小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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05 お菓子のクズ

私はポップコーン(塩)、目の前で死んでいるのはポテトチップ(コンソメ)
おっと私はやって無い、やったのはあのクズヤローだ
少し時間を遡って説明させてくれ

0:40

私は深い森の中に飛ばされた運が良かったのはそこが森の外れだった事
あっさりと(そう私の塩味の様に)出られた私は川が見えた、ん?川?

ポップコーン「川なんかあったか?」

支給品の武器のパソコンを開き無線でアットノベルスに接続し確認をした
・・・書き忘れか、まぁ奴も人間だ、これ位は許してやろう
ん?待てよ、わざわざ書き足したって事はこの川は重要って事か?

「ぎゃあああああああ!!!」

突然の叫び声、私はとりあえず向かう事にした

ポップコーン「・・・なるほどねぇ」

そこに居たのはポテトチップの色違い恐らくコンソメ味か?
そしてびしょ濡れの鞄だった

ポテトチップ「よぉ」
ポップコーン「落としたな」
ポテトチップ「何の話だ?」
ポップコーン「川に誰かを落としただろ?」
ポテトチップ「何故分かった?」
ポップコーン「川岸に濡れていない鞄が置いてある、恐らくそれが餌だ
そしてお前は後ろから突き落とす、相手は川に落ちる
人なら濡れた所で問題無いが私達は菓子だ、濡れた菓子なんて食う奴はいない
まぁMr.後困るはビスケットを濡らしてから食うらしいが」
ポテトチップ「70点だな正確には川に引きずり込んだのが正解」
ポップコーン「引きずり込んだ?お前も濡れるだろ?」
ポテトチップ「俺の引き当てた武器は耐水ジェル、塗れば塗れなくなる
勿論、人体に無害で無味だから菓子としての価値は変わらない」
ポップコーン「で、誰を落としたんだ?」
ポテトチップ「んー、チビだったからマシュマロ・・・かな?」
ポップコーン「私と組まないか?」
ポテトチップ「いいね、それ」
ポップコーン「ああ、よろしく」

かくして私はこいつと組んだ、塩味に比べるとコンソメのこいつは
身体能力は低いと見た、実際にマシュマロの武器である
モーニングスターをまともに使えず私に譲った、そしてすぐに奴が来た

「恨みは無いが消えて貰おう・・・」

玉の様な美しい肌に銀色の髪を靡かせその女はやって来た

ポップコーン「コンソメ・・・」
ポテトチップ「ポテトチップと呼べ」

あいつの獲物は三又の槍、奴は素早く動けるかもしれないが
私の獲物は隙が大きすぎる、一撃で決めなければヤバい
そう思っていた刹那

「やあぁぁぁぁぁ!!!」

奴はその声と共に突進してきた、私達は何とか避けた
さて、こいつはどう対処すべきか考えていた私の耳にとんでもない音が聞こえた

ばっしゃぁぁん

・・・アレ?水音?何で?コンソメが飛び込んだ?いやコンソメは隣・・・
じゃあ何で?え?え?まさか・・・

ポテトチップ「あいつ、川に勢い余って落ちちまったようだな!!」

マジで?えー?あの人かなり強そうだったけどなんという間抜けっぷり
逆にこれって罠じゃない?と思った

ポテトチップ「じゃあ、あいつの武器回収してくるなー」
ポップコーン「ちょっ」

ばしゃん

私の忠告を無視してあいつは入って行った

ぐちゃり

何かが突き刺さる音がした
そして冒頭に戻る

ポップコーン「何でお前は濡れても平気なんだ?」
「私が葛饅頭だから・・・」

そうか名前までクズか、この屑野郎!
ヤバいなこいつは、私はモーニングスターに手を伸ばし

ポップコーン「へぇ、じゃあ・・・」

握りしめそして!!

ポップコーン「これでも喰らえ!!」

思いきりぶん投げた!!だが私の腕力では奴に届かなかった
だが隙が出来た、逃げる隙がな!私は全速力で走った
元来た森に向かって全力疾走で、幸い奴は追ってこなかった

10分後
1:00

さて・・・だいぶ走ったしいったん休憩して思考をまとめよう
とりあえずパソコンでアットノベルスに接続し今まで投稿された
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・・・アンパンと桜餅はバトルに乗っていない、こいつらと組むか
ポテチ(塩)はステルスマーダー、バニラアイスはコーヒーフロートに進化
とりあえず読者になりすましてポップコーンを殺さないで下さいってコメントするか
・・・・・これで良しっと、さて次はこのパソコンで

ブツン

・・・アレ?何で切れるのかな〜?パソコンくうぅん?
あぁぁバッテリー切れだ、どっかで充電しないと・・・
あれ?コンセントが無い?・・・まさか登場人物の分際でコメントしたから
そのペナルティ?そんなぁMr.後困る酷いよ〜
・・・・・これで私の優勝は無理だな・・・降りようか・・・
とりあえず仲間を集めなければな・・・
仲間を集めれば葛饅頭も倒せるし、乗る乗らないに関わらず
仲間が居なければ優勝もできないしゲームを潰す事もできん
とりあえず森から出よう・・・ってどこが出口だ?
・・・不運な事に私は森の奥深くに迷い込んだらしい・・・

ポップコーン「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
「うわぁ!?」
ポップコーン「!?」

しまった、今の声で誰か来たか・・・誰だ?子供の様な声だったが・・・

「こ、殺さないで・・・」

見た目も子供だな

ポップコーン「安心しろ、私は丸腰だ」
「う、うう」
ポップコーン「泣くな、ところでお前は何だ?」
「ま、マシュマロ・・・」

・・・コンソメめ、マシュマロと何かを勘違いしてたな
確かにこいつは白いしチビだからマシュマロは確実だな
じゃあ、コンソメは誰を殺したんだ?
アットノベルスに接続できたら一発で分かるのに〜

ポテトチップ(コンソメ) 脱落
スフレ 脱落

残り78名


ほの6に居る二人
ポップコーン(塩)
状態:疲労
道具:支給品一式
武器:パソコン(コンセントで充電するタイプだがコンセントプラグは別)
アットノベルスに接続して情報を引き出したりコメントして
自分の弁護をして生存率を上げる(?)
思考
1.ゲームに乗るかどうか迷っている
2.とりあえず仲間を集める
3.森から脱出する
4.アンパンと桜餅と組む
5.危険人物(菓子)から逃げる
6.コンソメポテチが殺したのは誰だ?
7.コンセントはどこだぁ〜
※このページの前に起こった出来事を知っています
※コメントでこの話を投稿していないのにポップコーンを生き残らせて下さいと言った
ポップスターの正体はコイツです、無視して下さい、私も無視します

マシュマロ
状態:健康
道具:支給品一式
武器:ホテルの最上階のスイートの鍵
思考
1.死にたくない
2.お姉ちゃん(ポップコーン塩)と行動する

はの6の川に潜んでいる
葛饅頭
状態:健康
道具:支給品一式
武器:三又の槍、モーニングスター
思考
1.皆殺し
2.この川の水は澄んでいる

※ポテトチップ(コンソメ)の耐水ジェルは一人分なのでもうありません

-7-
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