薄暗い廊下を暫く歩くと、マッチョマンの専用控室がある。
マッチョマンはドアを開けると、
どうぞ。
部屋の中に入ると、突然マッチョマンが抱き着いてくると、頭の中の声が勝手なことを言い始める。
あぁ、だ、ダメよ・・・
うう、ぼ、僕も前から君のことが!
あぁ、う、嬉しい、わたしを思いっきり抱き締めて!
い、いいとも!
マッチョマンの腕力に抱き締められる僕はその汗臭さに堪らなくなる。
マッチョマンはそんなことに構わず僕の唇を啜ろうとしてくる。
我慢できなくなった僕は頭の中の声を押しやると、力任せにマッチョマンを突き飛ばす。
すると頭の中の声が文句を言い始める。
なにすんのよ、イイとこだったのに、邪魔しないでよ!
なんだと、このバカ女! 俺の体を勝手に使っておきながら何言いやがる!
もう、いちいちうるさいわねェ、いいじゃないよ、少しくらい使わせてくれたって!
冗談じゃねえよ、なんで俺がこんな汗臭い筋肉野郎と抱き合わなけりゃならないんだ!
うるさい! あっちへ行きなさいよ!
うわぁぁぁ!
頭の中の声は、僕の意識を無意識下のレベルに落とすと閉じ込めてしまう。
おい、ここから出せ!
頭の中の声は鼻で笑いながらね
フフン、いい気味だわ、しばらくそこで大人しくしていなさいよね!
と告げると、突き飛ばしたマッチョマンに、
あん・・・、ごめんなさい、あなたが余りにも力を入れて抱き締めてくるから、つい苦しくなっちゃって・・・
あ、い、いや、いいんだよ。
頭の中の声は僕の体を操りだすと、マッチョマンのパンツに手を伸ばし、
ゴメンなさい・・・、お詫びに慰めてあげる・・・。
頭の中の声はマッチョマンのパンツの上からイチモツを弄りだす。
あぁ、素敵ぃ・・・
おお、イイ、イイよ、とってもイイ!
呆けのよう宙を見て快楽に浸るマッチョマン。
ウフゥン・・・、ねぇ、見せてぇ・・・。
頭の中の声は僕の手を操りマッチョマンのパンツを脱がしていく。
すると威きり起ちビクンビクンと脈打つ巨大なイチモツが姿を現す。
それを見た頭の中の声は興奮してきたのか、
ああ、す、スゴい! スゴいわ!
と言いながら掌で優しく愛撫し始めていく。
ウオォォォォォ!
マッチョマンは仰け反るようにその愛撫の感触に浸りだす。
ああ、か、カタいわ!
頭の中の声は息を荒げ始めると、剥きだしになったイチモツを口に加えようとする。
堪らなくなった僕は、
ば、バカ野郎! よしやがれ!
僕はありったけの力を振り起すと閉じ込められた無意識下のレベルから、僕の意識を解放すると頭の中の声を追いだしてしまう。