小説『IS 幻想の王』
作者:沙希()

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第11話 今宵は大いに盛り上がる





簪とノエルが部屋に来てからさらに盛り上がっている
まだにとり達は戻ってきていないのだが、その間3人で何かできる事をし与王としたのだが、生憎将棋以外に何も持ってきていないので談笑することしかなかったが盛り上がっている




「私はやっぱり勇者王ガオガイガ―ですよ!合体のシーンもそうだけど、戦闘シーンも中々カッコいいよね!」





「俺はどちらかと言えば超重神グラディオンかな。最後のバトルでアルティメットグラディオンに合神する所がカッコいいと思う」 





「・・・・どっちも面白いけど、私はやっぱり天元突破グレンラガンかな。決めゼリフとかカッコいいし、こう、なんだろう、釣られて熱くなれるというか」






「「あぁ、何となく分かるな」」






アニメの話題で絶賛盛り上がっているからである
最初は何を話したら良いのか悩んでいたが、不意に簪の持っていた携帯ストラップがロボットアニメ『ダンクーガ』のファイナルダンクーガに刹那が指摘した瞬間簪が目を輝かせ、話が発展したのである
特撮ヒーローやアニメなどが好きな簪にとって理解者が増えた事が嬉しかったのだろうか、それとも単に刹那が知っている事に嬉しかったのか、果たしてこの答えは簪しか知らないだろう





「『俺が信じるお前でもない。お前が信じる俺でもない』」





「「「『お前が信じる、お前を信じろ!!』」」」





「やっぱりあの名シーンは良いですよね〜。思わず涙出ましたから」







「・・・・でもやっぱりカミナが死ぬ場面のセリフも良かった」







「『無茶で無謀と笑われようと、意地が支えの喧嘩道!!』」






「「『壁があったら殴って壊す!道が無ければ、この手で作る!!』」」






「『心のマグマが炎と燃える!!』」







「「「『超絶合体!!グレンラガン!!』」」」







「『俺を!!』」







「『俺達を!!』」」







「「「『誰だと思っていやがる!!!!』」」」






「くぅううう!!やっぱ良いよな、このセリフ!!」






「感動的な部分もあるし、何よりも熱い!!」







「・・・・・やっぱり、ロボットアニメはグレンラガン」





こんな感じで、にとり達が帰ってくるまで話が続くのであった

























にとり達が食堂から戻った後、刹那達は玲子と十蔵達を含め、談笑を再開させるのである
簪は学園長を含め、この場に居る全員とはもう打ち解けていた






「へぇ、これが簪の打鉄二式か」






「一人で作ったにしては中々の出来だ。基板も十分安定してるし、スラスターの出力も安定してる。でも後は・・・・」






「・・・・・・うん。武装だけ。やっぱり第2世代だから全体的に落さないといけないのかな?」






「いやぁ、大丈夫だよ更識君。基本的には安定するけど問題はコア事態なんだ。君の専用機は量産機の打鉄の延長線上のデータを使用されてあるから、全体が安定しないのはそのせいだよ」






「じゃあ、やっぱりコアか。そんじゃ、コアの初期化して私のプログラムに書き直そう。あと、政府共と企業共にはキッチリと説教と苦情等などを送りつけてやるとしよう♪」






「おう。にとりが黒い」







「・・・・・でも、いいの?本当ならこういうのは企業のトップの許可とかいるんじゃ」







「私は開発局長だから、別に企業のトップに言わなくとも権限は私に回されてるんだ。まぁ、そこに居るトップは、そんな事をしなくても許可を出すだろうけどね」








そう言ってにとりが刹那を見てニヤッと笑う
簪以外の視線が集まると苦笑いする刹那に対し、簪は誰の事なのかと疑問に思い、さっきの内容を掘り返すと刹那の方を見て驚いた様な顔をする







「・・・・え!?刹那って、企業のトップだったの!?」







「まぁ、一応ね。でもあくまで一応だから、休み時間とか、空いてる時間を使って少なからず手伝いをしてるだけだけどね。後は殆どにとり達が頑張ってくれてるだけだし」








「・・・・・・そうなんだ」









「そういう事。おっと、あんまりお喋りが少し過ぎたようだ。もう11時だし、女の子はもう寝る時間だな。夜更かしはお肌の天敵だから、早く寝なよ、簪、ノエル?」






「・・・う、うん。わかった」








「はい、ってなんで私もですか!?」






「アンタはどうせ部屋に帰っても、簪と夜遅くまでくっちゃっべっていそうだから。あまり簪の迷惑にならんようにしろよ?」






「うぐっ・・・・・はぁ〜い。じゃあ、行こうか、簪。じゃあ、十蔵さん、玲子さん、また今度!!」







「ええ、またいらっしゃい。簪ちゃんも、また御出でね」






「・・・・は、はい!ま、また来ます」





2人は十蔵と玲子の部屋を出て行き、そのまま遠ざかっていく





「さて、俺達もそろそろ行くとしますか。にとりはこのままどうする」






「私は整備室でも籠ってるよ。あ、そうそう。更識 楯無との仲直りだけど、私は行けないから、3人で行って来てくれ」





「了解。じゃ、お休み、にとり、十蔵、玲子」






「「「おやすみ。刹那(さん)」」」





刹那は学園長の部屋の隣にある部屋に入り、そのままベッドに倒れ直ぐに寝むりに行くのだった












クラス代表戦まで、後6日



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