セラフォルー
冥界の一部にある森。今は水の底。ふふ、ご主人様から貰った情報にあった反乱軍の拠点をレヴィアたんが滅ぼしてあげたの。だから、下がちょっと洪水になってるけど気にしないでね? 空から見下ろす景色は良い感じ。
「セラフォルー」
「あれ、サーゼクスじゃん。どったの?」
空間を引き裂いて、転移して来た魔王、サーゼクス・ルシファー。
「この兵藤式を上級悪魔にしたうえに、悪魔の駒を与えた件だ」
あれか、やっぱりばれるよね。ちょっと偽造したんだけど、仕方ないかな。
「セラ達に逆らった連中のアジトを教えてくれたから、上級悪魔にしただけだよ」
「そこがそもそもおかしい。我々は、彼等を説得する事で同意したじゃないか」
「されは居場所が分からなかったから。分かれば話は別だよ。セラはセラの領地や民に害を成す連中を滅ぼしただけ。それに、サーゼクスだって、あの人の力を感じたよね? あれは正真正銘神や魔王の力だよ。それも複数感じる」
初めて出会った時、魔王様の前にいる感じがした。いや、それ以上のプレッシャーを感じたんだよね。
「しかし、悪魔の駒を渡すのはやり過ぎではないか?」
「悪魔の駒を渡す事を条件に、セラの味方になるっていう契約を蒸すんだから大丈夫よ」
そう、セラの味方。セラを裏切らない。そう、魔人のセラの願い絶対に裏切らない契約。
「ならば良いか。だが、レーティングゲーム参加は歳が足りないから無理だと言っておいてくれ。リアスやシトリーの時に参加出来るよう調整をかけよう。だから、お前もこれ以上は奴らを刺激するな」
「まぁ、後は残党だからいいかな〜。それじゃ、後は任せるよ」
「ああ」
それから、セラはご主人様に報告しに人間界に行きました。
SideOut
優秀なな下僕のセラがやって来たので、調教部屋に上げて可愛がってやる。まぁ、人間界でも人気の魔法少女ミラクル☆レヴィアたんの格好で来たのは驚いたな。イッセーなんて、サインをねだってたし
「あんっ、気持ちいいよ〜〜」
「報告はどうした」
セラを下から突き上げながら聞く。
「うん。公式レーティングゲームの参加は無理」
「公式はだろ」
「そう! 賭け試合が行われる賭け何でも有りの非公式レーティングゲームなら違法カジノやクラブでやってるよ。もちろん、死んじゃったり、全てを失ったりするけど」
ハイリスクハイリターンか。内容はどうなんだ?
「ひゃうっ! なっ、内容はね…………んんっ、賭ける物がお金や駒だったり、何でも、良いの。例えば、そこの、あんっ、ビショップを賭けてさんきゃすりゅと、あひっ、負ければその子もろともビショップが取られて、その子は奴隷…………物になって、所有者の好きに出来るの」
胸を抓りながら動かすと、締め付けがすごい。
「なら、勝てば貰えるんだな」
「うん。でも、駒はレーティングゲームの制限以上にかかるから、試合では調整しないとだめだけど…………ひぐぅうぅうっ!」
お豆をいじくるのは楽しい。
「場所とかは?」
「紹介状がある、行ってみるといいよ…………」
「よし、逝け」
「あひぃいぃぃぃいいいっ!」
最後まで中に出してご褒美をやり終えたら、セラを放り出してレーティングゲームの準備にかかる。
「とりあえず、少人数でも参加出来るから、行ってみるといいよ」
水の魔法で瞬く間に身を浄めたセラが紹介状を渡してくれる。
「セラのファンにやってる人がいたから、紹介状を書いてもらったの。だから、それがあれば入れるよ」
「ありがとう」
「それじゃ、帰るね。またね、ご主人様!」
レヴィアたんのポーズを決めて転移したセラフォルー。それを見送り、俺は二人の姉妹へと眼を向ける。そこには、床で幸せそうに寝ている二人がいた。俺は二人に近づき、顔を足で軽く踏んでやるすると、無意識に自ら足を舐めて来る。
「奴隷意識が根強いてるな。おい、起きろ」
「「あぐっ…………おはようございます」」
鞭で白く柔らかそうな肌を叩いて起こしてやった。これが小猫なら、足を近付けただけで直ぐに目覚める。
「お前達には修行してもらう」
「「はい」」
寝転がっていた二人は姿勢を変えて、平伏し、足に口づけを行い、そのまま舐めて奉仕して来た。
「その前に楽しむか」
「はい。私達の身体で気持ち良くなってください」
「うん。好きな様に虐めて、私達を染め上げて」
二人の中に二回出した後、掃除させてから、ブルマに着替えさせた。
「先ずはお前達の神器(セイクリッド・ギア)を確認するか。身体の中に精神を集中して見ろ。今の鈴と梓なら楽勝なはずだ。先ずは梓からだ」
「はい! 私の中にある神器…………ご主人様と私の為に…………出て来て!」
梓は裸のまま俺に祈りを捧げ、精神を集中する。やがて、梓の心臓辺りから、神々しい神気を放つ太刀がせり出て来た。
「これは……神刀……天叢雲剣……凄い……」
スサノヲ命(須佐之男命)が出雲国で倒したヤマタノオロチ(八岐大蛇、八俣遠呂智)の尾から出てきた太刀で、天叢雲という名前は、ヤマタノオロチの頭上に常に雲気が掛かっていたためとしている。別名 草薙剣。
「天叢雲剣か……よし、なら二刀流になろうか」
「? っ!?」
徐にもう一本の天叢雲剣を取り出す。これはナイトウィザードで転生者が持つ刀だ。
「これも渡しておく」
「はい」
梓は慎重に受け取り、二つを合わせた。すると、融合してしまった。
「あっ、あのっ!」
「次は鈴だ」
無視して、何事も無かったかの様に流す事にした。ぶっちゃけ、ナイトウィザードの中のアイテムとしては微妙だからな。
「……うん……これ……?」
鈴の中から現れたのは、頭に翼が飾られ、柄には2匹のヘビが巻きついている杖。これはケーリュケイオンの杖。ケーリュケイオンとは、ギリシア神話の伝令の神ヘルメースが持つ杖のことである。長母音を省略してケリュケイオンとも表記される。カードゥーケウス(, 長母音を省略してカドゥケウス、伝令使の杖の意)ともいう。そして、2匹の蛇はそれぞれ光と闇、善と悪、天と地、太陽と月、男と女、陰と陽を表し、ヘルメスが杖を持つと2匹の蛇は螺旋状に上昇し二元性は統合される。
「これも融合するかな?」
取り出したるは瓜二ツのヘルメスの杖。これの杖はナイトウィザードでは魔力と威力が上がったりする。
「きゃっ!」
「うぉっ! なんだこれ!」
俺の杖は俺の中から突然出て来た黒い闇を吸収し、二匹の蛇となり、別々の鈴の手に噛み付きく。
「痛、痛ぁっ、痛ぁ、ぁああぁっ!」
そして、そのまま腕輪となった。その腕輪からはオーフィスの力を感じる。
「鈴、大丈夫?」
「痛い……けど……我慢出来ない……ほどじゃない」
「ちょっと見せてみろ」
俺の……俺だけの可愛い大切なビショップだ。事と次第によっちゃ……潰す。
「はい。身体の中に入ってるけど平気」
良く見ると、蛇の尻尾は鈴の中に入り、体内を通って別の蛇の口に入っている。そう無限を表す記号みたいになっている。皮膚に関しても、盛り上がっているような事は無く、ただ全身に縄で縛られた後があるだけだ。うん、SMという奴だ。
「身体が軽くなって、魔力も上がります。それに、増幅機能もあるみたいです」
「多分、循環かな。まぁ、いいや。それを使えるように訓練しようか」
「あの……ちょっと良いですか……?」
おずおずと、手を挙げて質問する許可を貰おうとする梓。
「どうしたんだ?」
「この、ウィザードクラス転生者とスタイルクラスアタッカーて何ですか?」
「私にもある。転生者キャスター」
「それは強さの指標だ」
そう、職業(クラス)みたいな物だ。どうやら、ナイトウィザードの装備をすると、手に入るみたいだな。これは楽しくなってきた。