小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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53 絶対団子黙示録

10:50 にの6

森の中を僕は走る、はの4の銃の店からは必要な物は大方持ち出した
残りの銃には全て細工をして暴発するようにしておいた
あとは交通の要所である4つの駅全てに細工をして事故が起こる様にすれば!!

抹茶「よう、腰抜けの僕女、久しぶりだな」
みたらし「・・・しまった、君が居るんだったな」

僕は声のする方に振り返る

抹茶「凄い量の銃だな」
みたらし「ここに来る前に銃の店でね」
抹茶「・・・という事はお前の性分から行って店にある
銃とかは全て細工してあるな?」
みたらし「まぁね」
抹茶「マジかよ〜、俺こいつ(催眠ガス弾発射用銃)の弾
探しに店に向かうつもりだったのに」
みたらし「ああ、それなら問題無いよ
あの店に在ったのはせいぜいショットガンが限度
自動小銃とかは置いてなかったんだよ、無論それの弾も」
抹茶「じゃあこの銃意味無いじゃん」
みたらし「心配無いよ、ロアは宝探しが好きでね
きっと何所かに隠してあると思うよ?」
抹茶「さすがは恋人、旦那の事は何でもお見通しか」
みたらし「・・・・・」
抹茶「さて、みたらし俺の性格は知っているよな?」
みたらし「勿論さ!!きちんと相手してあげるよ!!」

僕は『世界の果て』で抹茶に向かって攻撃した抹茶は飛び上がり避ける

みたらし「甘い!!」

僕は店から持ち出した銃を構え、空中に飛んだ抹茶を・・・

抹茶「・・・撃たないのか?」

地面に着地する抹茶

みたらし「・・・君って見た目と違ってに細かい事するよね」

僕は持っている銃を捨てた

抹茶「気付いたか」
みたらし「ああ、僕が君を攻撃した時に『森羅万象』で
僕の銃の銃口に木の葉を詰めて暴発狙いか」
抹茶「良くそんな微量な重量の増加が分かったな」
みたらし「・・・ああ、お前達と袂を分かってから
色々と鍛えていたからな」
抹茶「・・・馬鹿が」
みたらし「何!?」
抹茶「お前が鍛えてる間に俺が何もしてないとでも?」
みたらし「な・・・」
抹茶「見せてやる『逆ピラミッド』!!」
みたらし「『逆ピラミッド』!?」

『逆ピラミッド』、抹茶の最強技で木の葉をドリル状に圧縮
その後超高速回転させ相手に向けて落下させる大技・・・
だが!!

みたらし「おかしくなったの!?そんな隙の大きい技を使うなんて!!」
抹茶「馬鹿が!!」

ギュン!!

みたらし「危なっ!!」
抹茶「避けたか」

昔と比べて技の出が速過ぎる!!馬鹿な!?だが前よりも威力が小さい!!

みたらし「その程度なら『世界の果て』で!!」
抹茶「じゃあ全部打ち落としてみろよ」
みたらし「・・・全部?」
抹茶「ああ全て打ち落とせるか?」
みたらし「・・・何だとっ!!?」

抹茶の頭上に大量の小型の『逆ピラミッド』が構築されている

みたらし「・・・嘘・・・」
抹茶「打ち落とせる物なら打ち落としてみろ」

ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!
ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!
ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!ギュン!!

みたらし「うおおおおおおお!!!!!!!!!」

大量の『逆ピラミッド』を僕は捌いた、全て捌ききったがかなりの疲労だ

抹茶「・・・やるな、だがこれで終わりではない、『屋外牢獄』!!」
みたらし「何!?」

打ち落とした『逆ピラミッド』が棒状になって周りを取り囲んだ!?
こんな技見たこと無い!!小型で同時に高速で作れる『逆ピラミッド』
更に牢屋を作る『屋外牢獄』!!抜かりは無いという事か!!

みたらし「くっ・・・ん?上ががら空きじゃないか!!」
抹茶「ああ、それはこうする為だ」

そう言って私の頭上に木の葉が集まって来ている!!
避けられない状況を作って巨大な『逆ピラミッド』で止めのつもりか!!
そうは行くか!!構築する前に『世界の果て』で!!

ヒュ!!ヒュ!!カンッ!!

クナイ!?他にも武器を持っていたのか・・・打ち落としたがこれでは・・・
鉄格子状にしたのは隙間から攻撃する為か!!・・・いやならば!!



馬鹿が、木の葉を操る俺に森で戦いを挑むとは・・・
トラが海で鮫に戦いを挑むような物だ、愚かな・・・
『屋外牢獄』に閉じ込めた後は逃げられない様にクナイを投げつつ
上から『逆ピラミッド』で攻撃するだけで良い・・・つまらんな
こんな事ならさっきの病院の連中の所に行くって言えば良かったか?

ヒュ!!

何か投げてきたな・・・まあ良いクナイを投げて打ち落とすか

ヒュ!!バンッ!!

抹茶「なっ!!?」

銃声!?投げたのは銃の弾倉か!!クナイを投げた事で弾が炸裂した!!
しまった避けきれない!!

抹茶「ぐわぁ!!」

胸に被弾した!!

ブォン!!

不味い!!今ので集中が切れて能力が解けた!!

抹茶「しまっ」
みたらし「今だ!!『世界の果て』!!」
抹茶「ガッ!!」

右肩に世界の果ての串が刺さった!!

みたらし「ここは退かせて貰う!!」
抹茶「まっ!!糞っ!!」

能力を使いたくても激痛で集中できない!!
みたらし風情にここまで不覚をとるとは!!
服の内側に大量に木の葉を仕込んでおいて正解だったな
仕込んでなかったら今頃は・・・
っ!!衝撃全ては吸収できなかったか!!あばらにひび入った!!
・・・串が消えたか・・・どうやらみたらしは自分の能力の有効範囲の外まで逃げたか
今度会ったら問答無用で『天照』食らわしてやる・・・

残り53名

アイスクリーム(抹茶)
状態:あばら骨にひび、右肩に損傷
道具:支給品一式×2
武器:催眠ガス弾発射用銃、クナイ20本
能力:森羅万象
効果:木の葉を自由自在に操る
思考
1.このゲームを楽しむ
2.催眠ガス弾発射用銃で使える弾を探す
3.みたらし、次会ったら殺す

みたらし団子
状態:疲労
道具:支給品一式
武器:粒餡
能力:世界の果て
効果:伸縮自在の串を作る
思考
1.この戦いに勝利しロアを止める
2.皆殺し
3.駅に向かい線路に細工をする

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