小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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85 足音

15:05 はの7 レストラン

・・・・・っは!!?寝ちまったのか!?
いけねぇ、いけねぇ今何時だ!?・・・3時過ぎか・・・
良かった放送までは間に合ったようですね

月見団子「流石に3回も放送を聞き逃すのは不味いですからねえ」

それにしてもいくら疲れたからと言って客席で寝るのは
ちょっと無用心でしたか、カウンターとかに隠れりゃ良かった
まぁ無事ですから良いとしますか、さてとそれじゃあ出ますか
あっしは外に出ようとドアの前に立った
ん?ドアの向こうから(ガラスのドアなので透けて見えます)
誰か来るなぁ・・・銀色の髪と茶色の肌にサングラス?男か?

バンッ!!

月見団子「ふぎゃ!!」

ドアの向こうから勢い良く入ってきた!?

月見団子「何しやがるんですかい!?」
「そんな事はどうでも良い!!さっさと隠れろ!!」
月見団子「え?うおっ!?」

あっしを引きずってカウンターに隠れる男

月見団子「何ですかい!一体!!」
「これを付けろ」

そう言ってイヤホンみたいな物を手渡す

月見団子「・・・これは?」
「イヤホン型集音機だ、遠くの音が聞こえる」

あっしは集音機をつけた

ダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!

月見団子「!!・・・誰かが走る音?」
「それもかなり大勢の」
月見団子「なるほど・・・このまま行ってたら袋叩きですね・・・
これはどのぐらいの距離ですかい?」
「大体1ブロック周囲の音は聞こえ方角から行って
はの8と7の境界線ぐらいだと思う」
月見団子「・・・結構離れてますね、今の内にもっと奥に隠れますかい?」
「そうするか・・・」

あっし達は奥の厨房に移動した

月見団子「ここならよほど騒がなけりゃあ見つかりませんでしょう」
「そうか・・・そう言えば自己紹介がまだだったな私はキャラメルだ」
月見団子「キャラメルさんですかい、あっしは月見団子と言いやす以後よろしく」
キャラメル「月見団子は何故ここに?」
月見団子「ちょっとヤバそうな奴から逃げて疲れたんで寝てやした」
キャラメル「ヤバそうな奴?そんな奴だ?」
月見団子「薬局を滅茶苦茶にした奴だと思って全力疾走で逃げたんで
どんな奴かは分かりやせんです、でも男なのは確かですよ」
キャラメル「そうか・・・」
月見団子「ところで・・・ちょっと放送の内容教えて頂けやせんか?
寝過してたんでちょっと聞いて無かったんですよ」
キャラメル「寝過していた?良くそんなにリラックス出来るな」
月見団子「自棄になっていた人達に酒を勧められたんで酔って眠ってたんですよ」
キャラメル「酒か・・・すごい余裕だな・・・それじゃあ放送の内容を言っていくぞ」

残り46名

月見団子
状態:健康
道具:支給品一式
武器:リボルバー拳銃、弾丸
思考
1.とりあえずキャラメルから放送の内容を聞く
2.危険はなるべく避ける
3.大勢の足音から隠れる

キャラメル
状態:健康
道具:支給品一式
武器:イヤホン型集音機(ウォークマンの様な形をしており
イヤホンをしていると遠くの音を聞く事が出来る)
思考
1.この戦いを潰す
2.大勢の足音から隠れる
3.月見団子に放送内容を教える

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