小説『続・黄泉路への案内人』
作者:楽一()

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閑話

 俺の名前は神(かみ)城(じょう)帝(みかど)。昔はオタクだったオレだが、神様の間違いでコンビニに弁当階に行った際交通事故で死んじまった。まぁ、そのおかげでテンプレ通りに能力を三つもらえる上に転生させてもらうことになった。まぁ世間で言う転生者だ。
 そして俺がいる世界はなんと! 俺が一番好きだった小説IS インフィニット・ストラトスの世界だった。
 
これはチート能力でヒロイン全員攻略しないといけぇといけないだろ! と思って一つはイケメン、銀髪に赤と青のオッドアイの顔にすること。もう一つはニコポとなでポ、最後は最強のIS。無論俺戦用だ。

 で、早速ISの世界に送ってもらったわけだ。
 
だが、ここで俺は驚愕した。一夏と友人になってIS学園に入りヒロインズを攻略する予定だった。まぁ箒と鈴ぐらいは一夏に譲ってやろうと思ったが、なんとここでは一夏も女だった。五反田弾は男だったけど。なら全員俺が攻略してやる!

 そう思いまずは幼稚園にいた時に一夏と箒に話かけることから始めた。

帝「やぁ、そこの美しい少女たち。ボクと一緒に遊ばないか?」(ニコッ)

一・箒((ひぃっ!?))

 すると彼女たちはすぐに別の女の子たちと遊び始めた。そうか、彼女たちは照れ屋さんなんだな。俺と一緒に遊ぶのが恥ずかしいんだな。

 それから俺は積極的に彼女たちに声をかけたり、頭をなでたりした。そのかいあってか彼女たちは頭をなでられることに喚起するほど喜んでいた。なぜかって? 涙目で体が震えているからだ。よっぽどうれしかったんだろ。

(実際はかなり嫌だったらしい。何でも、目が嫌らしい、気持ち悪い、何か悪寒が走る。などなど。箒に関しては感が警鐘を鳴らし続けているとのこと)

 そして、彼女たちはついに俺に千冬と束を紹介してくれた!!! やっぱり惚れてるんだろ! だから俺に紹介してくれたんだ! 何っていい子たちなんだ!!

(実際は彼が必要以上に付きまとって来るので姉に頼ったまで。当然彼女たちも二人と同じ感情をもったらしい)

 だが、そんなある日あいつが来た。

葵「色々ご都合がありこの学校の転校してきました神無月葵です。よろしくお願いします」

 見た目はどこもさえない人間だ。どうせモブだろう。気にすることは無い。だが、ある日から俺の一夏と箒に必要以上にそいつが付きまとうようになった。彼女たちは何も言わないし、俺にも相談しない。

 そうか・・・俺に迷惑かけないようにするためか。もう少し待ってくれ、束がISを開発した暁にはそんなモブともおさらばだ。

 待ってくれよ! あの学園で君たちといろんなことしよう!

-3-
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