第一章 【level5争奪戦】
第五話 【メニュー】
帝督と聖はアジト内で別れ、帝督は使っていいと言われた一室でくつろいでいた。一室と言っても頑張れば一人暮らせるぐらいの大きさではあるが…
そんな中帝督は普通の人では到底買うことが出来ないと思われるソファーに座りながら、今日起きた事について考えていた。
帝督「(今日の出来事はとても濃かったなぁ。聞く限りだと恐らく、これから学校には行けないよな。にしても、大変だったな。)」
一見そんなことで悔やんでもしたかがないと思うが、これでも小学生なので、友達のことはかなり気にする。帝督はそんな事を考えていた。しかし、これからが大変だということをこの時帝督は知らなかった。まぁ知るも何もまだ起こってないが…
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そんなこんなで1時間程経ち、そろそろ考えるのも疲れてきた頃ドアが開いたので見てみると聖が居て、皆来たから部屋を移動する。移動して入った部屋はさっきと変わらないくらいの広さの部屋だったが、空気はピリピリしてたりしてなかったりと不安定な感じだ。無論自然となったわけではなく気配調節によって意図的にやっているだけだが…他の人達は何も言わなかったので帝督は言わなくていいと結論をつけた。
聖「よーし、みんな集まったところで自己紹介といきましょうか。」
帝督「それより質問はいいか?」
と帝督は聖に質問を投げかける。聖は元々予想してたのか、いいよと言って質問を聞く。
帝督「なぁ、何で俺以外全員素顔晒していないんだ?」
聖「ああ、そんな事か。それはだな……あとで言おう。」
帝督「何でだよ!今でもいいだろ?それとも、言えない事情があんのか?」
聖「うーん、ダルい。」
帝督「……。さいですか。」
聖「気を取り戻して自己紹介へと参りましょう。ムードメイカーはいいから、最初は白、黒お前らからしろ。」
白&黒『了解』
返事をした二人は某RPGに出てくる黄色い鳥の白色と黒色版だった。
白「これの名前は白。level5で序列は5位で能力は原子混合(メルトミキサー)って言う。」
黒「あれの名前は黒。level4で異種融合(イレキュラーフュージョン)って能力。」
帝督は特徴的なしゃべり方だなと思いながら二人を記憶する。すると、黒がいきなり爆弾を投下してきた。
黒「ねーねー。実験台になって。というか、やらなきゃダメだよ。あれとの戦闘。」
帝督「え?ど、どういう事かな?」
帝督はとぼけて言ったつもりだったが、黒には挑発的な態度だと思われたらしく、
黒「……共食いっていいよね。」
戦闘が始まった。
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後書き
今見直してて思います。地の文もっと書くべきかと。
どうなんでしょうね。