小説『One Piece ~カイの冒険~』
作者:にょにょにょ0812()

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さて…

「どうしてこうなった?」

俺は白ひげと無人島で向き合っている

白ひげは思い切り戦闘体制だ

俺はぼんやりとこうなった時のことを思い出していた



ココヤシ村を離れてテキトーに漂流していると

「ヤベ…大嵐だ」

バカみたいな雨と風が船に襲いかかってきていた

「まー海に放られたぐらいじゃ死なないしほっとこ」

俺は無視を決め込んで寝た

「ん…よく寝た」

「目が覚めたかよい」

「よい?」

も…もしかして、その特徴的な語尾は!

「俺は不死鳥のマルコ、ここは白ひげの船だよい」

やらかした、こいつらとは会う気なかったのに

「助けてくれてありがとさん、俺はカイだ。んじゃとりあえず助けてくれた白ひげ船長に会いたいんだが」

「お〜!もう動けるのかよい!ついてくるよい」



「オヤジ!さっき助けたやつが会いたいらしいよい」

「グラララ…わかった」

「あんたが白ひげか…俺はカイだ、助けてくれてありがとな」

「グラララ!それは助けたやつに直接言いな!」

「そうだな」

ちょっと苦笑

それにしても白ひげか…

めちゃくちゃ威圧感ある!

俺の覇王色じゃあ全力出さないと対抗できねーよ

「グラララ!そういえばカイ」

「なんだ?」

「オメーのあの船…木じゃねーだろ?どうなってんだ?」

!?見た目も手触りも何もかも木に偽装してんのに気づいたのか!?

「さすが白ひげ、すごいな…あの船に気づくとは…」

「グラララ…伊達に長生きはしてねーからな」

「そうか…じゃあ話すがあの船は俺の能力で出来ている」

「?海に浮かべても能力が消えないのかよい?」

マルコが聞いてくる

「ああ、俺の能力は何の実か自分でもわかんないからな……多能力すぎて」

「ほう…それは面白そうだな…」

あの〜白ひげさん?

「カイ!俺の息子に「すまん!それは無理だ」…グラララ!そうか……じゃあ
俺と勝負して負けたら息子になれ」

はい、きたメンドクセー

「まぁいいけどハンデくれよ」

「グラララ!まぁいいぞ」

「じゃあ1時間!1時間俺が倒れなかったら俺の勝ちにしてくれ」

「1時間!?ちょっと自惚れすぎじゃないかよい?」

「大丈夫…大丈夫…」

「グラララ!!!くそ生意気な…」

ヤベー!!!調子こいた!!白ひげめっちゃ黒い笑みこぼしてる!!

「じゃああの無人島でやるか」

「おう!」

まあ頑張るか…


回想オワリ

…さてと

「グラララ…じゃあカイ!行くぞ!」

「しゃあ!いつでもこい!」

そういった瞬間白ひげの手に白い光が集まる

「ふん!」

白ひげが地震を飛ばしてくる

「ATフィールド多重展開!!」

とりあえず10枚展開する

パリン、パリンと割れていく

「!?なんだよい!あれは!」

…アブねー

10枚中8枚が割られた

やっぱり自然エネルギー恐いわ 〜

「!俺の攻撃を一歩も動かずに止められたのははじめてだ……グラララ!!!!おもしれぇ…」

…白ひげの目が頂上戦争の時のような感じのマジモードになった…

「んじゃこっちも行くぞ」

「グラララ!こい!」

とりあえず本気の荷電粒子砲をうつ


その瞬間、白ひげの後ろ一メートルを残して島が消し飛んだ

「しまった…無意識に力を抑えたか…」

俺のこぼした声を聞いたマルコが信じられないような顔をして

「バカな…今のが本気じゃないのかよい…」

「グラララ…これは…勝てねえな…」

え?終わりな感じ?

「どうする?やるか?」

「いや…やめておこう…」

「そっか!なら終わろう!」

ちゃっちゃと終わろう、ぜひ終わろう




「おめえの能力って結局なんなんだ?」

「俺も全部はわからない、まあ多様してるのはこのATフィールドだが」

そう言って白ひげの前で展開する

「この…ATフィールドっつったか?これはなんなんだ?」

「詳しくはわからないけどまあ自由自在なバリアって感じかな?どういう風にでも大きさ、形、量を変えれる」

さらにそう言って大きさを変えたり、剣にしたりする

「じゃああの船もそうなのか?」

「ああ、おもいっきり全力で圧縮すると能力を使わなくとも存在し続けるんだ」

「…もう勝てねえよい」

…白ひげ1番隊隊長をがっかりさせる俺強い(笑)

すると突然

「グラララ!!!!」

どうした!?白ひげ!?

「どうしたんだよい?オヤジ?」

「いやぁ…今までロジャーに負けたこともある、若え時にも他の海賊に何度も負けた……だがこうまで圧倒的に負けたのははじめてだ…」

白ひげ…

「…おい、カイ」

「…なんだ?」

「おめえなら心配ねえだろうが…その力…使い方間違えるなよ?」

「当然だ!俺は必要な時にしか使わんからな!」

「グラララ…そうか…」




「んじゃ白ひげ、俺もう行くよ」

「グラララ…そうか…またいつでもこい…俺たちは歓迎するぜ」

「ああ…またな!白ひげ海賊団!」



「…なあマルコ」

「なんだよい?オヤジ?」

「俺も…まだまだ強くなれるな…」

「オヤジ…」

「グラララ!!よし!今日は新たな俺の誕生を祝して宴だあ!」



…白ひげとの勝負を見ていたのは白ひげ海賊団だけではない

白ひげを含む四皇を監視している海軍の軍艦も遠くからその勝負を見ていた

「…バカな…島を一撃で消し飛ばすだと…」

その軍艦に乗っていた海兵は皆あの力に畏怖した

「あいつは危ない…確実に手を打たねば…白ひげと接触している…海賊で通るはずだ…」


その数週間後、カイは手配される

「俺が何をしたっていうんだあああああ!!!」

海神カイ 7億8千万ベリー

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