瞳の色は赤みがかった茶色の美少女。二人は抱き合って奮えているが、結構気丈みたいだ。

「わ、私達にもあんな事を…………するんですか?」

「いや、しない」

明らかにほっとする二人。

「そうだな、先ずは名前を言ってみろ」

「私は神野(かみの)梓(あずさ)です」

「……神野……鈴(すず)……」

以外にしっかりと答えてくれた。

「いい名前だ。俺はお前達の主人になる兵藤式だ」

「ふざけないでください!」

「断固、拒否」

「お前等の意思は聞いてない」

「「っ! 最低(です)」」

気を持ち直したか。

「まぁ、最低で結構。どちらにしろ、今からお前達を散々犯してから殺して生まれ変わらせてやる」

「なっ!」

絶句している二人に襲い掛かる。もちろん、小猫に腕を拘束させる。今の二人なんて、小猫なら片手で充分だからな。

「「いやぁぁあぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」」

学園どころか、地域に響くような悲鳴を上げる二人を俺は、全ての穴どころか、身体中の隅々まで犯し抜き、最後は全ての血を吸ってから、騎士と僧侶に転生させた。そして、肉体が安定したら今度は魔血魂を無理矢理飲ませてやった。




王:兵藤 式
戦車(変異の駒):塔城 白音(魔人)
騎士:神野 梓(魔人)
僧侶:神野 鈴(魔人)
支配下魔人:セラフォルー・レヴィアタン




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