小説『自問自答』
作者:杉浦 真()

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エピソード8






私は人間は食べ物に例えるなら「おにぎり」だと思っている





例えばだ
人は自分で自分のいいところは見つけられないくせに、悪いところはすぐに見つかる
受験のとき私は結構悩んだ記憶がある
悪いところしか思い浮かばなくて、友達に「私のいいところ何?」と聞きまくっていた




自分じゃない、他人だと悪いところも見つけてしまうが、いいところもすぐに見つかる
それは、その人に中身がわかっているからではないかと思う





コンビニとかスーパーのおにぎりは親切に中身を教えてくれるが
誰かが作ったおにぎりの中身など食べてみないとわからない




人も同じだと思う
見た目だとその人の中に何があるのかわからない
接して、話して、分かち合って
初めてその人の中身を知る
そして、もっともっと仲が良くなる



だから、人は見た目ではない
中身なのだ




だけど、私も含めてだが人は見た目でしか判断しない
「あの人はああだ」「この人はこうだ」
でもそれは本当なのか?
自分だけが思っていることで、本当は違うのではないか?




私は人が嫌いだ
見た目で判断する、という理由もあるが
見た目で判断したあと、決め付ける
どうしてそう決め付けられなければいけないのか
少し喧嘩したからって、敵対したような目で見て、態度が変わる
それが嫌だった
小学校も中学校もそういう風な目で先生やクラスメイトに見られてきた
それにイラついて窓ガラスを割ったり、殴った




今思えば全部私が悪いと反省している
しかし、それでも人は嫌いだ
見た目ではなく中身で判断できるような世の中になれば、私のこの考えは変わるだろうか




ただ、世の中がこういう風になればいいなと思うだけの話・・・







自分でも何が言いたいのかわからなくなってしまった
申し訳ございません



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