小説『鬼畜魔王式(R-18)』
作者:メア()

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 中学二年生に上がった。一学年下の小猫や鈴は中学一年生だ。さて、あれから変わった事は梓と鈴が一旦家に帰り、親に俺の事を報告した。二人の両親も渋々納得し、しっかりと幸せにする事を条件に俺に飼われる事を許可した。まぁ、洗脳があったのは否定しない。そして、二人の両親は実家にいられなくなった二人の為に高層マンションの一軒を買い与えた。そこで姉妹が生活する。当然だが俺もそちらに生活の基盤を移し、半ば同棲している。

「ご主人様、もうダメです」

「……気持ちいい……こわれりゅ……」

「んんっ、だいしゅきれしゅ」

毎朝毎晩、三人の身体に三十回は吐き出し、逝きっぱなしで痙攣が収まらない三人を犯しまくっている。そう、三人は毎日、俺からの激しい調教により、全身が性感帯になり、俺が軽く触れるだけで逝く身体になっている。

「三人だけじゃ足りないか」

「あひぃいぃぃい」

そう、夜はマグロ状態になるまで犯していく。毎日続くからの行為に三人の身体は慣れて支配されるのが当然となり、俺無しでは生きられない所まで落とした。俺の命令で死ねと言えば死ぬし、家族や仲間だろうが本気で殺し合うようになった。

「そういえば、明日はライブか。今日は勘弁してやるか」

この世界でも梓は俺達とバンドをしている。これだけは、ギターを突っ込まれて、ボロボロにされても辞めなかった。まぁ、特別製の魔王が造った魔人だからか、行為補正や習熟率が異常に高く、既にプロ顔負けになっている。だから、俺のペット達がやっているバンドは人気が高い。そんなファンの中で、何回かステージ中に犯したり、バイブで調教したりもした。

「まぁ、明日はライブが終わった後にアソコに行くし、ライブに来ている女を適当に見繕うか」

さて、寝るか。何時もの通り、魔法で部屋と三人を綺麗にして、三人の内小猫と鈴を抱きまくらにし、梓のお腹を枕にして眠った。




 個人で万単位のライブをゴスロリの格好で行った後、ある地下施設に向かった。その地下施設は転移魔法でしかいけない場所にある。

「いらっしゃいませ。初めての方ですね。紹介状をお渡しください」

廊下や扉、全てが黒に染め上げられていて、声をかけて来たスーツ姿の男もぼやけて見える。

「はい、紹介状。メンバーは男一人、奴隷が三匹だ」

「了解しました。こちらが契約書でございます。ご確認の後、サインをお願いいたします」

契約内容は、客通しのトラブルは一切保障しない。死んでも自己責任であり、どんな損失も保障しない。そして、掛け金は必ず支払う事。ここの事を、口外しない事だ。

「OK」

「では、こちらが闇のチェスの会員カードでございます。なお、奴隷には必ず鎖と首輪を付け、手放さないようにお願いいたします。なお、お客様同士のトラブルはチェスで解決して頂きます」

「ああ」

カードを受け取る。鎖は誰の持ち物かはっきりさせる為だな。

「では、奴隷の御召し物を預からせて頂きます」

「わかった。三人共、脱げ」

「うん///」「はい///」「こく///」

三人は舞台衣装の服を脱ぎ、手袋ろとニーソックスだけの姿となる。いや、正確には頭に三人ネコミミのカチューシャを付け、お尻から尻尾を生やしている。小猫は尻尾以外自前だ。

「さて、行くぞ」

三人は顔を真っ赤にしながら四つん這いになり、よつ足でついて来る。


 中は広く、中央の支柱には巨大なスクリーンがあり、その下に受付カウンターと転送用の魔法陣がある。スクリーンには今行われている試合が映し出されている、映し出されている物は試合映像、メンバー表に個人成績、現在のオッズ、参加者同士の掛け金などだ。そして、壁際にはバーカウンターやカジノ施設まである。そして、俺は真っすぐ受付カウンターに向かう。

「おや、あの奴隷は今、人間界で人気バンドの…………」

「あっ、本当だ。スレイブのメンバーじゃんか。その名の通り、奴隷だったんだな。好きだったのにショック〜〜」

「あっ、濡れてる。犯してぇな」

足が止まる三人を無理矢理引っ張って行き、参加登録をする。

「登録できました。対戦相手が決まるまで、こちらの腕輪を付けてお待ちください。その後、対戦相手とお待ち賭ける物を話し合ってから試合スタートです」

「了解」

腕輪を付けて、引き返す。やはり、床にはいつくばって主人に奉仕している奴隷の姿も多い。大事な場所を隠していないバニーガールが飲み物を配ったり、犯されたりしている。そして、注目されている中、俺はカウンターに向かい、飲み物を注文する。

「どうぞ」

普通のグラスと三つの皿に入れられた白い牛乳を貰う。皿は床に起き、白濁した生臭い液体が入ったペットボトルと黄色い液体のペットボトルの中身を皿に入れた。

「ほら、良いぞ」

「「「ご主人様のいやらしいペット奴隷の私達に、ご主人様のスペシャルドリンクを飲ませてください///」」」

「よし、良いぞ」

「「「ありがとうございます。ん、ちゅっ」」」

恍惚とした表情で一生懸命に汚物が入った皿を舐めて飲んでいく。俺はそれを見ながらカクテルを飲む。

「なぁ、その子達を譲ってくれないか?」

「嫌だな」

「金なら用意する!」

三人のファンなのだろう恰幅の良い男が、交渉して来た。だが、手放す気など無いのだから答えは変わらない。

「断る」

「なら、チェス……レーティングゲームで決めようじゃないか……」

「断る。先ずはこちらの三人に見合う物を提示しろ」

まぁ、向こうの景品次第で変わるがな。

「ふっ、先生っ!」

「なんだ、我を呼ぶ用か?」

奥から現れたのはオールバックにした黒い髪の毛を後ろで三つ編みにし、古代中国で使われたような鎧を着る少年。そして、その隣を歩く長い黒い髪をした幼く華奢だが、瞳に強い力を持ち、強烈な存在感を放つ黒いマントの下に制服を着た少女。その少女は俺をゴミでも見るような眼で見ている。そして、少年の後ろで控えている鍔の広い真っ白な帽子を被った明るい水色のショートカットの幼い少女。こちらは白いマントを付けていて、錫杖を持っている。

「馬鹿な…………祭礼の蛇坂井悠二に、炎髪灼眼のシャナ、頂きの蔵ヘカテーだと!?」

「誰?」

「何故知っているのでしょうか?」

「ほう、御同輩か」

転生者かよ。この灼眼のシャナの三強が相手か。かなりきついな。だが、やってやれない事は無い。

「なんだ、知り合いか? まぁ、良い。それで、こっちはこの二人を賭けようじゃないか」

そう言って、シャナとヘカテーを指差す男。

「何を言ってる!?」

「?」

シャナは怒りを現にして、炎髪灼眼となる。ヘカテーは理解していないようだ。

「ふざけるな。誰が二人を賭けるか」

「あの奴隷にされている三人を奴の魔の手から助ける為です」

怒る悠二を説得する男。

「梓に小猫か…………しかし、やはりシャナやヘカテーを…………二人の同意も無く…………」

「「「お願いします! 助けてくださいっ!? もう、こんな惨めな生活や人前で犯されるのは嫌ですっ!」」」

「ぐっ」

泣きながら土下座して懇願する三人。

「悠二、受ける必要なんて無い。こうなったのはコイツラの責任よ」

「なんだ、天壌の劫火アラストールと契約した炎髪灼眼の討ち手も負けるのが怖いみたいだな。彼氏が彼氏なら、お前と契約したアラストールもたかがしれているな」

「なんですってぇっ!! 上等じゃない、やってやるわよっ!」

「シャナ、乗せ…………「主を侮辱するなど赦せません。やりましょう」まっ「それでは登録します。ここにサインを」おいっ!「「はい」」……くそ……絶対まともじゃないのに……」

悠二が泊める間をおかずに男が二人にサインさせた。

「おい、こっちは三人取られて、そっちは二人か? 公平じゃないぞ」

「では…………」

「零時迷子を頂く。それでイーブンだ」

こいつからは奪える物は奪う。

「わかりました。良いですね?」

「くそ、最早仕方ないか」

こうして、三人を賭けた戦いが始まる。今回は四対四の戦いだ。



 控え室。俺は三人の尻が赤くなるまで叩いていた。

「ごめんなさい、ご主人様」

「本心じゃない」

「捨てないで…………」

俺に叩かれながらも、足を舐めて忠誠を示す三人。その顔は泣き崩れ、絶望に染まっている。

「知っている。だから、これはご褒美だ。飲め」

「「「はいっ!」」」

顔や頭を白濁に染め上げながら、最後に激しく叩いて逝かせてやる。

「お前達のお陰で簡単に進んだ。後は勝つだけだ。頼むぞ」

「「「……れろれろ……はい!」」」

お互いのかかった物や床に落ちたのを綺麗に舐め取り、綺麗にした。その後、俺達は呪錬制服を着た。そして、肩には神知の黄金を装備した。

『ゲームを開始致します』

アナウンスと共に戦場へと転移。

『フィールドは草原、勝利条件は相手陣地にあるフラッグの破壊です。それではスタート』

「敵陣へは俺が攻め込む。三人は援護だ」

「防衛は?」

「必要無いさ………来い、エンジェルシード」

エンジェルシードに搭載された超ロングレンジライフルでフラッグを直接狙撃する。射程は500スクエア。並の射程ではない。

「エナジーストーム、結界徹甲弾、対空魔力噴進弾、猛毒弾を使用」

これにより、軽減不可能な範囲の猛毒対空砲撃が行われた。しかし、流石に容易く無く、悠二の髪の毛を球体にした盾で防がれた。

「舐めたまねしてくれるじゃないっ!」

紅蓮の翼を纏ったシャナがやってきた。それに対して、光の翼を装備した梓が天叢雲剣を装備して突っ込む、上空で切り合う。

「嘘、弾かれたっ!」

『むぅ、厄介な』

フレイムヘイズとはいえ、無敵結界は致命傷以外防ぐはずだ。高速で切り合う二人。二刀流の梓と一刀のシャナ。刀術ではシャナが上だが、かすり傷を気にせず攻める梓と炎を弱体化かさせる効果を持つ天叢雲剣を装備した梓を相手にシャナは無敵結界を刀破れない。天壌の劫火アラストールの顕現以外は問題無く勝利を収めるだろう。

「星よ」

上空から接近して来たヘカテーが星を放つ。

「ヴァニティワールド」

空から降り注ぐ大量の流れ星に対して世界を作り、閉じ込め、消滅させる鈴。小猫はいつの間にか消えている。

「今度はこちらの番。バーストギャラクシア」

星をも焼き付くす白炎を生み出し、この大地もろともヘカテーの星を焼き尽くす強大な業火。

「嘗めないでください。トライゴン」

「ヘルメス」

世界終末戦争が繰り広げられる横で、俺は魔殺の布でフラッグを包み込み、被害を受けなくした。

「さて、梓は効果範囲外。小猫は?」

『準備完了』

「さて、先ずはヘカテーからだ。魔殺解放」

魔殺の帯を外し、手当たり次第に存在の力を吸収する。

「『馬鹿な』」

「有り得ませ……っ!」

「気功……光竜魔竜……阿修羅覇王拳」

小猫の……魔人の全魔力を増幅した状態で拳に込めた一撃を存在の力を吸われる現象に隙ができたヘカテーに叩き込んだ。その威力は絶大で宇宙にまで届く光の奔流をヘカテー越しに放った。しかも、軌道を計算していたようだ。

「くっ! しまっ……「真の力……真名解放……天叢雲剣!」ああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

光の奔流を防いでいたシャナの背後から自爆のように自身も光を浴びながらシャナの体内へ天叢雲剣を二本、突き刺した。体内から炎を抑制されたシャナは意識を失う。それを梓が身体を入れ替えてシャナをこちらに弾き飛ばした。本人は光に飲み込まれ、無敵結界も効かずに消滅する危険があった。しかし、光が収まると続いて金色の光が生まれ、中から無傷の梓が出て来る。

「持たせてよかった神知の黄金」

これは魔王ルー=サイファーが用いていたケープ。ルーの力が篭ったこれは様々な効果を及ぼす。今回は裏界のエミュレータや魔王からの攻撃ダメージをゼロにする金色の加護の効果だ。







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