小説『One Piece ~カイの冒険~』
作者:にょにょにょ0812()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

sideジャン

「ボク、小さい時から人の心の声が聞こえたんだ…それで心を覗かれたくないからみんな僕を町外れに住まわせてる」

そう、ボクは人の心の声が聞こえる

気づいたらみんなの声が聞こえてた

そのことを隣に住んでるおばさんに話したら、そんなわけないと笑われた

それでおばさんの考えていることを言ったら顔色を変えてバケモノと言われた

6歳の時だった


おばさんの話はあっという間に街に広まり街の人たちは僕を町外れに住まわせた

友達とも口を聞くどころかボクを見るなり石を投げてくる

それもボクはよけれてしまう

さらにバケモノ扱いされた

それ以来ボクは人とあまり関わらずに生きてきた

sideカイ

「んで今に至ると…」

ジャンの家に向かいながら話を聞いた

ジャンは怯えるような目でこっちを見ていた

嫌われるのが怖いのだろう

しかし!

「ふ〜ん…へ〜…そう…」

俺はニヤニヤが止まらなかった

だってこれは当然見聞色の覇気だろう

しかも強めな

こいつを仲間にしなくてどうする!

「どうして笑うの!」

ジャンは怒る

そりゃそうだ

「ジャン、その力俺に本気で使ってみてくれ」

「!?いいの?…怒らないよね?」

「ああ、大丈夫だ!覗けないからな」

「そんなわ…け…」

ジャンの顔が驚きに染まっていく

いたずらが成功した気分だ

「どうして…?」

震える声で聞いてくる

「その力はな?覇気って言うんだ」

「ハキ?」

「そう…覇気だ」

俺は覇気について説明をした

覇気は3種類あってそれはその内の1つだということ、全ての人が持っている力であること

使えるのは一部の人だけということ、そして、この海にはそんな人間がたくさんいて俺も使えるということ

「俺も使えるぜ」

ドヤ顔で言うとジャンはまた泣きながら抱きついてきた

「ボク…ボクはバケモノじゃないんだよね?」

「ああ、そんなこと言うやつらぶっ飛ばしてやる!」




そんなやりとりから2ヶ月後

「さすがにそろそろ行くわ」

こう言うとジャンは泣いた

「あ〜言いにくいんだが…」

ジャンは顔を上げる

「もしよければ…俺の仲間にならないか?」

ジャンの答えは決まっていたようで笑顔で頷いてきた



仲間1人目ゲッツ!

-7-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




フィギュアーツZERO モンキー・D・ルフィ ‐FILM Z 決戦服Ver.‐
新品 \980
中古 \1100
(参考価格:\2310)