第14話 速攻で終わらせたので、戦闘描写が少ないですね by 妖夢
さて、やって参りました俺の初試合
相手は織斑先生の弟で、対して箒や簪の様に能力を持っているわけでわないし、潜在能力があるわけも無い
なので、別段危機する事も無いだろう
そんな事を思ってアリーナの中央に向かうと観客席からダイレクトで声が聞こえてくる(因みに刹那の聴覚は3Km圏内は余裕なので丸聞こえ)
『蒼月君のIS、なんかしょぼいね』
『所詮は口だけなのよ。男って皆そう』
『これは織斑君の勝ちかな〜』
等と言っていた
見た目で判断するとろくな事は無いと言いたいがしょぼいのは事実
だがにとりが態々服装まで手を込んで作ってくれたから流石に聞き捨てならない。
この試合は、5秒で仕留める(紫の賭けは箒が勝ち)
最後に、俺は知らなかったが、さっきの観客席から声を聞いた紫とユエルは完全に殺気を出しており、その場に居た山田先生は涙目で、織斑先生はいつアリーナが消し飛ぶのか冷や汗をかいていたそうな
「僕はお前に勝って、さっきの試合が遊びで無いと教えてやる!!」
「そうかい。なら精々、頑張る事だな」
「言わずとも!!」
『それでは試合を開始してください』
「うぉおおおおおおおおおおおおお!!」
アナウンスが開始宣言を出した瞬間に織斑が突撃してきた
うん、まさに素人だ
織斑先生だったら普通に相手の観察から始めるだろうが、弟にしては馬鹿な選択を取ったな
コイツ本当に頭いいのか?
俺はそう思って大剣を構えるのだった
この時、刹那以外の幻想郷メンバーこう思っただろう
この瞬間に、もう勝負は着いたのだと
僕は今、目の前の男に苛立ちを感じている
理由は簡単だ
アイツは僕とオルコットさんの試合をお遊戯だと言ったからだ
別に庇うつもりは無いけど、オルコットさんだって頑張っていたし僕もお世辞で無いがオルコットさんはそれなりに強かった
慢心しいていたとはいえ、彼女も腐っても代表候補生であり、それなりに実力はある事は知っている
でもアイツはそれをお遊戯だと言ったのだ
千冬姉はどうしてアイツを庇うのか分からないが、言われた事は正しい
でもそれでも、闘ってすらいない奴から言われるのは腹立たしかった
そして試合開始の合図が鳴ると、僕はアイツに瞬時加速で突撃する
スタートダッシュは僕が速かったので相手は混乱するだろう
それは計算の内であり、その隙に零落白夜を発動させた一撃を喰らわせれば少なからず相手は大ダメージを与える事が可能であろう
蒼月は僕に反応し、剣を構えた
「今更武器を構えた所で遅い!!はぁあああああああああああああ!!」
僕は蒼月の直ぐそこまで追いやり、剣を振りかぶる
だが・・・・・・・・・・・
―――――――スカッ―――――――
『え!?』
空振りに終わり、僕も観客席に居た女の子達でさえ驚いただろう
さっきまで眼と鼻の先に居た人間が突如消えたのだ
僕は白式のハイパーセンサーを利用し、どこに居るのか探ろうとすると
「展開しろ、アマノムラクモ」
「え?」
何時の間に僕の背後に蒼月が立っており、僕の周りに数本の剣が浮かんでいる
そして振り向いた刹那
―――――ザンッ!!!!!―――――
今まさに切られた様な感覚襲われ、僕は白式のシールドエネルギー確認すると何時の間に100くらい減っていた
僕は警戒すべく零落白夜を閉じて剣を構えるが・・・・・・
――――――ザンッ!!バキンッ!!―――――――
後方と左の方から攻撃を喰らう
そして何時の間にか一部の装甲が砕かれていた
どこに居るんだ!?
僕は蒼月を探したが蒼月はどこにもいない
その時だった
――――――ガコンッ!!―――――――
「がっ!?」
何かに蹴り飛ばされ様な感覚に襲われ、僕は中に飛ばされる
そしてその瞬間にさっきまで大剣だったはずの剣が、何時の間に片手で持てる様な剣を持って蒼月が現れた
「超究武神破斬」
「ガァアアアアアアアアア!?」
――――――――――ザンッ、ザンッ、バキンッ、ズドンォォオオオオオッ!!!―――――――
いくつのモノ斬撃が僕に襲い掛かり、僕はそのまま地面に叩きつけられた
『白式シールドエネルギー 0』
画面にはそう表示され、僕はそのまま意識を失うのであった
今の勝負は、キッチリ5秒たっており、幻想郷メンバー+箒以外は皆唖然としていたのであった
――――――――――――――――
あとがき
戦闘描写がクソで、短かくてすいません
努力はしたんですけど、やっぱり戦闘描写は難しいです
これからもがんばっていきたいと思います