小説『漂流のA(ゼロの使い魔二次)』
作者:権兵衛()

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第1章 青き春の章

第10話<苦況>





 “白炎”のメンヌヴィル

 トリステインの下級貴族だったが、『魔法研究所実験小隊』に配属され、約10年前のダングルテールの虐殺を始め、トリステイン王国の様々な裏仕事をこなす。が、そのダングルテールの虐殺時、上官のコルベールに杖を向け、返り討ちにされて失明する。小隊を抜けてからも、相変わらず殺し合いの渦中に身を起き続け、コルベールとの再戦を心待ちにしている。

 (今は、そんな情報はどうでもいい……系統は火で、確かクラスは……トライアングルだったっけか?)

 アクセルは舌打ちした。

 (“こういうの”は、まだ求めてないんだよ! 早すぎる! 俺の人生の“この位置”にいていいボスキャラじゃねぇ!)

 せめて、自分もトライアングルまで成長していれば……。

 いや、メンヌヴィルの恐ろしさは、魔法の実力だけではない。あのメイスのような杖は、それだけで十分すぎるほどの凶器。あの巨躯によって生み出される暴力は、単純な蹴りだけでも、アクセルの身体など吹き飛ばせるほどの威力がある。

 そして何よりも恐ろしいのは、光を失ったが故に身につけた、熱を探知するという異能。暗闇の倉庫で、誰よりも自由に動き回れたのも、その能力があってこそ。

 はっきりと、自信を持って断言できる。
 メンヌヴィルは、前世を含めても、自分の経験の中で最強の敵だと。

 背後で煌々と燃え盛る赤は、周囲を地獄のような色に彩っていた。そしてアクセルにとって、この事態は地獄にも等しい。

 「さぁ……俺を、楽しませてくれ」

 メンヌヴィルはアクセルに杖を向ける。

 (それつまり、燃やされてくれってことだろ……)

 バトルジャンキー、パイロマニア、焦げ臭フェチ……メンヌヴィルを表現するとしたら、それらの言葉が全て当てはまる。全て、アクセルにとっては鬼門に当たる個性だ。

 (落ち着け。正に、“こういう状況”を考えて来たんだろ?)

 指を杖にしたのは、何のためだ?
 格闘術を磨いてきたのは、何のためだ?

 全てはそう、“こういう状況”でも生き残るため。

 (……けど、まだ、圧倒的にレベルが足りないんだよなぁ)

 杖を奪われても魔法が使えるというアドバンテージは、はっきり言って、魔法の実力が上の相手には通用しない。格下なら杖を奪おうとするかも知れないが、メンヌヴィルは、そんなことをせずともアクセルに十分勝てる。というか殺せる。

 「あの……人違いでは?」

 一縷の望みを託して、知らんふりをしてみた。いくら何でも、あの黒髪の幼女とこの若草髪の少年が同一人物だとは……。

 「くく、怖い怖い。あの倉庫での化け方も、なかなかのものだったぞ」

 そう言えばメンヌヴィルは、外見ではなく、その人物の熱によって人間を識別する。アクセルの優位性を、悉く無に帰してくれる天敵だ。

 しかしいくら何でも、執政庁の敷地内でこれほどの火事が起これば、誰かが気付く。

 (そうだ、思わず戦う方向で考えちゃったけど……ぶっちゃけ、付き合う必要は無いんだよな)

 相手は大人のトライアングルメイジ、こちらは子どものラインメイジ。例え逃げ出したとしても、誰が咎めるというのか。幼気な子どもを、殺し合いに付き合わせようとするメンヌヴィルが悪い。

 「……自己紹介くらい、してくれていいんじゃないかな?」

 杖で軽く肩を叩きながら、アクセルは溜息をつく。こんな怪物を相手になどしていられないので、さっさと逃げることにしたのだが、その素振りを見せる訳にはいかなかった。

 「ああ、そうだったな。非礼を詫びよう」

 メンヌヴィルは杖を持ったまま、右腕を腹の前に横たえ、そっと、ダンスを申し込む時のようにお辞儀をする。
 流石に下級とはいえ、貴族だっただけのことはあり、その仕草に何ら不自然な部分は見受けられなかった。

 「俺はメンヌヴィル。“白炎”のメンヌヴィルだ」

 勿論知っている。
 アクセルは努めて平然とした動きで、同じようにお辞儀を返した。

 「アクセル・ベルトラン・ド・ラヴィス。済まないね、二つ名は未だ考えていないんだ」

 この場合、本名を名乗らねば不自然だろう。
 永遠に逃げ切れる筈もない。が、とにかくこの、一人で立ち向かうという状況がまずい。初代ドラクエじゃあるまいし。
 何とかこの場を逃げ切り、メンヌヴィルを大勢でボコる。それがベストだ。

 最悪の場合は、コルベールの居所をバラしてやればいい。彼には可哀想だが、どうせ十年後には、己の過去と向き合わなければならない時が来るのだ。十年後に勝てるのなら、今だってきっと勝ってくれるだろう。
 まぁその場合はメンヌヴィルに、何故魔法実験小隊のことを知っているのか、と追求されるだろうが。

 自分が今、こうやって狙われている理由は……。

 アクセルは首を捻る。自分は一体、何故、メンヌヴィルに襲われなければならないのか。本当に、ただ単に、メンヌヴィルの興味を引いてしまったからなのか。

 「ひょっとして、彼の敵討ちかい?」

 アクセルは杖の先を、倒れ伏すラファランの背に向けた。
 一瞬キョトンとしたメンヌヴィルは、やがて苦笑いしながら首を振る。

 「いやいや、違うさ。そいつは俺の舎弟のようなものだが、それはただの成り行きだ。放っておいていいぞ。面倒だからな」
 「そうか、なら、戦う理由もないし……寝かせてもらうよ。生憎と、育ち盛りなんでね」
 「つれない事を言わないでくれ。求め合う二人が、月夜の晩に奇しくも邂逅を果たした……それなのに、はいサヨナラ、という法もないだろう?」
 「申し訳ないけど、僕はこれっぽっちも、それこそトカゲの爪垢ほども求めてはいないんでね。そうだな……王都にでも行けばいいんじゃないか? ダンスの相手には事欠かないだろう」

 確実に逃げ切る手立てが無い以上、メンヌヴィルの方から興味を無くしてくれるのが一番良い。

 (興味を失え、とまでは言わないけど、もうちょっと先に延ばしてくれないかなぁ。ヒソカだって、青い果実を見逃すくらいの自制心はあるってのに)

 アクセルはちらりと火炎の壁を振り返り、それに沿って歩き出した。メンヌヴィルも一定の距離を保ったまま、少年と平行に歩き出す。

 (助けてー!っと大声で叫んでも、無駄だろうな。兵隊も出払ってるし、今屋敷に残ってる人間なら皆殺しに出来る、そう思ってるんだろう。そして事実、こいつなら出来るだろう。トライアングルとはいえ、スクウェアにだって勝てそうだもんなぁ)

 急いで、ではない。今晩のメニューを考えながら陳列棚の前を通る主婦のように、求める元ネタの同人誌を漁るオタクのように。

 「……傭兵ギルド襲撃の一件は、聞いているか?」

 突然、メンヌヴィルはそう聞いてきた。アクセルは相変わらず、カタツムリのように進みながら、肯定の返事を返す。

 「実行犯は、俺と、そこのラファランだ」
 「理由は何だい? いや、そもそも、理由はあるのかい?」
 「全て、お前の為だ」

 アクセルの髪が、僅かに揺らいだ。

 「ゼルナの街を最後に、消息を絶つ傭兵の数が多くてね。しかも、その中にはメイジも含まれているというのだ。ギルドはこう考えた、ゼルナには何かがある……と。しかも、そこのラファランが、主に黒髪の少女についてあること無いこと騒いだのでね、ついに調査が入ることになった。それをさせるのは、俺にとって好ましくなかった。今のギルドを潰し、新しいギルドを牛耳ろう……と、ラファランを唆すのは簡単だったよ」
 「つまり……余計な詮索が行われる前に、傭兵ギルドをぶっ潰した、そういうことかい?」
 「ああ」
 「僕が、迷惑するだろうから?」
 「その通りだ」

 メンヌヴィルのメイスが、双月の光を受けて煌めく。その煌めきはいっそ、蠱惑的ですらあった。

 もう、猶予の時間は無くなった……そう判断し、アクセルは立ち止まる。そして首を回し、それに身体を追従させ、メンヌヴィルを真正面に見据えた。
 メンヌヴィルも、元より準備は出来ている。相変わらず無駄に白い歯を見せたまま、楽しげに笑っていた。

 「さぁ、俺にここまで口説かせたんだ……。恥をかかせてくれるなよ?」

 (やるだけやって、隙を見てトンズラ。これしかないか)

 アクセルは軽く息を吐くと、杖を振りつつ、走り出した。

 「『エア・カッター』!」

 風の刃を放つと、腰を落とし、その後方に隠れるようにして走る。

 「ウル・カーノ!」

 メンヌヴィルはアクセルに杖を向け、発火のスペルを唱える。杖の先の孔に火の粉がまとわりついたかと思うと、火炎の奔流が放たれた。

 刃は奔流を通り抜け、奔流もまた、二つに切り裂かれながらも勢いを弱めない。

 互いに右側に避けた二人の脇を、それぞれの攻撃が掠めていった。

 熱を探知する……その特性について、アクセルは考えてみた。

 大抵の蛇は、舌を頻繁に出し入れすることで匂いの粒子を付着させ、それによって獲物を感じ取る。そして一部の蛇にはピット器官というものがあり、動物の体温……というか赤外線を探知することが出来る。その仕組みを応用して発明されたのが、サーモグラフィ。
 いくら何でも、メンヌヴィルの身体にピット器官が生まれるわけはない。彼は確か、熱を肌で感じ取ると言っていた。風のメイジが聴力を強化されるように、火のメイジも熱に敏感になると言う。そう、考えてみれば、理屈は通っている。昔、よりよい香水を開発させるために、奴隷の目を潰して嗅覚を上げたと言う話もあったが、それと同じなのだ。

 視覚を奪われたメンヌヴィルは、肌で温度を感じ取ることが出来るようになった。

 (そうだ。別にその点については、化け物ってわけじゃない。火メイジの元々の特性が、強化された……それだけのこと)

 赤外線は、絶対零度を除く全ての物質から放出されている。それを感じ取れるということは、結局、盲目というハンデなど無いも同然となる。

 (いや待て、流石にそれだとお手上げだ。いくら何でも、そこまで精度が高い筈がない。だとしても……肌で感じ取っている、ということはつまり、死角がないってことだ。視覚が無い、故に死角も無し。……バカか俺は、落ち着け)

 一度に行使できる精神力は、メンヌヴィルの方が文字通り一つ上。
 精神力の容量も、同じく。

 ただ、普通は休まないと回復しない筈の精神力が、アクセルの場合は立ち止まっていれば回復する。そのアドバンテージは幸いかも知れない。

 (つまり、メンヌヴィルの感覚を欺くには、サーモグラフィを欺く方法を考えればいいわけか。……MGSのステルス迷彩しか思い浮かばないな。風魔法を極めたら出来そうな気もするけど、とにかく今は無理)

 「ふんっ!」
 「イル・ウィンデ『ストーム』」

 メンヌヴィルほどの使い手なら、火炎放射くらい無詠唱で出来る。彼にとっては軽い感じで放たれた炎は、それでも無視できない威力が込められており、アクセルは竜巻を起こして散らした。熱が肌を焦がし、痛い。

 (待て……メンヌヴィルの特性なんて、普通は思い至らないぞ。俺は原作を知っているからだろ。つまりメンヌヴィルは、未だ俺が、目が見えないことを気付いていない訳で)

 アクセルは右手の杖を振るい、詠唱を開始する。反対側の左手は胸に当て、指を動かして密かに寝間着のボタンを外していった。

 幸い、メンヌヴィルは楽しむための戦いを求めている。一気に勝負を決しようとはしない筈だ。

 (と言うか、本気で殺しに来られてたらとっくにお陀仏だった。……これに勝つコルベール先生、マジパネェっす……って感じだ)

 アクセルは全てのボタンを外し終えると、再びメンヌヴィルに向かって突進する。相変わらず凶悪な笑みで顔を歪ませるメンヌヴィルは、その場を動かず、じっと待ち構えた。

 「ラナ・デル・ウィンデ!」

 アクセルの詠唱は、エア・ハンマー。
 それを聞いたメンヌヴィルは、杖の先に火炎を纏わせる。

 「ウル・カーノ……『フレイム・ボール』!」
 「『エア・ハンマー』!」

 しかし、風の槌が放たれたのは、メンヌヴィルの攻撃に対してではない。彼が火球を放った直後、アクセルは杖を地面に向けた。風の暴発により、アクセルの小柄な身体が舞い上がる。

 (上空からか!)

 メンヌヴィルは心を躍らせた。
 確かに大柄なメンヌヴィルは、対人戦に於いて、自分より高い位置から攻撃を受ける経験は少ない。それに目を付け、上空から攻撃を仕掛けようとしたのなら、大した子どもだ……そう、彼は考えた。
 だが、それはメンヌヴィルが視覚に頼っていた場合の話だ。肌で熱を感じ取る彼にとって、視界は全方位と言っていい。

 「燃えろォ!」

 メンヌヴィルは吼え、斜め上空へと杖を向け……はっとした。

 熱源が、二つに分かれている。どちらを追うべきか、その判断が遅れ、放たれた火炎は結局、二つの熱源の間を擦り抜けた。
 メンヌヴィルの鼻腔に届くのは、肉が焦げる匂い、そして羊毛が焦げる匂い。

 片方はアクセル、もう片方は、体温の移った寝間着だった。

 「何と……!」

 子どもの発想ではない。立て続けに二度、メンヌヴィルは驚かされることになったが、彼は寧ろ感心していた。

 「ラナ・デル・ウィンデ……」

 メンヌヴィルの頭上を飛び越えたアクセルは、再び『エア・ハンマー』の詠唱に入る。
 しかしそこも、メンヌヴィルの射程範囲。

 「ふんっ!」

 振り向きつつ杖を向け、アクセルへと火炎を放つ。今度は、外れはしなかった。

 「ぅあああっ!」

 少年の、悲痛な叫び声が耳に届き、肉が焦げる匂いが鼻腔を満たす。
 笑い声を上げるメンヌヴィルの足下で、アクセルは転がって火を揉み消した。

 (ようやく……してくれたな、油断を)

 アクセルは、エア・ハンマーを放つつもりは無かった。ただ、形だけ詠唱してみせただけだ。彼が本当に使いたかったのは、物体を操作するコモンスペル『念力』。

 「……!!?」

 メンヌヴィルの顔に、脱ぎ捨てられた寝間着がまとわりつく。アクセルは寝ころんだまま、右手の杖と、左手の人差し指を向けた。

 『錬金』、そして『発火』。

 錬金術で寝間着の汗を油に変え、それに火を付ける。

 「がぁぁああぁ!?」

 今度は、メンヌヴィルが絶叫した。地面に倒れ、転げ回り、寝間着を掻きむしるようにして引きちぎる。
 顔面を襲う火炎は、やはり、多少のトラウマだったらしい。それでも杖を手放さないメンヌヴィルに、失望と驚嘆を覚えつつ、アクセルは杖を構える。

 「っはぁっ、っはぁっ、っはぁっ!?」

 ようやく寝間着の呪縛から解放され、メンヌヴィルは地面に両手をつき、荒い呼吸を繰り返していた。
 今のアクセルには、止めを刺すような決定打が無い。このまま逃げたとしても追いつかれると判断し、可能な限りの精神力の回復に努めた。

 「「…………!!」」

 遠くから、人々の怒声が聞こえてくる。

 (ようやく……応援が……)

 アクセルはメンヌヴィルを警戒したまま、そっと溜息をつく。
 メンヌヴィルが作り出した火炎の障壁は、いつの間にか、花壇の花々にも燃え移っていた。火事になった庭園に誰かが気付き、騒ぎ出してくれたのだろう。

 「さて……どうする、メンヌヴィル君。口喧しい親たちに見つかってしまった。二人の逢瀬も、ここまでかな?」

 口調だけは努めて余裕ぶり、アクセルはそう言った。
 メンヌヴィルなら、全てを燃やし尽くしそうな気もするが、そこまで自棄になる男ではない、と信じたい。彼にも、自分の両目から光を奪った男と再会するという、人生の目的が存在するのだ。逃げられるのなら、逃げる道を選ぶ筈だ。

 「……くくく」

 やがて、メンヌヴィルは立ち上がった。
 トラウマを掘り起こし、精神を揺さぶることは出来たらしいが、ダメージはそれほど大きくはない。

 (やっぱり……まだ、圧倒的にパワーが足りないな)

 精々、焦げ跡を残しただけ……といった所か。アクセルは腕を組み、軽く杖を動かして首筋を叩いた。

 メンヌヴィルは満面の笑みをアクセルに向け、立ち上がる。

 「何を言う、これからだ……。運命の相手を逃すくらいなら、誰も出会いなど求めはしない」

 (だから……お前の運命の相手は、コルベールだろうに)

 消火活動は始まっているだろうが、この場所まで救助が来るには、まだ相当時間がかかりそうだ。

 「そうか、なら仕方がない。死ぬまで踊れ」

 勿論、殺し合いに最後まで付き合うつもりはない。これ以上痛めつけることは出来ないだろうが、何とか防御に徹して、火勢が弱まった時を見計らって逃げる。
 大まかな予定を立てると、アクセルは杖を振り上げた。

 その直後、襲いかかってきたフレイム・ボールに、彼の身体は弾き飛ばされた。

 (……え?)

 裸の背中に感じる、熱さと痛み。予想外の方向からの攻撃に脳が働かず、アクセルは傍らの石灯籠に額をぶつけると、地面に落下した。

 (……そうか……実戦だもんな。こういうことも……あるか……)

 朦朧とした意識の中、視界の端に、こちらに杖を向けるラファランが見える。

 (あー、くそっ。こんな事なら、さっさと殺しておくべきだったなぁ……)

 何かに引きずられるようにして、意識が遠のいていくのを感じた。

 「なぁ、メンヌヴィル……助けてくれないか?」

 そんな、馬鹿馬鹿しい言葉が飛び出した。

 意識を失うのは、死と似ていた。いや、このまま意識を失えば、それこそ死んでしまうかも知れない。
 ある種、快感なのだ。それはとても魅力的で、楽園へと導かれる光の中にいるようで。

 自分から手放したのか、それともついに“その時”が来たのか……アクセルは眠るように停止した。


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ゼロの使い魔F Vol.4 [Blu-ray]
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